某月某日、子どもたちと授業していた時のことです。
たのしい教育研究所には知恵と工夫のゲームはたくさんあります。
その一つが「ソーマ・キューブ」、立体的な図形処理をたのしむゲームです。
大きくするとわかりよくなるかもしれないという予想があったので「巨大ソーマキューブ」を作成しました。
右が普通サイズのソーマ・キューブです。
「学び方コース(小学校6年生)」にテレビゲームがとても得意な子がいて、休憩時間にその話になりました。
しばらくはなしを聞いてあと、
「テレビゲームもたのしいと思うけど、実際に実物で挑戦する立体図形処理もたのしいかもしれないよ!」
と、その子に出来立ての、巨大ソーマキューブを渡しました。
もちろん、初めての人にそう簡単に組み立てられるわけではありません。
すると、それが得意な子が、
「これはこうするといいよ」「こっちはホラこんなかんじで」
という様にアドバイスして一緒に組み立てていました。初めての子は「あ、なるほど」と感心しています。
「学ぶ力」は、必ずしも自分自身で解決する、ということばかりではなく、周りの人達と繋がる力でもあるのだと思います。
そして、周りの人と解決することは、一人で解決することよりも、もっとたのしいことであったり、もっと大きな力を発揮することであったりします。
多くの子の中の一人としてではなく、世界にたった一人のその子を、賢く元気に育てる たのしい教育研究所です!