ウェルカムボード 春の装い ① 研究所のカレンダーは太陰暦

 たのしい教育研究所では〈太陰暦〉を元にしています。植物を育てるにも、季節の移ろいを知るにも〈太陰暦〉ほど具合のよいものはありません。失礼に当たらないところへは、年賀状も〈太陰暦〉で出しています。

 太陰暦で新年を迎えた今日この頃、ウェルカムボードのデザインが新しくなりました。
 さてもさわやかな彩りで、訪ねくる方たちからも好評です。

 
 日本やアメリカ、ヨーロッパで普通に使われているのは〈太陽の動き〉を元にした〈太陽暦〉です。みなさんの家にあるカレンダーはほぼ全て太陽暦です。

 では、太陰暦の〈太陰〉ってなんのことでしょう?

 〈月〉のことです。

 月の新月から満月、そしてまた新月に戻るまでを元にして暦をつくっています。

 ところが、そのまま全て〈月の周期〉で流れていくと、1ヶ月が29日計算のまま加算され続け、次第に一年の長さもずれていきます。そこで現在の太陰暦は〈太陽〉の動きも加えた〈太陰太陽暦〉で、一年の長さがずれないように工夫されています。旧暦という呼び方をする人たちもいます。

 たとえばこの記事を書いている太陽暦(普通のカレンダー)の2月21日は、太陰暦(太陰太陽暦:旧暦)で言えば1月6日、年が明けて一週間も経っていません。

 慣れてくると太陰暦の日付を聞くだけで〈月の形〉も知ることができます。太陰暦の〈6日〉というのは、一日(新月)から六日目です。新月から三日月となり、三日月が膨らんで、しだいに半月に向かっている月です。
 〈15夜お月さん〉という歌がありますが、一月でも何月でも15夜は満月です。

 釣りが好きな人たちは、潮の満ち引きの周期を、この太陰暦の日付で知ることができます。

 こういう便利な太陰暦というのは、何時頃できたものなのでしょう?
 以前から気になっていたので、調べてみした。

 みなさんは、月を元にしたカレンダー(暦)はいつ頃できたと思いますか?

予想
 ア 今から100年くらい前
 イ 今から1000年くらい前
 ウ 今から1万年くらい前
 エ その他

どうしてそう思いましたか?

予想すると賢くなります。
この記事の次に、私が調べた結果をお話しします!  〈いいね!〉 このいいねクリックで〈たのしい教育研究所〉が強くなる!

 

応援団の方から美味しい野菜が届きました! 

 たのしい教育研究所の応援団の方から、おいしい野菜が届きました!
 段ボール箱と大きな袋にいっぱいの量です。

 届けてくれた応援団員Hさん曰く〈今度もいい野菜がたくさんとれましてねぇ。昨日、ニンジンを掘りながら可愛くて涙がでましたよ〉。
 土と野菜への愛情豊かな方です。

 写真を撮りたいからと研究所のウェルカルスペースに置いてみました。たのちゃんが隠れるほどです。

 

 

 甘い香りの玉ねぎ。

 

 黄色いニンジン。
 根っこが二股に

 

 柔らかい葉のレタスもあります。

 

 思わずがっちり握手!


  いつもお世話になっている公民館の館長さん達や、スタッフ、研究所にくる大人子どもへ分けてあげても、まだ残っています。
 欲しい方は遠慮なく第三研究所までご一報ください。
 取りに来てもらえるならおすそ分けいたします。先着順です。

 ところで人間がこうやって農耕(土地を耕し穀物や野菜を育てること)を始めたのは、どのくらい前からだったのでしょう?

予想
 ア 100年くらい前
 イ 1000年くらい前
 ウ 1万年くらい前
 エ 10万年くらい前
 オ 100万年くらい前
 カ もっと前

どうしてそう思いましたか?

