ドクターフィッシュって特別な魚ではないかもしれない

 メルマガに書いた記事にさっそく反響がいくつも届いています。

 先週の沖縄県グッジョブフェアの後、みんなで〈とりハダ会/とりあえず裸足になって自然を味わおうかい〉をたのしみました。

 どこにもそういう禁止事項はありませんでしたし、迷惑行為にならない様に通り道を確保し、じゃまになっている様ならすぐに上がろうと準備してトライ。

 するとなんとびっくり、ドクターフィッシュの様に小さな魚達たちが足の角質を食べにいっぱいやってくるではありませんか。

 きっと肌がきれいになったはずです。わかりづらいかもしれませんけど左側にも大群がいます。

 ごく普通の小さな魚で、グッピーの様に見えます。

 ドクターフィッシュっていう特別な魚たちではなく、もしかすると小さ目の魚たちがこういうことをするのは珍しいわけではないかもしれません・・・予想の一つです。

 時間ができたらいろいろ試してみようと思います。

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講座の準備がたのしい

たのしい教育研究所(RIDE)の講座の一つ「子どもも大人も自由研究で夏をたのしもう!」が近づいてきました。いつもの様に、たのしい教育研究所(RIDE)のスタッフはフル稼働中です。

 第三研究所の中では総勢8名がいろいろな処で仕事をすすめています。

 どうしてこんなに全力投球できるんだろう、と考えることがあります。

 それは間違いなくいろいろな人たちの笑顔と賢さをみるのが大好きな一人ひとりがRIDEに集っているからです。
 とてもいいメンバーが揃いました。
 中には子どもさんを連れてきてくれる方もいます、その子のヘルプも大助かりです。

 毎回〈ネコの手も借りたい〉ほどの忙しさの中ですけど、ネコのア~ルは遊び疲れて狭いベッドの中で丸くなって寝ているのが普通です、まあよい。

 

 映画館や遊園地にいくのもよいけれど、RIDEの講座はそれよりもっとたのしい、そして自分の可能性を伸ばすことができるいろいろなことを体感できる、と感じていただけるでしょう。

 キャンセル待ちも出て、その方達が結果的に受講できるのかどうか、ハラハラしているところです。100名規模の講座はいろいろやってきましたが、これだけの内容を提供し、高い達成率を維持するのは今回の人数がギリギリのところです。

 たのしんでいる様子は、またこのサイトで紹介させていただきます。

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力による教育からたのしい教育へ/押付けではなく感動で伝えたい、

 今回は何年か前のメルマガの〈たのしい教育の発想法・哲学〉の章を紹介しましょう。先日の「沖縄県グッジョブフェア」を受けてくれた方たちから届いた便りへの返事として添えたものです。

 たのしい教育メールマガジンの中でもこの章は、感動したというたよりがたくさんくる一つです。途中からなので全体像伝わらないと思います、しかし「押し付けではなくたのしい教育で子ども達を育てる意義」は伝わると思っています。
 ぜひお読みください。

 教育の中で〈押し付け〉や〈強制〉がエスカレートすると「体罰」という形で表れます。

「たのしい教育」を志す人たちは「どうすれば〈授業が嫌だ〉という子どもたちが振り向いてくれるか」「どうすれば自分の授業に感動してくれるか」を考えていますから、必然的に体罰と逆の〈内発的な興味関心〉に基づくベクトルに向かいます。

 つまり「たのしい教育」は平和な社会を築く礎でもあるという気がするのですが、どうでしょうか。

 自分の思い考えを力によって押し付ける行為は「体罰」という形で表れると書きましたが、それはさらにエスカレートすることもあります。

 「たのしい教育研究所」からほんの30分ほども離れていないところで、とても悲しい事件が起こりました。
 テレビやニュースをほとんど見ない私も、数週間前から行方不明になっている女性がいるという事は耳にし、心配していました。
「犯罪に巻き込まれているというのではなく、家出でもしていてどこかで暮らしていてくれたらいいな」
と思っていたのですけど、今朝の新聞で、取り返しのつかない結果になっていたことを知りました。

 事件の全貌が明らかになったわけではありませんが、命を奪われた、というのです。
 何という悲しいことでしょう。

 容疑者は米軍関係者だというのです。ただでさえ反発する人の多い沖縄ですから、何か過激なことが起こらなければよいのだがと心配しています。

 その事件の悲しみや怒りの中に「強いものが弱いものに力で自分の思い・考えを押し付ける構図」を見なくてはいけません。
 実は人類が犯す最も大きな悲劇といってよい「戦争」も、同じ構図なのです。

 押し付けや強制で成り立つ社会ではなく、いろいろな人たちが自分の可能性を伸ばし生き生きと暮らす社会に向かって、少しずつでも着実に近づけていきたい、それはきっと多くの人たちがそれに賛成してくれることでしょう。

