キャリア教育・グッジョブの活動に本格的に関わっているのですけど、前々から気にしていたデータが偶然手に入りました。
学生の頃「建設業界の事故は多い」という話を先輩たちから聞かされていました。
「死亡事故がどんどん出ているのだけれどマスコミに流れないだけ」という話でした。
不気味な感じと同じく、「いったいどれくらいの数字なのだろう?」と気になっていたのです。
あれから30年くらい経ってやっとはっきりした数字にたどり着きました。
「問題意識」を持っている、持ち続けている、ということは「予想を持ってながめる」ということとセットで、人間の認識にとってもっとも大切なことです。
これから詳しく分析して、授業プランの一つに取り入れる予定ですが、入手したデータを掲げます。
ご覧になる前に予想を立ててみませんか。
50年くらいの長さでみると、建設業界で死亡した人たちの数は、どのように推移しているのでしょうか?
予想
ア.少しずつ増えてきている
イ. 大きく増えてきている
ウ.年による増減はあるけれど全体としてはあまり変化していない
エ.おだやかに減ってきている
オ.大きく減ってきている
まず、「予想をもってながめる」これが賢くなる基本中の基本です。
どうして、そう予想しましたか?
教えてください。
これがその結果を示したグラフです。
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年間2400人くらいの死亡者数が続いたのが、ここ数年は400人台です。
5分の1くらいに大きく減っているのがわかると思います。
わたしの授業プラン「近頃の若者は」では若者の犯罪統計を扱いましたが、安全面からみた、たのしい授業プランができそうで、たのしみです。
出展は、建築士の免許を取るためのテキスト「建築施工」からです。
建築施工 学芸出版 2012年8月20日 第一版4刷
沖縄の、たのしく元気で賢い学力向上、たのしい実力のある先生方の育成、実践型カウンセリング、その他、
たのしく学ぶ方たちを本気で応援する「たのしい教育研究所」です