「木の高さ」と「根っこの深さ」自由研究(その2)/たのしい学力向上

 たのしい教育の公式サイトはおかげさまで着実に読者を増やしています。〈子どもの笑顔が好きそうだ〉という方にもこのサイトのことを伝えていただければ幸いです。その読者の方達の中でも特に閲覧の多い記事の一つが
「木の高さ」と「根っこの深さ」
です。今回は、その人気記事とつながっています。ただし興味のある人は、前の記事を読んで後に、前の記事をお読みくださいこちら

 さて、先日、ある教育委員会の会議に呼ばれて帰るとき、同行したスタッフのOさんが「友人とドライブした時に、この脇道でイペー並木をみましたよ」というので、〈タネ〉を採取しようと入ってみました。

 すると偶然〈崖崩れ〉の場所で倒れそうになっている木をみつけました。なかなかこういうタイミングはありません。車を停めて近くで写真を撮ってきました。 この木(樹)の根っこがガケ崩れで露出していました、まずその地上部をみてください。

 写真の真ん中に位置する松の木(樹)です。わたしの推計で、先端まで10mくらいあります。

 さて、根っこの深さはどのくらいでしょう?

 予想してみてください。

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予想

ア.木の高さより根の方が長い(10m以上)
イ.木の高さくらい(約 10m)
ウ.木の高さの半分くらい(約 5m)
エ.木の高さよりけっこう短い(約 1m)
オ.その他。

————

 どうしてそう予想しましたか?

 予想を立てることが決定的に重要です。
 外れていても、当たっていても、間違いなく賢くなることができます。

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 では、みてみましょう。

 これが全体像です。斜めになりつつ、なんとか頑張って立っています。

 根っこの長さに注目してください。

 これがアップの写真です。

 深さ的には〈1mあるかないか〉です。

 かなり近くまで行って手を広げて長さの見当をつけましたから、ほぼ間違いないと思います。

 深さはそれくらいですけど、根を四方八方に伸ばして地面をしばっているのです。木の強さといのうは、深く根をはっているのではなく、浅く広く根を伸ばしているせいです。

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花と親しむシリーズ  コガネノウゼン(イペー)の花/さんぽも楽しい面白い自由研究

 花と親しむシリーズが好評で、幾つものおたよりをいただきました。嬉しく思っています。ところで〈花と親しむ〉というテーマで書いていますけど、わたしは特に植物に詳しいというわけではありません。しかし植物は好きです。そこで以前から〈植物が苦手です〉という先生たち向け、あるいはお父さんたちお母さんたち、それから子ども達向けの〈たのしい植物教材〉をつくりたいと考えていました。このシリーズものちのち〈花に親しむ教材〉としてまとめていく予定です、ご期待下さい。

 さて本題。

   沖縄では、桜が終わった頃、黄色のキレイな花を咲かせる「イペー・イッペー(コガネノウゼン)」の花があります。
 こういう花です。

 イペーは2月終わり頃から3月にかけて開花します。
 たのしい教育研究所の第一研究の近くにもイペーの並木があるというので、今朝の沖縄は雨でしたが、車を走らせました。

 それにしてもイペーというのはおもしろい名前です。和名では〈コガネノウゼン〉ですが、フランスやポルトガルなどでは〈Ipe〉と呼ばれていて、沖縄にこの植物を持って来たブラジル移住の方達も公用語のポルトガル語に準じて〈Ipe=イペー〉と呼んでいたということです。それでイペーという名前も広まったのでしょう。
 ちなみにイギリスでは Golden Trumpet tree(ゴールデン・トランペット・ツリー).と呼ばれていて、個人的にはその名前が好きです。


 車を走らせると、イペー並木が見つかりました。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=まだそれほど花が目立つ状態ではありませんが、傘を片手に歩いてみました。

