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ここまで。

販売用:LEAP「課題解決シート」も出来ました!

まえまえから「販売して欲しい」というリクエストをもらいながら、時間がなくてなかなか作る事ができなかった教材集が今週いろいろ完成しています。
◎「たの作」たのしい作文・日記指導
◎「パズりん」
など、早くも注文が来ています。

今回は私のLEAPカウンセリングで利用している「課題解決シート」です。
カウンセリングに行く前の段階で、課題を整理して自分にできる事を目に見える形にする事で、解決に向かうという結果も出ています。
興味のある方は手にしてみて下さい。

来週のインディビジュアル・サイコロジー講座(アドラー心理学講座)でも利用する予定です。

スクリーンショット 2014-08-07 19.11.52利用の仕方と10シート(A5厚紙)で500円(送料サービス)です。

何とか10セットつくりました。
ご希望の方はメールに、
お名前、住所、電話番号、注目数を書いてお申込みください。
tanokyou☆tanoken.comで受け付けています。(☆を@に変更してください)

 

新教材「たの作」できました…たのしい日記・作文題材カードです

以前から発売を期待されていた教材がまた一つ完成しました。
日記や作文をたのしく綴るためのテーマ集『たの作』です。

文章を書くのが、ご飯より好きだといういっきゅうハカセこと喜友名先生が、これまで子ども達に作文・日記指導して来たテーマの中から、子ども達のノリの良さと、できあがった作品のグレードが高かったものを 44 あつめてA5の厚紙カードにしました。たの作 たのしい作文指導例えば
◯ 「朝起きたらもう一人の自分が家族と一緒に食事をしていた。」
 さあ、この続きを書いてみよう!
◯ 「幼稚園の頃、ハマっていたもの」
 このタイトルで書いてみよう!

などなど、つい書きたくなってしまうテーマがいっぱいです。
このカードを一日一枚引いて
「さぁ、書きたいテーマがみつからない人はこれで書いて来てね」と黒板に張ってあげてください。
子ども達の作文力もアップしますし、何より、読む先生自身がたのしくなってきます。
まず10セットつくりました。
発売記念価格で、送料サービス800円です。
ご希望の方はメールに、
お名前、住所、電話番号、注目数を書いてお申込みください。

➡︎注文はこちら

たのしい教育とは-書簡 琉太郎様「エリート効果の危うさについて」

りゅうたろうさんがこのサイトに書いてくださった内容を丁寧に読ませていただきました。
板倉聖宣の発想法と哲学を追いかけている私にとって刺激ある文章でした。

ところで私は、りゅうたろうさんが今回取り上げた「エリート効果」の危うさを感じている一人です。
「エリート効果」という確かにあるのでしょう。
「あの山に一番先に上りたい」という様な先駆者意識というものを大事にしている人達はたくさんいると思います。
けれど、たのしい教育活動の広がりは、そういうモノを拠り所にしてはいけないのではないか、そういう事を考えているのです。

その事を話したくて書簡として書かせていただく事にしました。

たのしい教育活動の始まりが例えば、周りの人達がやっていなかった事による「エリート効果」であったにせよ、たまたま知人がやっていて、その付き合いとして始まったにせよ、それはどういうきっかけもありだと思うのです。きっかけはいろいろあってよい。
ちなみに私は「たまたま」の組みです。

ある人が「たのしい教育活動」を続けていこうと決断する時、周りがやっていないという事による「エリート効果」で広がっていくのではなく、たのしい教育を試した事による、実験結果としての「子ども達の笑顔」であったり「自分のわくわく感」であったり、「保護者の方達からよせられるファンレター」であったり、そういう「自分の本質的な喜び」として継続していくことを目指したい。

もしかすると、あの文章の続きで、板倉聖宣はそういう趣旨の事を語っていたのではないだろうか?
語っていなかったにしても、「語りたかった」のではないだろうか、そんな事を考えています。

エリート効果というのは「周りの人達から一目置かれる」という、周りの評価を気にした行動です。
そしてりゅうたろうさんが引用していた様に、それが広まると必然的に意欲が低くなってしまうものです。

私たちが大切にしている「たのしい教育活動」が広がっていく時に、そういうものを拠り所にしていてはあぶないのではないか。
そういうものではなくて、
「これをやると自分がたのしくてたまらないんだよね〜」
という様な、個人として湧き出て来るものを大切にしていく、という事が私の活動の指針です。

さっきは、板倉聖宣はそういう事を語りたかったのではないか、と書きましたが、実はりゅうたろうさんも、そういう事を考えていたのではないか、そう予想しているところです。
いっきゅう筆
たのしい授業の思想

私が影響を受けた板倉先生の文章「学習意欲は先駆者意識、エリート意識により大きく左右される」

私が影響を受けた板倉さんの文章を紹介します。

もともと学習意欲というものは先駆者意識、エリート意識によって大きく左右されざるを得ないのです。ですから、「学習意欲というものは、その事柄についての教育が普及し、学習の物質的条件がととのえばととのうほど(必然的に)低下する」という法則性によって支配されているのです。(私はこの法則を「学習意欲に関する法則」「先駆者効果」「エリート効果」などと名づけています。
この法則は大学の教育学などの時間に講義すべきことでしょう)そのことを忘れて、ただやたらに昔のエリート教育の内容を大衆化しようとしても、それは学習意欲をおとろえさせ、授業を無気力なものにさせ、ついには生徒の犯行をよびおこすものにもなってしまうのです。
「たのしい授業の思想」20ぺ『たのしい授業の思想』所収(仮説社)

 

板倉さんは、「学習意欲は教育が普及すればするほど低下する」といいますが、
これまでそういうことを聞いたことがありませんでした。
大学の教育学でもこういう事は言ってくれませんでした。
(いつも講義のときには、居眠りをしていたので自信がありませんが・・)

「もともと学習意欲というものは先駆者意識、エリート意識によって
大きく左右される」とありますが、戦前や戦後、
進学率が低かった頃、子どもたちは、
勉強して高校大学と進学するにつれ両親の学歴よりも高くなっていきますね。

そういうところでエリート意識がでて子どもたちの学習意欲が高まったのでしょうか。
少し先駆者意識ということについて考えてみたいと思います。

私が仮説実験授業に巡り会った頃、まわりでこの授業を実践している人は、
ほとんどいませんでした。

ですから授業について質問もできないので、何度も本を読んで、
なるべく忠実に仮説実験授業の運営方法に従って
仮説実験授業を実践したところ、
子どもたちの評価は、たのしくて、わかる、
というものがほとんどでした。

初任者の私にも科学の授業がたのしく実践できたのです。
一人一人の感想を読んでいると、この授業をやってよかったと
評価できるものでした。

何よりも一つの授業書を終わることで私自身が学ぶことが多くて、
授業をするのがたのしみになっていたのですね。

そうなると誰かとこの授業について語り合いたくなります。
他の人にも良い実践はすすめたくなりますからね。
必然的に仲間を求めてサークルを作ることになりました。

先駆者意識というものが強く働いていたんだなー、
と今になって分析しているところです。
もし、周りが、みんな仮説実験授業を実施していたら、
サークル活動もすることはなかったでしょう。
その後の人生も又、大きく変わったものになっていたと思います。
(琉太郎:記)
たのしい授業の思想