最新のメルマガから〈たのしい教育の発想法〉をお届けしましょう。板倉聖宣が2002に語った講演の中の一部です。
メルマガで紹介した内容の前半部です。
いっきゅう
今回は何でもかんでも実験して決めるのではなく、信用できるものは信用してすすめるのが科学であるという話です。
私にとっては常識なのですけど、ついついその面での整理ができていなくて混乱する人もいると思います。
お読み下さい、最後に私の解説を加えます。信用できる知識は信用するのが科学です
板倉聖宣
仮説実験授業は「問題、予想、討論、実験」だと言いますが実はそれだけではありません。
例えば私たちがいろんな薬を飲む時に「この薬は本当に風邪に効くのか」ということを仮説を立てて飲んでいたりしていません、信用して飲んでいます。
中には、お父さんや、お母さんや、友だちが「これを飲んだら効いた」という話を聞いて飲んでいます。
ですから決して自分自身で一つ一つの事実を、問題・予想・討論ということでやっていません。そんなことをしていたらいろんなことが出来なくなります。「この医者はちゃんとした医者かどうか」ということは、自分一人ではなかなか分かりません。だから「国家試験を通っているからいいのだ」ということにしているのです。場合によっては国家試験を通ってないほうがいいのかもしれませんけど、私は自分で選ぶ能力はありませんから他人の権威を信頼して使います。
そこで問題なのは「どういうことが信用出来なくて、どういうことが信用出来るのか?」ということです。
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