 ずっと下の方まで歩くと、早めにひな開いたのでしょう、花びらが落ちている樹もありました。
 落ちた花びらを持って帰って研究所で飾りました。
 
 
 一週間くらいはこの彩りを見せてくれるといいなと思っています。紫のイッペーもありました。別な巨木の花が落ちていたのでそれものせてあります。
 桜の花をたのしんだ後は、ゴールデン・トランペット(コガネノウゼン/イペー)をたのしむことができます。ゴールデン・トランペット(コガネノウゼン/イペー)が終わったころは、どういう植物でたのしむことができるのでしょう。
 とてもたのしみです。
 

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たのしい植物入門 ハイビスカスのシベの色の比較/自由研究が本物の研究

 自由研究こそ本物の研究です。自分の興味関心を大切にし、「予想」をたてて「確かめる/実験する」ことで真理を見つけて行くことはたのしくてならないことです。

 さて、前回からのたのしい植物入門「花びらの色など外見が大きく違うハイビスカスがいろいろありますが、その中にあるタネをつくる器官〈シベ〉の色も違っているのだろうか?」という問題について具体的に見ていきましょう。

 みなさんの予想はどうだったでしょうか?
「中のシベも同じ色だろう」でしたか?
それとも「シベの色も違っている」だったのでしょうか?

 わたしの撮った写真をみてください。沖縄でごく普通にみるハイビスカス/アカバナです。
 この突き出ているのがシベです。上に開いている赤い部分がメシベ。その下で突き出ている黄色い部分がオシベです。黄色いものは〈花粉〉です。

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  これは研究所の近くで散歩していた時に撮った黄色いハイビスカスの写真です。色はどうでしょうか?

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〈シベ〉の部分を大きくしてみましょう。

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黄色いハイビスカスのシベの全体の色は〈黄色〉です。
赤いハイビスカスのシベの全体的な色は〈赤〉です。

「同じだ」とは言えない様です。

 白いハイビスカスの写真があります。
 見てみる前に、予想してみましょう。
 白い花びらのハイビスカスのシベの色は、どうなっているでしょうか?
 予想
  ア. シベも白
  イ.シベは他の色
 どうしてそう予想しましたか?

見てみよう
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見てみよう
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  ところで以前、ハワイでたのしい教育活動を展開した時、白いハイビスカスの事を書きました。その時のしべの色は、沖縄に多い赤いハイビスカスのしべの色合いと似た様にも見えました。ですから、花びらが白いハイビスカスの中にも、しべは白くないものもあるのです。品種が改良されている過程を目の当たりにしているかのようです。

 みなさんもいろいろなハイビスカスを見てさらに研究をすすめてみませんか。たのしい発見がいろいろでてくるかもしれませんよ。

 自由研究が本物の研究です。たのしい植物入門、いかがでしたでしょうか。またいつか別なテーマで書きたいと思います。

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 沖縄県 教育 世界 たのしい授業がテーマです。

自由研究〈たのしい雲の観察〉

雲が大好きでよく空を眺めている〈雲ウォッチャー〉のわたしは、いろいろな場所で気に入りの雲の写真を撮っています。カメラではなく、携帯電話でもいい写真が写ります。
そしてそれらは自由研究としても十分たのしめるものなので、紹介します。

まず大きめの画用紙(四つ切り)二枚で大きめの用紙を作りましょう。
その上1/3くらいに、教科書的な雲の種類、たとえば「入道雲」「筋雲」といった写真を張って名前を書き込みます。

こういう写真がインターネットにいろいろありますから、それを参考にして、撮った写真をいくつかはるといいのです。➡︎こちら

たのしい雲の観察b

 

下の2/3のスペースを利用して、自分が撮った気に入りの雲の写真をはっていきます。

たとえばこれは私が最近とった雲の写真です。
まるで噴火しているかのように見えました。

たのしい雲の観察

こういう雲の写真を何枚か張って、
○いつ、どこで撮ったものか
○自分がその雲につけた名前などをまとめるといいのです。

迫力のある、たのしい自由研究になると思います。

作品ができたら、ぜひたのしい教育研究所にもおしらせください。このサイトに掲載できると思います。

自由研究こそ本物の研究
「たのしい教育研究所」は、賢い笑顔を育てる活動に全力を尽くしています