たのしい教育はアウト・ドアに広がる/〈秋のはじまりの花さんぽ〉の企画

 研究所の活動はインドア(室内)が多いのですけど、仲間はアウト・ドア(室外)の活動が大好きな人たちがいっぱいいます。たのしい教育Cafeも年に何度かアウト・ドアでの活動を組んでいます。来月10月はその日です。
 〈秋のはじまりの花さんぽ〉として10月20日土曜日の実施ですすめています。決定し次第、担当の先生から案内が届きますので、このサイトにも転載します。

 世の中に草花の図鑑は数々あります。
 書店に並ぶ本を手にしても、どれがよいのか判断に困るでしょう。その中で「おきなわ野山の花さんぽ」は、タイトル通り、沖縄の野山を散歩しながら普通に目にする植物たちを厳選した快作で〈たのしい教育研究所〉が自信を持ってお勧めする一作です。
 

 

 著者は安里肇栄さん。
 安里さんは研究所の応援団の一人です。
 これはその安里さんと研究所のいっきゅう先生が一緒に珈琲を呑みながら〈秋の始まりの花さんぽ〉の企画を練っているところです。

  いっきゅう先生も植物の魅力を伝える授業は得意ですから、それと安里さんの知恵が重なることで、とてもたのしい花さんぽの時間になりそうです。

 安里さんの頭の中にある植物分布データベースはたいへんなもので、こちら側の質問に対して「その花なら◯月ごろ◇◇の海岸に行くとありますよ」という様にピンポイントで教えてくれます。
 今回の花さんぽめあての一つは〈どんぐり〉です、ただし実が落ちるのはまだ先で、実がついているところを見ることになると思います。
 これは安里さんが去年の秋の始まりに撮ったアマミアラカシの写真です。


 研究所から比較的近くでどんぐりを見つけられるところ。
 しかもあまりアップダウンのないところ。
 他の植物もいろいろたのしめるところ。
 という様にいくつものフィルターをかけながら、一緒にアイディアを出し合っているところです。

 朝の涼しい時に出かけて午前中で終了の予定です。
 安里さんとのんびり語りながら、いろいろな草花を見る。ドングリの実がついているところを見る、そういう贅沢な時間になります。

 小学生以上なら子どもの参加も可能です。

 興味ある方はぜひこのサイトをチェックしていてください!

 たのしい教育は教師自身がたのしめる教育です。そして子ども達の笑顔と賢さ、保護者のみなさんの元気につながっていきます。毎日たのしい教育の普及に全力投球のRIDE(ライド)です。
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あいたくなっちまったよ/RIDEおすすめ絵本

 今回はおすすめ絵本の紹介です。前に紹介した〈たんけんライト〉もいろいろな方たちから「注文しました」「手に入れます」「借りて来ました」など、うれしい反響が届いています。今回もRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )で最もたくさんの本に囲まれているM先生が〈たのCafe〉で紹介してくれた絵本です。

あいたくなっちまったよ (ポプラ社の絵本)

 たのCafeの参加者からの評価も高く、読み語りの後のジーンとした感動も広がっていました。

 実は私いっきゅうは既に読んだことがあって、想い出に残っている一つでもあります。
 作者は〈きむらゆういち〉さん、名著「いないいないばぁ あそび」の作者です。
 

 「あらしのよるに」もきむらさんの作品です。ただしわたしはそのラストにまだモヤモヤ感があって、わたしの中では完結していない作品です。

 話を〈あいたくなっちまったよ〉に戻しまししょう。

 これはM先生が「この絵本もいいんですよ」と手にして、第三研究所のトトロの前に立って読み語りをしてくれているシーンです。

 みんなの期待感がグッと高まります。

 
 ヤマネコが家に帰る途中に子ネズミを見つけて食べてしまおうとするわずかな時間が作品になっています。

 中身を伝えるとたのしさや感動がそがれてしまいますから、これ以上の説明はなしにしましょう。

   わずか一冊の絵本の中で、たくさんの人たちに感動を伝える作品を生み出してくれる〈作家〉たちがいてくれて、人生は豊かさに満ちています。そして自分が受けたその感動を伝えずにはおれない人たちがいてくれることは幸せなことです。

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )も感動を伝える組織でありたいと思っています。ぜひ手にしてみてください。
 税込1404円 ポプラ社提供です。

あいたくなっちまったよ (ポプラ社の絵本)

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自由研究:ネコとイヌとヒトの足の速さ/ウェルカムCat ア~ルを追いかけて

 ある日、第3研究所でのミニ講座の休憩中「いっきゅう先生、ア~ルが!」という声が聞こえてきました。行ってみると直ぐに状況がわかって、ア~ルをおいかけました。
 講座の参加者にプレゼントされた手作りのカステラがあって、余ったものがいくつかキッチンに置かれていたのですけど、それをくわえて逃げたのです。
 〈ひっ捕らえた〉瞬間の証拠写真。観念しているけれどカステラは離しません。

 ア~ルはいけないことをしてもみんなから可愛いがられている幸せもののネコで、その後の語らいのネタになっています。

 ア~ルを捕まえた時、ネコが広場を本気でダッシュしたらどれくらいの速さか気になりました。
 ヒトより速いのだろうけど、話にならない位はやいのかどうか。また、犬くんたちとどっちが速いのでしょう?

