来年教師になる先生たちと桜を見ながら語り合う

 吉田兼好の〈つれづれ草〉に

花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。

 という一文があります。

花は満開の時に、月は隠すものなど何もなくみごとに輝いている時だけ見るものなの?
ねぇキミ、そうじゃないでしょう。

 700年の時を超えて私たちに語りかけてくれている言葉です。

 満開の時ばかりではなく、蕾の時も葉が茂っている時も、実がついた時も枯れ枝の様に見えている時も、味わい深いものがあるのです。

 研究所の近くの公園の桜が少しずつ花開きはじめました。
 小春日和の午後、研究所に学びに来ている先生たちと桜を見にいきました。
「桜は満開の時だけに愛でるものじゃないんだよね」
 そんな話をしながら美味しいカレーを食べて、乾杯し、団欒(だんらん)をたのしみました。
 去年の今ごろは居なかったア~ルも一緒です。
 ア~ルは桜の花に興味はなく草を食べたり虫を見たりしています。それもまた良し!

 これは乾杯のあと、みんなで撮った写真です。
 ア~ルもしっかり写っています。

 私は教職を離れても先生たちの見方です。もちろんそれはとりもなおさず子ども達の見方であるということです。
 子ども達が笑顔で賢くなることは保護者のみなさんの笑顔や元気を育てることでもあります。元気で明るく、賢い笑顔を育てることができる先生たちをみなさんの近くの学校に送り出したいと思っています。
 すでに二桁を数える先生たちがいろいろな学校で本務として活躍しています。
 この写真の先生たちも来年全員をみなさんの近くの学校に送り出そうと思っています。たのしみにしていてください。
 一人でも、たのしい教育研究所の取り組みに賛同し、協力してくださる方が増えていくことを期待しています!

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〈予想チャレンジ〉で教材もグレードアップしていく

 近々親子150人くらいの授業があって「教材の数も大きいので早めに手がけなきゃ」とスタッフに言われてて「頭では出来上がっているんだよ」と話していたのですけど、そろそろしっかりコンテンツづくりに入らなきゃと思っていた途端にすごい寒さ、ヒーターなどが苦手なのでどうしようと困っていたらア~ルも同じだったみたいでヒザに乗って来て、とってもあったかい。

 いいヤツだな。

 ということでア~ルが温めてくれている時間でしっかりペーパーが仕上がりました!
 この上に写っているのがそれ、アニメーション作品などの〈絵コンテ〉にあたります。たのしい教育研究所(RIDE)では「授業コンテ」と呼んでいます。

 大まかな授業設計ができたあとは、それにしたがって授業の中で利用するものづくり教材の準備に入ります。

 まずは〈惑星模型で利用する木星づくり〉です。
 去年の自由研究の講座で大好評だったので、宇宙系の授業では時々利用しています。
 もちろん前回と同じではなく、バージョンアップしたものを提供したいので、本格的に作る前にいろいろな工夫を加えていきます。

 これが本物の木星の写真です。少しこのデザインに近づけたい・・・

 素材の買い物をスタッフに頼み「1時間後ね!」と確認して、わたしは2月の別の授業の打ち合わせに出かけました。
 ところが話し合いが長引いてしまい途中で抜けることができません。
 スタッフの一人は書籍管理、デジタル化の専門で、木星の模型づくりなどやったことがありませんし、一人は昨年経験しているとはいえ、木星の筋をはっきり描きたいというくらいしか話していないので、私と一緒でないと難しいものがあります。
 スタッフには「私が帰るまで別なこと済ませていてね」とお願いして遅れて研究所にもどりました。

 すると教材づくりのテーブルから「いっきゅう先生、こんな感じでどうですか?」という声。
 行ってみると・・・


 もちろんまだ完成形ではありません。しかしこういう工夫は、まず次のモデルができると着実に一歩階段を上がることができます。
 スタッフ二人の工夫で、明日はさらにバージョンアップした色づけができるようになるでしょう、たのしみです。

 前回〈トマトジュース決定戦〉の話を書いたところ「今度◯◯というトマトジュースも飲んでみてください」「トマトジュースの味はほとんど同じだと思っていました」というようなメールがいくつも届きました。予想チャレンジで美味しいトマトジュースがはっきりしたわけです。
 教材も〈予想チャレンジ〉でグレードアップします。

 何となくとか、去年と同じ授業というようなことでは、グレードアップすることはありません。子どもたちはどんどん賢く豊かになっていきますから、そういう教育スタイルでは現状維持も難しくなるでしょう。
 もっと多くのに子どもたちの笑顔と賢さを、自分自身もたのしく授業する、それには〈日々の予想チャレンジ〉がなくては無理です。そして何度も書いて来たように、それが自分の人生をたのしく豊かにする秘訣でもあります。

 たのしい教育研究所の知恵と工夫は〈先生たち〉だけのものではありません。お父さんお母さんだけのものものでもありません。ひろくいろいろな方たちの明るくたのしい未来に向けての具体的提案が〈たのしい教育〉です。

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講座〈別れも出会いもたのしい教育2/24(日)〉残り数席!

 春は一年間過ごした子ども達とのお別れの時期、そしてこれから一年間すごす子ども達との出会いの時期です。
 〈始め良ければ全て良し〉とか〈終わり良ければ全て良し〉という言葉があります。それは実験的な事実ではありませんから、そうでない場合もあるわけです。しかしつらい思いや苦しい思いで終わったり始まったりするより、〈たのしく感動すること〉でスタートすることは大切なことです。また、一年間いろいろあったとはいえ、さようならの季節にたのしい想い出が残っていることもステキなことです。
 その季節にマッチした講座「別れも出会いもたのしい教育」が2月24日(日)午前中 うるま市のユラテクで開催されます。
 一週間ほど前に広報をスタートしましたが、かなりの席が埋まってきました。残りは数席です。子ども達とのたのしい想い出を育てたいという方はぜひ早目にお申込みください。

詳しくは→こちら

 講座の内容も着々と具体化してきています。
 この吊り下げられたネギの写真も、講座の内容の一つになると思います。

〈プラ板〉をご存知の方も多いと思います。
  プラ板を沖縄で広めたのは伊良波さんと私で35年くらい前に結成したサークルで主催した講座がはじめです。その後いろいろな講座を開催して、時々取り上げてきましたから、今では知っている人たちが多数になっていると思います。
 今回はその進化バージョン〈パステル プラ板〉もたのしんでいただくことになっています。
 お別れの記念の品やクラスのはじめの記念の品になるはずです。

 これは私が簡単に作ったパステルプラ板です。
 クレヨンなどを利用して水彩バージョンで作ることができます。
 企画会ではいろいろな検討が加えられていますから、小学校一年生からたのしめて、完成度の高いものが出来上がりつつあります、ご期待ください。

 他にもたっぷりの内容を準備していて、それらは全て簡単に手に入るもので、「たのしいことが好き」という先生なら誰でも実施できるものです。
 まったく一人で参加してもたのしめると思います。
 教師だけではなく、学生でもOKですし、たのしい教育に興味関心がある一般の方でも参加可能です。

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子ども達は何を喜ぶび何をたのしむのか?/出前児童館のワークから

 これはたのしい教育研究所(RIDE)が実施している出前児童館の一コマです。昨年末の〈スポーツたのCafe〉でもりあがった「棒たおさん!」のゲームで子ども達と楽しんでいるところです。
「とんとんハイ」の合図で、向かい側の人の持っている棒を倒れないうちにキャッチします。

 二人で楽しんだ後、四~五人で輪になって、隣の人の棒をキャッチしにいくたのしくゲームです。

 子ども達は時間がたりなくなるほど熱中してくれます。

 何がそれほど楽しいのでしょう?

「子どもは遊べば何でもたのしむものだ」と考える人たちにとっては「当たり前のことだ」という様に思えるかもしれません。
 教師をしている人たちにとっては、それず間違いであることはすぐにわかると思うのですけど、たくさんの子ども達と数時間過ごしたことのない方にはなかなかわからないことかもしれません。
 チャンスがあればぜひ、初めて出会った人もいる異年齢の子ども達と一緒に2時間くらい遊んでみてください。

 子ども達は〈たのしい事・つまらない事〉にとても敏感です。
 学校と違って、何時間目まで過ごして帰りの会をして帰るという様なルールがあるわけではありませんから、つまらないと帰ってしまうことも自由です。

 ところが、たのしい教育研究所(RIDE)のプログラムでは、そろそろ時間だよと話してもなかなか終わろうとしません。

 どうしてでしょうか?

 もちろん〈たのしいから〉です。

 たのしさにはいろいろな種類があります。スリリングなたのしさ、驚いたりするたのしさ、のんびり過ごすたのしさetc.

 たのしい教育研究所(RIDE)の活動のメインは〈たのしく賢く〉です。それは〈自分の可能性を高めるたのしさ〉だと言ってもよいでしょう。

 これはコップを使って〈レンズの不思議とたのしさ〉を味わっている場面です。
 見せて見せてと前に押し寄せて来てくれているのが伝わってくるのではないでしょうか。

 

 可能性をたのしく伸ばし、知恵と力ある子ども達をどんどん育てていく。
 それがたのしい教育研究所(RIDE)の活動です。

 研究所を設立した当時からいろいろな方たちに語ってきましたが、日本全体の中で沖縄は最も可能性に満ちたところだと思っています。
 子ども達の数の多さもその可能性の一つです。
「沖縄県の子ども達はどうしてこんなにたのしく元気なのですか?」
「どうして先生達はこんなにたのしく学校で過ごしているのですか?」
といろいろな処から学びにやってくる、そういう沖縄県にしていきたいと考えています。

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