「三つのプレートが重なるあたりだから富士山の様な大きな山ができた」という話は学生の頃教わったことです。先日、富士山の上空を飛んだ時に、その姿を見ながら不思議に思ったので、今日はそのお話。
〈プレート〉というのは〈板状のもの〉を表す言葉で、地球の科学では地球の表面を覆っている〈地殻〉を意味します。
地殻はいくつもの部分(ピース)に別れていることがわかっていて、それらは、その下のマントルの動きにしたがって、離れていくものもあれば、ぶつかりあうものもあります。
日本の周りをみると4枚のプレートが重なり合っています。
そのプレートに沿う様にしてのぶつかり合うあたりに〈火山〉もたくさんできていることがわかります。
富士山のあたりはちょうどユーラシアプレート・フィリピン海プレート・北米プレートが重なっています。
私は〈それで日本で一番高い山ができたのだ〉という様に教わりました。
今でもそう説明されていると思います。
富士山を眺めると、その雄大な姿に圧倒されてしまいます。
裾野がゆったりと流れていく様子に、その大きさを感じますし、三つのプレートの重なるダイナミックな力を感じます。
ところで冒頭に書いた〈富士山の上空〉を飛んだ時にのこと、不思議な感じがしました。
これがその時にわたしが撮った写真、突き出した姿は、やはりとても目立ちます。
確かに美しい。
広々とした大地に、そこだけポコリと突き出した様に見えます。
ところで、地球を形成する〈プレート〉が三つも重なっているとしたら、富士山の周りの地形は、もっと複雑なものになっているのではないか、という気がするのですけど、どうでしょう。
地球レベルで見れば、この富士山の姿も〈針〉で突いたよりずっと小さな点です。巨大なプレートの力の影響だというなら、富士山の周りの姿があまりにもおとなしすぎる。
そういう感じがするのは私だけでしょうか。
三つのプレートのぶつかり合いということではなく、何か別なきっかけでできたのが富士山ではないか?
ここまで読んでみて、みなさんの意見を聞かせていただきたいと思います。後半に続く。
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