 みなさんはどう思いますか?

予想1
 普通のイエネコの足の速さは時速(   )km くらい。

予想2
 普通のひとの走る速さと比べると、どちらがどの位速い?

予想3

普通の犬くんたちと比べると(   )の方が速い。

 どうしてそう予想しましたか?

調べてみると

 web上の記事で出典などがありませんから〈間違いなくそうだ〉と言い切れる信頼性はありませんが、いくつかの記事によれば、一般に〈ネコは時速50kmくらいで走る〉そうです。

 〈ワンチャンたちは時速40km〉くらい。

 もちろん体の大きさや体力的な違いはあるとはいえ、犬よりネコの方が足が速いといってよい様ですね。

 ただし筋肉のつくりで、ネコの仲間は瞬間的に速いスピードを出すのに適していて、長距離になるとスピードが落ちて犬には勝てないとのこと。

 それに対して人間の足の速さは時速20kmくらい。
 
 この比率でみれば私が40m走る間にア~ルは100mに達しているわけですから、広い場所でア~ルが本気で逃げたら捕まえるのは無理ですね。

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たのしい会議入門-会議は45分という目安!/学校などの会議への提案

 たのしい教育研究所ができた時に、代表としてわたしがまとめた方針が10くらいあります。今でも年に一度はみんなで確認しているのですけど、その中に「一つの会議は45分以内を目標とする」ということばが入っています。

 学校で勤務をしていた頃は教務主任をしていたことも多く、職員会議などの企画運営に携わることがありました。
 学校というのはとにかく〈会議〉が多いのです。
 パッと思い出せるだけでも10本の指を軽く上回ります。
 しかもその殆どの会議が最低でも月に一回は開催されます。

〈学年会〉
〈低中高学年部会〉
〈生徒指導部会〉
〈教育相談部会〉
〈特別支援部会〉
〈校内研修運営委員会〉
〈校内研修低学年部会〉
〈校内研修全体会〉
〈企画委員会〉
〈PTA関係の会議〉
〈大きな行事に伴う運営会議〉
わたしは小中学校にいたことも多かったのですけど、そこでは上の幾つかが〈小学校部会〉〈小中合同会議〉という様に2倍になる会議もありました。
対外的な会議がいくつもあります。
〈○○中学校区生徒指導会議〉
〈警察署主催の情報交換会〉
〈民生委員との情報交換会〉

  校務の主要なポストにいる先生は、市町村の教育委員会での会議、地区を束ねる教育委員会での会議などもあります。

 つまり一週間にいくつもの会議に参加しているというのが普通なのです。

  教師の多忙化を和らげる一つは、この会議ものを減らすことです。

 力のある校長先生や教頭先生がいる時には何度か交渉し、ある学校では、◯◯会議と◯◯会議を一つにするというような事も出来たのですけど、結果としてそれらの会議が目に見えて減少することはありませんでした。
「どれも大切です」ということです。
それも理解できるのですけど、同じものに参加する先生も多く、同じことを話している会議がいくつもありますから、今旬の〈働き方改革〉でなんとか突破できる可能性があると思っています。

 会議の種類が減らないとなったら、次の手は、一つ一つの会議の時間を短くする工夫です。
 学校によっては勤務時間を越して職員会議を続けるということが、ごく普通に行われるところもあってびっくりするのですけど、どうしようもなくてそうなっているのではなく、そこで交わされているのが〈堂々巡りの議論〉であったり〈決まったことがなぜか振り出しに戻される逆転議論〉であったりと、工夫改善できることも多いのです。
 幸い、学校の中で意識していく人たちが増えていくと、議論の時間も短くなっていくのですけど、逆に気になったのが若い先生たちが無言でいることでした。

 RIDEの会議はそういった混沌に入ることはありません。
 そして45分という時間設定は、無言の時間をほとんど作りません。しかも、振り出しに戻す様な議論もなく、ピュアにそのテーマの解決に迫る濃いものになっています。
 かといって、あそびの部分がないわけではありません。笑いあったり、ツッコミを入れたりする場面もいっぱいです。

 これは「来年、教員試験でたくさんの人に合格してもらうには」をテーマに開催したミーティングです。

 いろいろな人たちがいろいろな情報や意見を出し合って、かなり濃い内容で必要十分な成果が得られたと思います。
 しかも時間は正味45分です。

 学校などの会議も〈45分目標〉という実験をしてみたらどうでしょう。
 ただし大きなテーマが二つも三つもあったら無理ですから、その場合には日をずらすとか、前半35分→休憩→後半35分 という様にするとよいかもしれません。

 どうせ変わらないとあきらめるのではなく、少しでも工夫改善できるところがあれば、そこが突破口になることがあります。
 そうやって浮いた時間で、勤務外にやっている様な教材研究ができるといいのにと期待しています。
 やはり〈ゆとり〉というのは大切だからです。
 みなさんの学校などで、うまくいっている事例があれば、ぜひ教えてください。

  この事は学校だけではなく、一般の会社や組織でも可能だと思っているのですけど、どうでしょう。

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