 わたしが時々ひもとく本〈人類の歴史を変えた発明1001〉には、オイルランプの項に〈人類の農耕の歴史は1万年前〉であると記されています。

 

 ウィキペディアには〈諸説ある〉として〈2万3000年前の農耕の痕跡〉のことが書かれています。

 農耕の起源については諸説ある。ハーバード大学テルアビブ大学ハイファ大学の共同チームは、イスラエルガリラヤ湖岸で、23,000年前の農耕の痕跡(オオムギライムギエンバク、エンメル麦)を発見したと、ニューヨーク・タイムズなどで報道されている。[1][2]約10000年ほど前には、中国の長江流域で稲作を中心とした農耕が始められていたことが最新の発掘調査で確認されている。またレバントシリア周辺、肥沃な三日月地帯の西半分)では、テル・アブ・フレイラ遺跡(11050BP, 紀元前9050年頃)で最古級の農耕の跡(ライムギ)が発見されている。イモ類ではパプアニューギニアにて9000年前の農業用灌漑施設の跡「クックの初期農耕遺跡」がオーストラリアの学術調査により発見されている。 それ以前は採集によって野生の穀物や豆類を集めており、たとえばムギ類はアナトリア高原の南、ハブール川流域で野生種が利用されていた。

農耕の開始と同時期に牧畜も開始された。これらの始まりの時期より主に磨製石器が作られたことから、この時代は新石器時代と呼ばれている。また、一連の変革により食料の生産が可能となり、生活システム・社会構造を変化させ文明の発達が始まったことから、農耕革命、あるいは新石器革命英語Neolithic Revolution)とも呼ばれる。

 

 何れにしても〈けっこう歴史が浅いのではないか〉と思った人もいるのではないでしょうか。

 人間はずっと長い間〈狩猟、漁、採取〉などで食べものを得ていたのです。

 1万年ほどの農耕の歴史を思いながら研究所に届く野菜や穀物などを味わってみようと思います!  〈いいね!〉 このいいねクリックで〈たのしい教育研究所〉が強くなる!

 

たのしく賢く予想チャレンジ! 食べ終えたトマトの食べ残しのタネから実ができるの? その後

 以前からお届けしている〈食べ終えたトマトの食べ残しのタネから、また実ができるか〉という予想チャレンジのその後の様子をお届けします。

 この記事から読む方もいると思いますから、また予想するところから書きましょう。

 以前、研究所でおいしいミニトマトを食べました。

 その種を少しとっておいて、スタッフのOさんがそれを育ててみることにしました。
 食べたトマトの残りダネからまた実ができるのでしょうか。

 

 学校などでも教材の一つとしてトマトを育てることがあります。そのときには〈タネ〉を購入して育てています。
 もしも食べ残しのタネから、また実ができるとしたら、特にタネを購入することはありません。〈遺伝子処理〉といって、野菜や果物がどんどんできない様な処理をされているという話もありますから、食べ残しのタネでは実ができないかもしれません。

 

 スタッフのO先生が丁寧に育てたところ、こうなりました。

 まるまるとした、とっても美味しそうなトマトです。

 

 もぎ取って食べてみました。
 みずみずしくてとても美味しいトマトでした。

 みなさんも〈これは美味しいな〉と思うトマトがあったら、自分で試してみませんか。
 このサイトをたどれば、O先生が育てたトマトの様子が段階をおってご覧いただけます。

 

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子ども達の意欲が高まる関わりを考える シンポジウムでRIDE〈いっきゅう先生〉がお話しします

 大学コンソーシアム沖縄〈子どもの居場所学生ボランティアセンター〉からの依頼で〈子ども達の意欲が高まる関わり〉について、たのしい教育研究所(RIDE)の代表 いっきゅう先生(喜友名 一所長)がパネルディスカッションの中でお話しさせていただくこととなりました。
 学生から一般の方まで興味のある方は参加できます。参加は無料です。
 いっきゅう先生によると、写真などを見てもらいながら具体的なお話しと、意欲を高めることについての根本的なお話しをしたいということです。興味のある方はぜひご参加ください。

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