自由研究で夏をたのしもうの様子(1)-予想チャレンジで大賑わい

 先日開催された大人気の講座「子どもも大人も自由研究で夏をたのしもう」の様子をお届けします。たのしい教育研究所の提供する内容はすべからく〈予想チャレンジ〉で構成されています。今回もたくさんの人たちにたのしんでもらうことができました。そして今回も全員が満足したという評価を得ることができました。
 おとどけします。

 いつもの様に朝一番で〈かずさん森さん〉が描いてくれたタイトルが、広い会場にどっしりと掲げられます。スタッフも、今回はどういうデザインなのか目にするのをとてもたのしみにしています。

 きっとこのサイトを読んでくださっている皆さんのおかげも大きいと思いますが、お陰様で〈たのしい教育研究所の講座〉は人気が上がり、早々と定員に達することも少なくありません。
 講演会形式では可能でも、研究所の講座は実技・ワークを伴うものがほとんどですから対象人数はあらかじめ想定しながら企画をすすめていくことになります。そうやって設定した枠は参加者の満足度や安全な活動を確保するために、簡単には広げることができません。今回参加が叶わなかったみなさんには申し訳ありません。ぜひ次回、早めにアプローチしていただければと願っています。 

 〈受付〉が開始されると前の方から席が埋まります。
 これは受付がスタートしてわずかしか経っていない状態です。研究所の講座は〈日本定刻主義〉の名の下で、時間通りに始まります。「席がまだ埋まっていませんので、もうしばらくお待ちくださしい」という案内はこれまでもありませんでしたし、今後も皆無です。逆に、早く来てくれたみなさんに「モーニングサービス」として、スペシャル授業をしたりするくらいです。

 席を確保すると、参加者が向かうのは〈教材売り場〉です。
 おたのしみボックスなどのメイン教材は前半ですぐに売り切れてしまいます。

 講座はいつも〈Miki先生〉のたのしいゲームから始まります。Miki先生は若手の先生ですけど、ほのぼのとしたたのしさで定評があります。始めて出会う人たちが多い中でも緊張がほぐれて、クラスの仲間の様な雰囲気に近いものが生まれます。

 その後〈Shimoちゃん先生〉のたのしい読み語りです。自由研究で利用できる本をいろいろ紹介してくれました。資料も充実しています。

 その後わたし〈いっきゅう〉の「星のかけら」という授業プランを全員にたのしんでもらいました。宇宙が大好きで石や砂なども大好きなわたしが全力を注いだ自由研究プランです。

 〈星のかけら〉という授業プランを受講すると、こういう〈星のかけらBox〉が出来上がります。大人の皆さんは〈宝箱〉とかいろいろ書いて大切にしてくれました。

 その後、若手のリーダー YoshiRin先生が教材の紹介でもりあげてくれました。
 YoshiRin先生の紹介のあとは、また教材コーナーに参加者がさっとうします。

 後半は、もりづくりや不思議実験の時間です。これは〈こっプラ板〉を体験してもらっているところです。

詳しくは(2)でご案内します。たのしみにしていてください。1日一回の「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか-〈人気ブログ〉いいねクリック⬅︎ジャンプ先のページでもワンクリックお願いします

たのしい授業レッスンの様子/〈ウィキペディア的授業〉からの脱却

 たのしい教育研究所では〈先生方向けの授業スーパーバイズ〉の時間があります。一~二名だと時間のゆとりもあるのですけど、大人数だと、部屋を2つに分けて指導することがあります。部屋に飾った教材の名前で〈水分子の部屋〉と〈磁石の部屋〉という名前で呼ぶことがあります。
 これは水分子の部屋での特訓の様子。

 そしてこれは磁石の部屋での特訓の様子です。

 別々に授業してもらい、指導主事レベルの力ある先輩たちから講評や助言をもらい、その後、私が全体的なスーパーバイズを行います。

 今日語ったのが「ウィキペディアの様な授業をして子ども達がしっかり着いてくると思っているのは、優等生の幻想である」という話。何名もの先生たちがガーンと頭を殴られた様な気持ちになったようです。〈ウィキペディアの様な授業〉というのはわたしオリジナルで、一般的にそう言われているわけではありませんのでご注意ください。
 ※ウィキペディア:web上の大百科事典

