筋弛緩法/漸進的筋弛緩法でたのしい教育

 たのしい教育研究所(RIDE)に学びに来る先生たちと〈漸進的 筋弛緩法/ぜんしんてき きんしかんほう〉の練習をしました。不安や緊張状態をほぐす効果的な方法です。

 教師自身にとって役立つだけでなく、子ども達にとっても役立つと思います。

 エドモンド博士が考案した方法で、私もカウンセリングなどの時にクライエントさんにレッスンしています。

 いろいろなバリエーションがあるのですけど、基本原理を知っていれば難しくありません。

 人間は緊張すると筋肉が硬直します。人間の緊張や不安という心の作用を意図的に筋肉に連動させて、それを解き放つわけです。

 まずゆっくり呼吸してから、筋肉を固めていきます、これが緊張・不安状態です。呼吸を吐き出しながら、その固まった筋肉を緩め、解き放ちます。その時に、緊張や不安も一緒に解き放つ感覚で動作してください。

 これは〈腕〉で練習しているところです。

 筋肉を固めた緊張状態です。

 ふう~、と吐き出しながらその固まった力も一緒に脱力させます。心の緊張や不安が、ここで解き放たれる感覚が重要です。

 何度か繰り返していけば、次第に心と身体との連動つまり緊張から解放されていく感覚も味わうことができるようになります。

 ぜひやってみてください。

 リモートなどでのレッスンもできますから、個別レッスンしたい方はまず予約をとってから、正式に申し込んでください。
 このページの〈スーパーバイズ〉のアイテムです。
https://ikkyuu21.stores.jp/

 

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トンボとあそぶ自由研究/イトトンボ

 第三研究所の郵便ポストの近くでトンボをみつけました、イトトンボです。

 私と出会ってびっくりして逃げようとしているのですけど、行き場のないところなので逃げることができません。

 
 トンボは育てるのが難しい生き物なので捕獲することはせず、
「そういえば、トンボってどれくらいの時間〈滞空〉していられるんだろう」
と見ていることにしました。

 運動会のシーズンに集団で飛んでいる赤とんぼを見ることがあります。
 運動場などで何分も滞空している感じがしていて、以前から気になっていました。

 トンボの羽ばたきのスピードはかなりのもので、飛んでいくスピードもチョウやセミよりずっと早いですよね。

 このイトトンボは身体が細いので、エネルギーをたくさん備蓄しておくことはむずかしそうです。

 いったいどれくらい飛んで、休憩するんでしょう。

 みなさんはどう思いますか?

 止まって休んだ後、また飛び始めたところからカウントしてみました。

 

 

 スマホを持っていなかったので、私のおおよその計測なのですけど、20秒程度では、また止まって休んでいました。
 二度やってみましたが、同じくらいです。


  滞空時間は種類にもよるでしょうし、トンボの種類にもよるでしょう。
 こういう研究は、ほぼ誰もやっていないと思います。

 興味のある方はぜひやってみませんか。

 何をやるにも予想チャレンジです。
 自由研究として、たのしんでみましょう。

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「新型コロナはウィルスそのものよりパニックの方が怖い」/やっと冷静に新型コロナを分析する発言が出始めました

 朝起きてルーティーンの1つ〈メールチェック〉をすると、このサイトの熱心な読者でありメルマガも購読してくれているAさんから届いた「このサイトを読んでください」というメールが目に入りました。

 私がこれまで〈たのしい教育メールマガジン〉やこのサイトで何度か書いてきたこととほとんど似たことが新聞記事に出ているということでした。

 電子版だったのでweb上で読んでみました。

 東洋経済新聞の2020/5/4の記事です。
 確かに私が2~3月頃に書いた内容と驚くほど似ています。

 メルマガでは新型コロナによる死者数は例年流行するインフルエンザよりずっと低いということを、実数で説明したのですけど、新聞では棒グラフと折れ線グラフでわかりやすく説明されています。

 青がインフルエンザの死者数で、折れ線グラフが新型コロナの死者数(10万人あたり何人死亡しているか)です。

https://toyokeizai.net/articles/-/354197?page=2

 高年齢の人ほど危険だということで騒がれていましたが、その年齢層でもインフルエンザの方がずっと死者が多いこともはっきりわかります。

 感染者が今日は何人、死者は何人という様にマスコミがどんどんアピールしはじめた頃、その時確定していた感染者の数を母数にして致死率を算出し、恐ろしい殺人ウィルスだと騒いでいました。

 今の状態で手を打たなければ43万人が死ぬだろうという様な話をした医療関係者もいましたし、海外の状況を見せて「これが一週間後の日本の姿だ」と煽った動画サイトもたくさんありました。

 パニックになると、冷静な感染症対策ではなく、異常な行動と悲劇も誘発されます。

 これまで私たちが実施していたインフルエンザ感染症対策をより丁寧に行っていくことで、インフルエンザ諸共コロナウィルス感染症も減らしていくことができます。

 私は当初から、こういう不確かな情報に左右されずに、唯一といってよいほど確かな「新型コロナによる死者数」を指標にするべきだと提案していたのですけど、東洋経済新聞の記事でも同じ提案をしています。全くその通りです。

 他にもいろいろと同じ様な主張は多く見られるのですけど、私が何度も繰り返してきた「コロナよりも恐慌を招くほうが怖い」「冷静な対応を」という主張と同じ様なことを新聞でも大きなタイトルにして掲げています。

 ただし、そのものの危険性より、その恐怖を煽る方がずっと怖いのだということは、日本に限ることではありません。

 Aさんのメールには「たのしい教育メールマガジンの読者の一人ですか?」とありましたが、もしそうだとしても個人情報を明らかにするわけにはいきませんし、科学的にデータを見ていけば、こういう結論に至ることは〈必然〉でもあります。

 過剰なコロナ騒ぎが収まる頃、こうやって冷静に考えられる人も出てくるだろうという予想も出してあったのですけど、やっとこうやって、しっかりした見方考え方が出て来始めたということでしょう。

 これも私の立てている予想の1つですけど、今回のことで〈インフルエンザ感染症による死者+新型コロナ感染症〉は〈例年のインフルエンザ感染症による死者数〉より低くなっていると思います。

 時期をみて、メルマガにも詳しく書いておきたいと思っています。

 いずれにしても、これまで私たちの前にあったインフルエンザの方が新型コロナより恐るべしです。今回の新型コロナをきっかけにして、パニックにならず、私たちのインフルエンザに対する対応を見直して、コロナウィルス諸共、その被害を減らしていきましょう。毎日たのしく全力投球、たのしい教育研究所(RIDE)です。一緒にたのしい未来をつくりましょう。みなさんの応援クリックをお待ちしています➡︎この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援の1票」が入ります☆いいね➡︎もっと深くたのしい教育を味わいたい方は〈有料メルマガ〉をどうぞ!

 

コップの中にコップがピタリとハマってしまいました、実験してみましょう

 洗剤をつけて洗っている時のこと、大きめのコップの中に小さなコップがピタリとはまってしまいました。洗剤の液が2つのコップの底にはさまっています。ぬるぬるしているので抜けそうなのですけど、強く引っ張ってもなかなか抜けません。
 

 そこで、あることを思いつきました。

 外に出して温めればコップの底にある水があたためられて、蒸発が進んで中がふくらんでいき、パカッと離れてくれるのでは・・・

 どう思いますか?
 薄い雲を透かして太陽の光もある程度届いています。
 1時間くらいそのままにしておきましょう。

 

 

 実験してみました。

 もちろん私の予想は〈離れる〉です、皆さんはどう予想しましたか。
 そして、どうしてそう予想しましたか?

⬇︎

予想してからね

⬇︎

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 

 結果・・・
 1時間後の様子がこれです。何も起こりませんでした。

 

 そうです、予想が外れることはいっぱいあります。
 そしてそうやって、人間は賢くなるのです。

 蒸発して気体になった量は、大したことはなかったのでしょうか。
 もっと太陽が照っていたらコップは離れてくれたのでしょうか。
 それとも、そもそもこういう方法ではコップを分けることは無理だったのでしょうか。

 予想するという行為は問題意識と深く関わります。

 人間ですから、この問題意識も、そのまま記憶の奥に隠れたままになるかもしれません。しかしそういう問題意識をもっていれば、いつか解決することもあるでしょう。もちろん〈いつか〉を待たずに、自分ですぐに実験を繰り返すこともできます。
それが研究です。
 研究とは本来、自由に研究していくことです。

 今年は夏休みそのものがほとんどない様ですから、自由研究の課題は無いかもしれませんけど、今回のテーマを、読者の皆さんの自由に研究テーマにしていただいて結構です。

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