たのしく覚える授業 カルタ取り 国語だけでなく理科や社会や算数、図工、家庭科などでも

 たのしい教育研究所に学びにくる先生たちに「たのしく覚える」をテーマに、「試験に出る人名カルタ」を紹介しました。はじめは遠慮しながらの方達も、しだいにエキサイトしていき、笑い声あがるひとときとなりました。

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 たとえば同じ溶岩が固まるのでも、外に飛び出して固まっていくと、こんなにゴツゴツした美しいとは言えないものになり、地下深くでゆっくり固まっていくと宝石の様になるのだということを「火山岩」「深成岩」という名称と共に感動しながら覚えていくのが一番です。

 しかし、かぎられた授業の時間で「そういってはいられない」という場合には「カルタでたのしく記憶しよう」という方法も有効です。

 カルタ作りは、そう難しくはありませんから、いろいろ工夫してどんどん作るとよいでしょう。「かけざんカルタ」「地図記号カルタ」「漢字カルタ」「虫の名前カルタ」「植物の名前カルタ」いろいろな教材をつくることができると思います。

 30年の教師経験から、カードは何枚がよくて、作る時にはどう工夫すると良いかなど、ノウハウもありますので、「どうやって作って、どうやってたのしんで良いかわからない」という方は、たのしい教育研究所の「授業スーパーバイズ」にお申し込みください。実技指導込みで伝授します。メールマガジンをご購読の方は、近々まとめる予定ですので、たのしみにしていてください。

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図画・工作で絵本をたのしもう/たのしい絵本の紹介

 たのしい図工におすすめの絵本を、秋の講座の一コマでA先生が紹介してくれました。以前この公式サイトに書いた「五味太郎 らくがき絵本」もその一つですが、それ以外にもいろいろな絵本を紹介してくれました。左から「てん」「しもんスタンプでえいてみよう」「クレヨンからのおねがい」「22の色」です。

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 図工の時間に絵本の読み聞かせ・読み語りをすることはあまりないと思います。しかし、どの絵本もおすすめの秀作で、いろいろな方達に手にしてもらいたい作品たちです。きっと学校の図書館にも、このいくつかは見つかると思います。

今回はその中から
「てん」ピーター レイノルズ
(著),
Peter H. Reynolds (原著), 谷川 俊太郎 (翻訳)
を紹介させていただきます。

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 ワシテは絵画の時間、まったく絵を描こうとしません。
 それほど大嫌いなのです。
 全く絵を描かないワシテに担任の先生が伝えたのは、どういう言葉だったか?
 予想していて、手に取るといいと思いますよ。

 絵を描くことに正解とかまちがいとかいうものはないのだということに気づいた主人公ワシテの成長と、ある言葉でそれを伝えた担任の先生の素敵な物語りです。
 この絵本が欲しいという方のために注文先も載せておきます。

こちら⇨ てん

 たのしい教育の分野は図工、読書教育、道徳、どんどん広がって、ますます元気な、たのしい教育研究所です。

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沖縄県 教育事情 教員採用試験に関連しての質問から

 沖縄県 教育事情というテーマでは、いろいろな質問がやってきます。中にはマスコミに類するところからの質問で、批判まじりに「テストの得点は上がっているといいますが、本当に沖縄県の子ども達の学力は高まっていると考えていますか?」という様な質問がくることがあります。たのしい教育%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e3%82%a2%e3%83%95%e3%82%9a%e3%83%aa-%e5%86%99%e7%9c%9f%e3%82%92%e7%b5%b5%e7%94%bb%e3%81%ab研究所は「感動と学ぶことが一体となった教育」を《提唱する組織》です。批判や中傷に類するものは丁寧に避けています。逆に「たのしい教育活動に関わる」ということなら、たとえば沖縄県の教員採用試験に関わることにも、分かる範囲で丁寧に答えさせていただいています。もちろん公的に沖縄県 教育 委員会の提示する内容ですから、必ずそのサイトを案内しています。こちら ⇨ 沖縄県 教育委員会

 さて某日、県外の方から「沖縄県の教師になりたいです」ということで質問が来ました。
 このサイトを見に来てくれる方達はどんどん増えていますが、そのほとんどが「たのしい教育」に興味関心を持ってくれている人たちだと思います。たのしい教育を推進する方達が増え、沖縄県の教育が日本一に育つステップの一つとして、少し詳しく書かせていただきまました。その内容の骨子をここにまとめす。
 もちろんいつもの様に個人情報に関しては伏せています。

質問の要旨は

1.沖縄の小学校の教師を目指しているのですが、沖縄の教員採用試験では県外の人を採用する傾向はあるのでしょうか?

2.合格した場合、慶良間諸島など、離島を希望することはできるのでしょうか?

でした。

以前、2と似た質問で
・沖縄県 教師として採用になると必ず離島に行かなくてはいけないのでしょうか?
という質問が来たこともありました。
 その答えにもなると思います。

 沖縄県の数ある有人離島の約八割を回って授業してきた経験上言わせていただくと、沖縄の離島には(もちろん本島にも)とにかく魅力に満ちた場所に溢れています。
 この写真、左は座間味島で私が中学の頃仲間たちと初めてキャンプに行った記念する処です。右は阿嘉島です。現在は沖縄島から高速船クイーン座間味の直行でほんの50分ほどです。わずかそれくらい移動すると、もう本島ではみることができない美しい島々の姿に触れることができます。沖縄はしみじみと、いい処だと思います。

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 その年で採用条件が異なったり、わたしが小学校の教師として勤務していた時、毎年校長先生から説明を受けていた〈沖縄県 人事異動方針〉がありました。毎年変わるものではありませんが、数年ごとに見直しもあります。もしもそれがweb上で見つかれば、それを一番の拠り所にしたほうがよいと思います。わたしが見た限りでは公開されていませんでした。

 これから書くことは私の記憶によるものですし、年々異なっている可能性もありますから、あくまで「参考」として読んでください。

 教員の採用や人事異動に関わる項目の中に
・本務の教師は同一学校5年勤務を標準として、三年勤務後は希望により移動が可能
・沖縄県公立学校の教師として採用された者は三年後は移動してもらい、その際、離島で勤務することもありうる

という趣旨の説明を受けていました。
 たとえば「来年この学校に初任の先生が来る可能性もありますが、その先生は皆さんの様に5年配属ではなく、3年で他の学校に移動することになります。その際、離島勤務の可能性も多々あります」ということです。

 たのしい教育研究所には、教材が欲しい、という方や、相談がある、スーパーバイズして欲しい、アドバイスをいただきたい、という様に、たくさんの先生方が来所します。その方達から聞いた話によると、かなり特殊な事情がない限り、採用されて3年後は移動しています。ただし需要と供給の関係があり、初任三年後に全員が離島にいく、ということは現状としてありません。離島を希望していたのに行けなかった、という方もいますし、逆の方達もいます。

 また、宮古島や八重山など大きな離島ではじめから採用される初任者もいます。たとえばこれは宮古島で採用された小中学校の初任者の方達の研修記事です。

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 1番目の質問に戻ります。
「沖縄の小学校の教師を目指しているのですが、沖縄の教員採用試験では県外の人を採用する傾向はあるのでしょうか?」

についてです。

 このサイト内にもどこかにも書いたことがありますが、教員の採用は選考によるものとする、と教育公務員特例法に記載されています。

第三条 学長及び部局長の採用(現に当該学長の職以外の職に任命されている者を当該学長の職に任命する場合及び現に当該部局長の職以外の職に任命されている者を当該部局長の職に任命する場合を含む。次項から第四項までにおいて同じ。)並びに教員の採用(現に当該教員の職が置かれる部局に置かれる教員の職以外の職に任命されている者を当該部局に置かれる教員の職に任命する場合を含む。以下この項及び第五項において同じ。)及び昇任(採用に該当するものを除く。同項において同じ。)は、選考によるものとする。

これは「選考以外は認めない」という強い規定です。

 ですから、単に点数による採用ではなく、たとえば地域の自然や文化に優れた者を数名程度採用するという様なことも可能です。
 しかし現状として沖縄県の少なくとも一次試験では「点数の上位から採る」ということですすめられています。つまり県内の人材だから、県外から来ているから、ということでの差は生じません。

 2次試験は「その人材を見極める」わけですから、県外から沖縄を受験した方もそこで、なぜ沖縄を選んだのか、あなたのアピールが届く様に全力をつくせば合格に至るでしょう。

 このサイトには先生を目指す人たち向けの内容もいろいろ書いてあります。サイト内検索の窓に「採用試験」と打ち込んで検索してみるといいと思います。

たとえば⇨こちら
「沖縄県 教育:沖縄県教育委員会作成の「沖縄県の学校の先生になろう」より

いろいろ書きましたが、「参考」としてお読み下さい。

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たのしい教育メールマガジン 最新号から

 たのしい教育メールマガジン最新号の内容を紹介させていただきます。
 メールマガジンは〈0.たのしい教育の今日この頃〉〈1.Let’s Enjoy the たのしい授業〉〈2.Let’s Enjoy the Movie〉〈3.たのしい教育の発想法〉の4本で構成されています。

1.Let’s Enjoy the たのしい授業 は、科学劇の台本をとりあげました。学芸会などで利用できる教材です。

2.Let’s Enjoy the Movie は名作「この世界の片隅に」をとりあげました。メルマガを読んで、すでにいろいろな方達が映画館に足を運んでくれたようです。

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 3.たのしい教育の発想法 は仮説実験授業研究会代表 板倉聖宣(日本科学史学会会長)の「教師が自分の頭で考えて行動する大切さ」という迫力ある内容を文字起こししました。20年前に語った内容ですけど、書き起こしながら、その力強さに圧倒されていました。「教師自身が自分の頭でしっかり考えて、子ども達が学校を嫌いになる様な授業から脱却しなくてはならない」という話です。たくさんの方達に読んでいただきたい内容の一つです。

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