 もちろん、先生達を傷つける意味で言ったのではなく、ここの研究所に学びにくる気持ちのある先生たちには伝わるだろうと想定して話をしたことです。
 たとえば社会科で〈いついつどういうことがありました。それはこうこうこういうわけです〉という知識をどんどん子ども達に伝える授業が〈ウィキペディアの様な授業〉です。そのウィキペディアの様な授業に着いてくる子どもたち、着いて来た子ども達が優等生で、教師の中には、その優等生がとても多いのです。

 優等生には〈そんなの知ってどうするの?〉という疑問はあまり起こりません。
〈教科書に書かれていることをしっかり覚える〉ということが自分の中でルーティーン(routine:決まりきった仕事・流れ)になっているからです。

 そういう優等生なら着いてくる型の授業からの脱却を目指したのが次年度から実施される指導要領の骨子〈主体的・対話的で深い学び〉だと言っても良いでしょう。それはつまり〈ルーティーンの身についた子ども達〉を中心にすすめる授業ではありません。

 どうすれば、普通だと集中力が何十分も続かないAくんが食いついて来てくれる様な投げかけができるだろうか?
 それを真剣に考えて準備し、授業にのぞみたい。

 その具体的な技を提供しています。

 この先生達が現場で活躍する日がたのしみでなりません。1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックすると尚うれし!

授業で大切なこと(中級編) 教師の声

 たのしい教育研究所のワークショップで特訓を受けている先生たちに大切に伝えていることがいくつもあります。それらの大切なことを束ねて子ども達に伝わっていくものが〈教師の声〉です。いい声をしているとか、高い・低いということではありません。
 子ども達は表現がうまくできない分、相手の感情・感覚を読み取ることに優れています。
「怒っていないといいながら、この先生よく怒っている。今もそうだ」という様な感じで、瞬間瞬間、肌で感じ取っていくのです。
 それが教師の態度や表情、なかんずく〈声〉から読み取るわけです。

 ですから「今日の授業たのしいよ^_^」という想いは声に表したい。
 文章に書けば同じでも、それを伝える先生によって、その声に「^_^」「・ω・」「\(^o^)/」という想いがのっていくのです。

 これは算数で〈単位量あたりの大きさ〉の授業を実践しているところです。
 

 構成としては〈導入〉が大切で、そのためにも〈予想をもって問いかける〉という過程を組み込んでいくとよい、ということが内容の構成として大切だということをつかんでいった先生たちに、今回は〈声〉を視点にコーチしました。

 人によって違いますが、たとえば 「もっとわくわくどきどきする様な声の調子でいきましょう!」 という様にコーチしています。

 全員、着実によくなってきています。
 この人達が学校現場でどんどん、子ども達の笑顔と自分の笑顔を広げていくことでしょう。1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックすると尚うれしい!

友あり遠方よりたのしい教育研究所に来たる/病院でもたのしい教育を

 たのしい教育研究所を訪ねたいと宮古島からS先生がやってきました。夏休みでやっと時間ができたとのこと。S先生との語らいで、また宮古島で授業をしたい気持ちになっています。二年スパンで考えれば時間をつくることができそうです。

 S先生はわたしがこれまで宮古島で授業にほとんど参加してくれていて、教育についてもたくさん語り合ってきました。その中で忘れられない言葉があります。

「きゆな先生の授業を見て分かりました。やっぱり授業には〈わくわく感〉〈ドキドキ感〉が大事なんですよ。
 ◯◯方式とか◯◯授業とかいろいろありますけど、確かにそれなりの授業なのかもしれないのですけど、それには〈わくわく〉とか〈ドキドキ〉がないんです」

 

 そんな中、今回S先生が真剣に話しをしてくれたのが「入院中の方たちに、たのしい教育研究所の授業をしてほしい」というお話でした。ご家族の方が入院した時に、本当に必要だと感じたとのことです。
 もちろん、たのしい教育研究所の活動として掲げているジャンルの一つです。時間はなかなかままならない状況ですけど、若い先生達を育てる活動が一段落ついたら、動き出したいことの一つです。

 本格的に動き出す前に、単発的な授業は調整可能です。このサイトをご覧になっている病院関係の方がいましたらご相談ください。ベッドで寝たまま、車椅子に座ったままでも受けられる本格的でわくわくドキドキする様な授業を提供致します。1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックするとなお嬉しい!