たのしい教育研究所では〈太陰暦〉を元にしています。植物を育てるにも、季節の移ろいを知るにも〈太陰暦〉ほど具合のよいものはありません。失礼に当たらないところへは、年賀状も〈太陰暦〉で出しています。
太陰暦で新年を迎えた今日この頃、ウェルカムボードのデザインが新しくなりました。
さてもさわやかな彩りで、訪ねくる方たちからも好評です。
日本やアメリカ、ヨーロッパで普通に使われているのは〈太陽の動き〉を元にした〈太陽暦〉です。みなさんの家にあるカレンダーはほぼ全て太陽暦です。
では、太陰暦の〈太陰〉ってなんのことでしょう?
〈月〉のことです。
月の新月から満月、そしてまた新月に戻るまでを元にして暦をつくっています。
ところが、そのまま全て〈月の周期〉で流れていくと、1ヶ月が29日計算のまま加算され続け、次第に一年の長さもずれていきます。そこで現在の太陰暦は〈太陽〉の動きも加えた〈太陰太陽暦〉で、一年の長さがずれないように工夫されています。旧暦という呼び方をする人たちもいます。
たとえばこの記事を書いている太陽暦(普通のカレンダー)の2月21日は、太陰暦(太陰太陽暦:旧暦)で言えば1月6日、年が明けて一週間も経っていません。
慣れてくると太陰暦の日付を聞くだけで〈月の形〉も知ることができます。太陰暦の〈6日〉というのは、一日(新月)から六日目です。新月から三日月となり、三日月が膨らんで、しだいに半月に向かっている月です。
〈15夜お月さん〉という歌がありますが、一月でも何月でも15夜は満月です。
釣りが好きな人たちは、潮の満ち引きの周期を、この太陰暦の日付で知ることができます。
こういう便利な太陰暦というのは、何時頃できたものなのでしょう?
以前から気になっていたので、調べてみした。
みなさんは、月を元にしたカレンダー(暦)はいつ頃できたと思いますか?
予想
ア 今から100年くらい前
イ 今から1000年くらい前
ウ 今から1万年くらい前
エ その他どうしてそう思いましたか?
予想すると賢くなります。
この記事の次に、私が調べた結果をお話しします! 〈いいね!〉 このいいねクリックで〈たのしい教育研究所〉が強くなる!