 もしもそれに賛成してくれるとしたら、ごく日常の私たちの周りの人たちとの関係の中に押し付けや強制がはびこっていないのか、見直していく必要があると思います。

 押し付け・強制とは、相手が納得しないこと、イヤがっていることを力で従わせることです。

 その事によって、押し付ける側の目的が達成されたと思うかもしれませんが、それは早計です。逆の恐ろしい作用が芽生え成長し始めるからです。

 その押し付けの構図の中で育っていった人は「自分が強くなり、力を利用できる立場になれば弱いものたちを従わせることができる」という恐ろしい感覚を身につけていくことになるのです。
 反面教師ということもありますが、たとえば犯罪者といわれている人たちの周りの状況を見ていると〈力の構図の中で育っていった人たち〉が少なくないことに驚きます。

 伝えなければいけないことが大切なものであればあるほど、それは押し付けや強制ではなく、相手が深く納得してくれる様に伝えることができるはずです。
 ただし、人間の長い歴史の中で、やっとその流れに向かったばかりですから、押し付けや強制によらない新しい方法は、私たちが真剣に学び取っていく必要があります。「たのしい教育研究所」の活動は、いろいろな人たちにその方法を伝えることです。

 「たのしい教育」が広まっていくことで、子どもたちもきっと、「大切なことは感動や共感を持って相手に伝えることができる」ということを学びとってくれると思います。
 その中で、力や押し付けによらず、共感や感動による伝え方ができる人たちが増えていくに違いありません。
 そして、自分の笑顔と同じ様に、周りの人たちの笑顔も大切なのだということを実感として身につけていくのだと思います。

 政治から遠いところに身を置く私ですが、ますます「たのしい教育」に力を注ぎたいと思う日々です。
 今後ともご協力、よろくしお願いいたします。

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子ども達の評価・感想から教えられること②

 子ども達の評価・感想から見えてくること、の続きです。まだの方は一つもどってお読みください!

 次の評価感想には、前回の子の感想とあわせて、とても考えさせられる内容が綴られていました。次は名前はありませんでしたがきっと高学年の子だと思います。
 一つ前の評価・感想と同じで、そこにはますますやる気の出てくる言葉が刻まれていました。

 どうしてますますやる気が出たか?
 この子たちが書いてくれた「学校の授業はこんなにたのしい授業ではない」ということがわかる言葉は、他の人たちの評価感想にもたくさん刻まれています。
 こういう感想ではなく「いっきゅう先生の様な授業は、時々うちの担任の先生もしてくれます」あるいは「うちのクラスの先生のたのしい授業と同じだなぁと思いました」という言葉がどんどん聞こえてくる学校教育界にしたいというのがRIDEの大きな目標だからです。
 それが達成された時、RIDEの役割の大きな部分が終わる時だと思います。
 RIDEがやってくる時にしかこういう授業を受けられないというのは、ともてもったいないことです。こういう授業が普通の授業になる、そのために、同じ様な授業ができる様な先生たちをゆっくり育てています。

 RIDEの授業はテレビなどで目にすることのある実験ショー的なものではありません。イベント会場やテレビなどでそういう授業をする人たちは「授業」を〈いろいろな人たちの幸せ〉に繋げるのではなく〈自分を目立たせる道具〉あるいは〈収入の術〉としての部分が大きいのではないかと思うのですが、どうでしょう。
 ある意味それは手品的な立ち位置で、道具とコツが揃えば簡単です。実際今回の〈知恵と工夫をたのしむことが未来を開く〉という授業の中でも、二、三分ほどそういう場面を入れてみました。RIDEのスタッフだけでなく、近くに座っていた参加者にもやってもらいました。
 拍手も起こったのですけど、評価感想にそのたのしさを刻んだ人はほんのわずかでした。いろいろな実験やものづくりをしていく中で、自分の賢さやすごさを実感したことの方がずっとたのしかったからです。

 おもしろいものびっくりする様なものを見せて楽しませるのではなく、自分の思考・賢さの深まりをぞくぞくする様な感動で伝えていくのがRIDEの授業です。そしてそういう授業ができる先生たちが学校現場にどんどん育っていくことが、教育の明るい未来だけでなくこれからの世界の明るい未来を拓くために不可欠だと思っています。

 最後にもう一つこの子の評価感想にスタッフ一同、立ち止まって話をするきっかけになりました。そして何度か読み返すうちに目頭に熱いものがこみあげてきて、もしこの子が誰だかわかったら手を取って強く握手してあげたい気持ちになりました。

 この子はきっと哲学的に考えることも好きなのでしょう、「学校では授業はまじめにやらなくてはいけないと思っていた」という表現は、はじめに目にするものでした。

 〈たのしい授業〉は〈まじめにうける授業〉と並びたたたないと思っている子は、この子だけでなく、たくさんいることでしょう。
〈まじめにうける授業〉というのは〈先生が教えることに対して答えること〉であったり〈解きなさいと書かれた問題を解くこと〉そしてそれらは「間違うことはよくないこと」という評価と一体化したものなのでしょう。
 わずか一回の授業で「予想を立てることが大切なので、それがまちがっていてもダメというわけではない」と悟ってくれたこと、そして〈知恵と工夫〉がどんどん好きになっていく中で〈自分が大好きなものを将来の仕事にしよう〉と決めたこと、私いっきゅうが伝えたいと考えて組み立てた授業を受けて、それを感動的に学んでくれたことに、私自身が感動してしまいました。

 他にもたくさん紹介したいものが続いていますけど、大人編もありますから、今回はここらあたりにしておきましょう。

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