「たのしい掃除入門」という本があるのかと探してみましたが、そういう本はありませんでした。ところが、たのしい教育研究所の掃除はというと、それはそれはたのしいのです。
夏の忙しさが少しおさまった9月、お掃除担当のA先生の企画で〈大掃除大会〉が企画されました。第一部は早朝〈たのしい教育研究所〉で学んだ先生たちがやってきて床磨きからキッチンの油落とし、教材のホコリをふき取ったり、実験結果の出た研究の素材をかたづけたりetc. 大活躍してくれました。
これは開始の時の乾杯の場面
後半は午後の部、研究所のメンバーが集って、今度は教材や資料の整理整頓です。研究所の内部まで知っている人たちでないと担えない仕事です。
これは打ち合わせの様子
これは玄関横の収納スペースの荷物を外に出し、外から舞い込んだ誇りを歯ブラシで丁寧に掃除してくれているY先生。
たのしい教育研究所の掃除がたのしいのは、特別たのしくする工夫をしているからだというわけではありません。もちろん集う先生たちが、美味しいものを持って来たりしてくれるので嬉しいのですけど、それは掃除本来のたのしさと深く関わっているわけではありません。
ベランダの植物コーナーを力技でどんどんキレイにしてくれたS先生。うっそうとしていたスペースがどんどん変わっていきました。
その後をひきついでみごとに仕上げてくれたM先生。これも力技そして磨き力!
たのしい教育研究所の掃除がたのしいのは、その掃除が周りの人たちの笑顔に結びつくことがはっきりと感じられるからです。
もうすぐ始まる合格ワークショップのメンバーもきっと、合格した先輩たちがやってきて、自分たちのために心を込めて掃除してくれたことを知ると感動してくれることでしょう。
教材の整理整頓で、これから行く学校の子どもたちの授業もグレードアップすることでしょう。探す時間が減るということは、それだけ授業の中身に費やせる時間が増えるということだからです。
たまりたまったオリジナル教材や資料をどのように整理しようか頭を使いつつ丁寧に作業中の四人の先生たち。
ほかにもたくさんの人たちが午前・午後とやってきて、みちがえったたのしい教育研究所です。
その一つ、ウェルカムスペースの後ろをごらんください。
知らない人は特に何がどうなのかわからないかもしれませんが、この変化は見事です。
学校では毎日清掃活動が組まれています。
それを〈たのしい〉〈たのしくない〉で評価されると困る、という先生たちも多いことでしょう。
もともとの掃除(クリーニング)というものは、健康を維持することと深く結びついたものでした。わたしが関心をもっているヒポクラテスという医者は、その重要性を強く説いた人物です。
その重要性を十分おさえつつ、もう一つ〈今日の掃除がどういう笑顔を生み出すのか〉ということについて、子どもたちとゆっくり想像してみると、すこしずつ変わってくるのかもしれません。1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックするとさらに嬉しく思います!