たのしいファーブル研究「ファーブルさんは名文家」/「ファーブルは貧しくなかった」

 いよいよアンリ・ファーブルの資料を集めて読み始めています。板倉聖宣がファーブルについて語った資料も複数見つかりました。
 電子データのファイルから「ファーブルは名文家」という資料を見つけたので「おもしろい」と開いてみると、なんと私自身が20年くらい前に書いたものでした・・・
 これだけ文章をたくさん書いてくると、タイトルだけで〈自分のもの・他人のもの〉という様に見分けるのは難しいものがあります。

 そのレポートは板倉先生の話から始まっています。

 もうすぐたのしい教育メールマガジンの配信日です、そこに載せようかどうか思案中です。

 もし載せなかった場合には、このサイトに続きをのせましょう。

 さてさてファーブルさんの研究をして、意外なことに気づきました。ファーブルさんは昆虫記などでも経済的な苦しさをずっと書いていたので、生涯にわたってずっと貧しい暮らしをしていたと思っていたんですけど、50歳くらいにはかなりしっかりした土地と家を購入しています。

 これが南仏に今もあるファーブルの家です。


 しかも家政婦さんまでいました。

 ファーブルさんの二番目の奥さんは、ファーブルの家で働いていた家政婦さんでした。

 貧しい貧しいと書いてあるから貧しいんだ、と考えがちですけど、ファーブルがもっとも貧しかったのは子どもの頃で、それは親の事業の失敗によるものでした。

 教師となって、やっとしっかり食べることができる様になりましたが、それはぜんぜん満足できるものではありませんでした。
 しかしそうやって50歳くらいには、こういう家を手にするくらいになっていたのです。
 ファーブルは、この購入した家で昆虫記をつづり始めるのです。

 今日はここまで。

 

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あの遊具の名前がわかりました/リスク0とリスク過多の狭間

 昨日書いた遊具の名前を読者の方が教えてくれました、〈回転塔/かいてんとう〉という様です。そう言われてるみると、そういう気もしたのですけど、うちの学校ではもしかするとオリジナルで別な呼び方をしていたのかもしれません。

 巨大な傘状の金属を握って、みんなで走って回転させたり、誰かが全力で走って回転を早くしていったりすると、足がふわりと浮いて、感覚的には水平にぶら下がって空中に振り回されている感じがします。

 しっかり握っていないと、そのまま何mも飛ばされてしまいます。私はケガをいっぱいしてきましたから、そのうちのいくつかはこの〈回転塔〉でついたものでしょう、友人たちが飛んでいったシーンもおぼろげに覚えています。

 周りの先生たちに聞いても、学校に回転塔はないということですから、よその県でも同じでしょう。

 回転塔の危険度はかなり高かったと思いますけど、学校からキケンなものを無作為に無くしていくことは心配です。

 何につけても〈リスク0〉は無理です。
 その〈リスク0〉を目標に動くこと自体の無意味さだけでなく、リスクをどんどん減らしていくことで、人間本来の可能性も潰していくことになるからです。

 以前書いたことがあるかもしれません、「木登り禁止」というルールによって子ども達の身体感覚がどれほど失われていくことか・・・

 大ケガにならない様な手立てを考えながら、すり傷、ある程度のケガくらいはOKという感覚で子どもたちがのびのびたのしむことができたら、それはその子の可能性も伸ばしていくし、キケンなことをしている人に「それは大ケガにつながるからやめたほうがいい」とアドバイスできる様にもなるでしょう。

 つまり笑顔が増えていくということです。

 回転塔が消えてしまった流れはしかたがないけれど、どのレベルのキケン制までは許容するか、大ケガにつながらない身体運動能力を授業でどう育ててあげるか、そういうことは教育の重要なテーマだと思います。

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たのしい大掃除/あの本もこの本も見つかって喜ぶ

 たのしい教育研究所の第1研と第3研の大掃除が佳境を迎えています、多分。第2研究所は絵画教室などで利用するところですから、いつもきれいに整っています、ところが第1第3研は教材や資料、素材、道具などものに溢れていて大変です。

 さてさて大掃除のたのしみは、どこにいっていたのかわからなかったものたちに出会えることです。

 前から探していた「ビジュアルNIPPON 昭和の時代」という本をみつけました。買っておいたのに一度開いてその後ずっとミッシング。

 中はやはり興味深い写真などにいろどられていました。

 この遊具、いつなくなったんだろう・・・?

 わたしの子供の頃には確かにあって、だいぶキケンな遊び方をしたものでした。あ、そうか、だからなくなったのか・・・

 写真には〈回転サークル〉と書いてあるけど、別な呼び方をしていたと思います。
 こんなにいっぱいはぶら下がってなかったけどな。
 これを回転させて、遠心力でぶっ飛ばされそうになるのを手で必死に持ちこたえるのが快感でした。

 小学館から出たのですけど、もう出版されていません。

 これからじっくり眺めようと思います。

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ファーブル研究/ファーブルも〈予想→実験〉しているはずだ

 表題の「ファーブルも〈予想→実験〉の流れで研究をすすめているはずだ」という私の予想を元に、今すぐにでも図書館に完訳版のファーブル全集を借りに行きたいところですけど、その時間がとれずにいます。
 少しの時間をみて手元の「ファーブルの写真集」や英訳版の「ファーブル昆虫記」を開いています、今日はその本を紹介しましょう。

 この本は息子のポールと共著です。
 私の周りでも、ファーブルの頃に写真があったことを知らなかったという人もたくさんいるのですけど、見事な迫力の写真がこれでもかというほど詰め込まれています。
「ファーブル昆虫記」に写真を載せると、かなり高価になりますから、一般の人たちの手に渡りやすいようにと、その本には挿絵で出版したのでしょう。

 写真を撮ったのは息子のポールですけど「ここをこのように撮ってほしい」という様に細かく指示したのはアンリ・ファーブル自身です。

 これは〈ミカドトックリバチ〉が枝先につくった巣です。
 サクランボの大きさだと具体的に書いてあります。すると、ハチそのものもけっこう小さいのですね。
 写真そのものからイメージしていた大きさとかなり違っていました。
 たのしい教育研究所(RIDE)の第3研究所で閲覧できます、興味のある方はお問い合わせください。

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