板倉聖宣(仮説実験授業研究会代表) 学ぶこと 真似ることの素晴らしさ/研究所の実力ある先生たち(1)

 たのしい教育研究所には、主事を経て管理職へとすすみ、現場で先生たちを指導する立場となったり、担任のまま力をどんどん伸ばし、子ども達とたのしく過ごしている方など、力ある教師がたくさんいます。
 一人ひとりの授業の腕や指導力は、研究所の代表をしているわたしの目からみても、かなり高い位置にあると自信を持って伝えることができます。

 ワークショップなどでは、その先生たちが研究所に来て、自分の授業のアイディアを惜しみなく披露してくれます。

 その話を聞く若い先生達の様子をみていると、これまからますますたのしく賢い先生たちが育っていくのだなと思えてなりません。

 地道な取り組みの継続でも、それがある点に至った時に、上昇カーブの勢いをグンと増すに違いないからです。

 だいぶ前になりますが、仮説実験授業研究会の板倉聖宣代表(日本科学史学会会長)が月刊誌「教育と医学(1989.4)」に「真似ること・模倣すること」の大切さを書いています。幕末の日本人と中国人の違いについても述べられていて興味深い内容です。

つづく

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あいさつ運動をたのしく(2)−朝のあいさつにもたのしさの効果を−

 定番のあいさつ運動(クラス持ち回り制で一週間 玄関に立って、登校してくる仲間たちにあいさつをかける運動)をたのしくできないだろうかという意図ではじまった〈シャボン玉あいさつ通り〉の活動は大歓迎され、日が進むうちに、それをたのしみに登校してくる子ども達のかがやいた顔が増えて行きました。

 それにしても、なかなか無いでしょう、シャボン玉で迎えられて登校するなんて。
 たのしみにしてくれている子どもたちの足取りも軽やかです。


 しかも〈あいさつ運動〉をしているわたしのクラスの子ども達も、とてもたのしい顔をして「おはようございます」と声をかけてくれるのです。表情はわからないとおもいますけど、みんな明るいかおをしていて、うつむいている子はいません。

 それだけではありません。
 クラスの中にも朝に弱い子が二三名いて、そういう子は何とかギリギリセーフ状態で登校してくるのですけど、その子たちが遅刻せずに〈シャボン玉あいさつ運動〉の世話をする様になってきたのです。

 

 シャボン玉をつくるのはこれです。
 わたしがこういうオモチャが好きなので、いろいろそろえてありました。
  そうやって、子ども達がどんどんもりあがり、もっと大きなシャボン玉で迎えようという話になりました。
 シャボン玉あいさつ運動の最終日の金曜日は、ビーチボールより大きなシャボン玉を作ることになりました。

 その時の写真は残念ながら見つかりません。
 いずれ見つかったら、掲載しようと思います。ご期待下さい!。1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックするとさらにありがとう!

 

 

たのしい〈あいさつ運動〉はいかがでしょう−朝の歓迎にシャボン玉(1)

 「あいさつ運動」をたのしくする方法の一つを紹介させてください。よその県ではどうなのか知りませんが、沖縄県では〈朝のあいさつ運動〉が定番です。クラス持ち回りで玄関先に立ち、登校してくる児童に「おはようございます」とあいさつするのです。

 たのしい教育研究所の大賑わいの夏休みも終わり、Dataを整理していると、私いっきゅうが教師をしていた頃の写真に行き当たりました。見ているとたのしい想い出の画像がたくさん散りばめられています。その中に〈シャボン玉でおはよう〉を合言葉にした〈あいさつ運動〉の写真がありました。

 一週間つづく〈あいさつ運動〉をどう盛り上げようかということで私が〈眠い子どもたちも多いと思うので、パッと喜ぶ様なもので歓迎してあげようよ〉と提案したところ子ども達も大歓迎で、実施する運びとなりました。

 顔がたくさん写っているので水彩画加工して掲載します。


まん中に漂っているのがシャボン玉です!
その部分だけを加工なしで御覧ください。

 実験はみごとに大ヒット。
 土日と休みが続いたあとの月曜日。
 宿題が心配だったり、いろいろ辛いこともある子ども達も〈シャボン玉あいさつ通り〉を通るときにはパッと明るい顔になります。

 朝の清掃活動が終わった子ども達も「うわ~、すご~い!」と〈シャボン玉あいさつ通り〉をかけていきます。

 つづく。1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックするとさらにありがとう!

自由研究「キッチンは宝箱」から(2)

 自由研究でもたのしく利用できる教材「キッチンは宝箱」に取り上げようと考えている問題の一つです。前回のきれいな黄色の花をご覧いただけましたか?
 さて、あの花はどの植物のタネから育ったのでしょう。

 ごく普通のスーパーの食材品コーナーにおいてあるものです。
 この花、一円玉くらいの大きさの小さ目の話です。

 

 答えはこれ

 あずき(小豆)です。

 あずきは、ぜんざいに欠かせませんし、ご飯にまぜて利用したり、餡(あん)にして、まんじゅうやアンパン、最中(もなか)、たい焼きなどに利用したりと、日本人の食生活に欠かせない食材の一つです。
〈あずき〉をテーマにした博物館もあるんですよ。兵庫県姫路市の〈あずきミュージアム〉です。興味のある方はのぞいてみてください➡こちら

 食材として身近な〈あずき〉が、こんなにきれいで清楚(せいそ)な花を咲かせることに研究所のメンバーみんなが驚いていました。

 これは研究所でタネを育てはじめた時の写真です。
 2017年7月5日とありますから花が咲くまで55日かかったことになります。


 葉に比べて花が小さいので観賞用に育てるというには向かないかもしれません。しかし、一度は育てて鑑賞してみるのもよい選択だと思います。勢いがよくて、すくすく育つ〈食材用タネ〉の一つです!
 みなさんの家庭で花開いたら、ぜひ研究所に写真をとどけてくださいね。 1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックするとさらにありがとう!