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ここまで。

人と人との結びつき|子育て・教育に疲れた時に見ませんか

 クリスマスが近づいてきました。
一年で最も好きな、いろいろな人たちの笑顔が生まれてくる日々です。

そんな中、やっとゆとりが出てきたのでしょう。
来年度に向けて動き始めています。

その一つ
evernote(エバーノート) に貯めて来た情報が膨大な量になったので、その整理・分類をはじめています。

知らない方のために少し書き加えると
evernote は「個人的な情報バンクサービス」です。
「クラウド」と呼ばれているのがこういうシステムです。
自分が「これは大事だ」と思う情報を個人バンクにUPしておいて、
必要に応じて携帯でもパソコンでも取り出せるシステムです。
普通の使い方なら「無料」サービスで十分で、
わたしも特別な時にお金を支払うくらいで
もっぱら無料サービースを活用しています。

 タイで作成された動画に感動して「これは忘れたくない」と数年前にevernoteにUPしてあったものを久しぶりに見て、いろいろな人に紹介したいと思いました。

見ていただく前に少し書かせてください。

教師を早期退職して4年前にNPO「たのしい教育研究所」を設立しました。
おかげさまでいろいろな方達の支援を得て順調にすすんでいます。
また企業団体からも支援・支持を得ることができる様になってきました。
そういう中でも基盤は、仲間達との手弁当の活動です。

そうやって暮らす日々しみじみと、この活動が子ども達の「今の笑顔」だけでなく「未来の笑顔」を目的としたものなのだと感じています。
そしてもう一つあります。
この目的に向けて一緒に活動してくれている人たちの「今の笑顔」と「未来の笑顔」を求めることです。

ずいぶん贅沢ですけど、それらはお金や地位や名誉などではなく、すべて「人と人との結びつき」で成り立つものです。
だからこそ簡単ではないのです。そして、だからこそ一生かけてやる価値を感じてしまいます。
お金や地位の問題ならもっと簡単だという気がします。この活動は、地位の高い人やお金持ちがやると成功するという様なものではないのです。

ここに紹介するタイの動画は、単なるお涙ちょうだい的なものではなく、わたしのそういう思いと結びついています。
よろしければごらんください。
タイ語に英語の字幕が重なりますが、みなくても映像だけで9割以上伝わると思います。

たのしい教育活動がたのしくてならないクリスマスが近づく日々です。

沖縄の教育から世界の教育へ
たのしく魅力的で賢くなる教材と授業を提供する
たのしい教育研究所です

新聞ゴマをたのしむ子ども達と先生|ひろがる「たのしいキャリア教育/グッジョブ授業プラン」

今日もうれしいメールが届きました。

このサイトで紹介した「新聞ゴマ/しんぶんゴマ」を休憩時間に試してくれたそうです。

とても盛り上がったとのこと。

早い子で3分ではできたといいます。
長くても15分あればOKだそうです。

この新聞ゴマは、作ってみるとわかるのですけど、とても安定したものになります。

一枚の紙を切って回すと、重心がぶれることも多いのですけど、テープを巻いていくとちょうど真ん中のつまようじに重心が重なるからです。

子ども達の様子をいくつかおとどけします。

切った新聞紙のテープを巻いている様子です。

新聞ごまづくり

これは出来上がった新聞ゴマ/しんぶんごま を回している様子。
きれいに回っています。

新聞ゴマしんぶんごま3

新聞ゴマしんぶんごま2

これは

これはみんなで競争している時の様子です。

新聞ゴマしんぶんごま4

 

できあがった新聞ゴマを並べた写真です。

新聞ごましんぶんごま

ところで、コマを作ることができなかった子がいたそうです。
「こんなの作る意味ないよ」というのならしかたないのですけど、「作ろうと思ったのに作ることができなかった」としたら、ぜひその子から学びたいです。

沖縄に何度か招いたことがある、松本キミ子さんという絵の先生がいます。
キミ子さんが書いた「絵の描けない子はわたしの教師」という本があります。
それと同じで、授業プランを作成している私には
「コマの作れない子はわたしの教師」
そう思えます。

ものづくりの知恵と工夫がキャリア教育につながる、たのしいプランにしていきたいと思っています。

 

ひろがるたのしい教育の真っ只中
「たのしい教育研究所」です

 

橋の実験|小さなブロックで「谷」に「橋」をかけられるか?

子ども達や先生方と「橋」の研究がすすんでいます。

今回はこういう実験について考えてみましょう。

ここに木のブロックがあります。
このブロックを二つ並べても届かない「谷」があります。
この机がガケで、その間が「谷」だと思ってください。

スクリーンショット 2015-12-10 16.07.51

木のブロックを並べていって、このガケに橋をかけることができるでしょうか?
たとえばこんな様に並べていくと2倍以上の長さがある「谷」に橋をかけることができるのでしょうか。木のブロック以外のものを使ってはいけません。
どう思いますか?

スクリーンショット 2015-12-10 16.07.58

予想 ア.可能
   イ.不可能

予想してみてください。

この問題は「たのしいキャリア教育授業プランVol.2」に向けての検討会で出てきたものです。

キャリア教育・グッジョブの授業づくりに快進中の日です。

 

たのしい教材作りのエキスパート
「たのしい教育研究所」です

特別支援教育で五味太郎 らくがき絵本|色塗りと発表をたのしむ

たのしい教育研究所では特別支援教育に関わる先生方からの相談をうけることもしばしばあります。
最近紹介したアイディアをためしてくれた先生が写真を送ってくれました。

五味太郎の「らくがき絵本」のページの絵に色を塗って、どうしてそれが好きなのかをみんなの前で発表するというシンプルな授業です。

スクリーンショット 2015-12-09 18.55.40教師をしていた頃から
「不登校や暴力、教室を飛び出したりするなど、教師が問題行動と呼ばれる様なものの多くは〈自分の思いを言葉で相手に丁寧に伝えることができない〉と考えていることに起因する」
という仮説をあたためていました。

〈自分の思いを言葉で丁寧に話せば相手にその思いがちゃんと伝わる〉ということを学んでいけば、暴力や逃避などはかなり減ると思っています。

自分には無理だと考えてしまうから、言葉以外の解決行動に出てしまうのでしょう。

特別支援の対象の子ども達は特にそういう練習を積み重ねていくことが必要だと思います。

プランは、好きなものを色で目立たせて、周りの人たちに
「どうして好きかというとね」
という様に語ってもらいます。

色を塗るだけでもたのしいのですけど、その後の発表が重要です。

今回の授業で、「注射器が好きです」という子がいたそうです。
みんなが「どうして?」という顔をしていると、その子は
「世界から病気を減らしてくれるから」
と語ったそうです。
それを聞いた周りの人たちはみんな感動していたということでした。

わたしもその話を聞いて感動しました。

スクリーンショット 2015-12-09 18.55.30

特別支援教育もたのしい教育で!
広がるたのしい教育活動です。