たのしい教育cafe9月は来週9/12 Open!

 月に一度RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )が一般の方たち向けにオープン講座を開催しています、それが「たのしい教育Cafe」です。その名の通り美味しい珈琲もあります。学校の先生たちだけでなく、地域での教育を考えている方、将来教育関係の仕事を目指している方、家族でたのしみたい方など、高校生以上なら参加可能です。
 10名くらいの少人数なうえに、たのしい教育研究所に来る人たちは、みんなたのしいことが好きな子どもの感性をもっているので、一人で参加しても寂しい思いをすることはありません。何より、そこで紹介される授業、ものづくり、読み語りなどがたのしいので、すぐに周りの人たちと打ち解けてしまうと思います。

 毎月のはじめの頃に、担当のI先生から、それまでの講座に参加した方たちを中心に案内が送られてくるのですけど、1日2日で八割方が埋まってしまいます。興味のある方は、早めにお申し込みください。

たのしい教育研究所よりご案内のおたよりです。

みなさんお元気でしょうか。
日中はまだまだ暑いですが、朝夕はだんだんと涼しくなり、過ごしやすくなってきましたね。

学校も始まり、元気いっぱいの子どもとの日々、たのしんでいきましょう^ ^
保護者の皆さんは、いつもの生活にもどったという感じかもしれませんね。
 
さて、毎月一回の〈たのしい教育Cafe〉をご存知でしょうか。
たのしい教育研究所の講座を小規模にした様なたのしい集まりです
もちろん美味しいコーヒーや簡単な食べ物も準備しています。
 
学校や地域ですぐに使うことができる様なたのしい教育の教材を本に構成して、生徒になって体験してもらっています。
「たのしい教育を実践したい」と考えている方(高校生以上)なら誰でも受講可能です。
10名程度のフレンドリーな規模で実施しています。人数に達するとお断りすることになりますので、希望する方は早めにお申し込みください。
 
 
9月たのcafé(予定)
① たのしい授業プラン(Tera先生)
②「たのしい教育の発想法」 (いっきゅう先生)
③「たのしい国語」(Miyu 先生)
④ わくわく読み語り (Mie 先生)
⑤  うまくいった、うまくいかなかったコーナー
★プラス 自由発表
 
日時:9月12日(水)
          OPEN 18:30 〜21:30(片付けまで)
場所:たのしい教育研究所第三ラボ(登川マクドナルド近く)
  わからない方は事前にお問い合わせください
参加費:1,350円(飲食費、教材費込み)
 
参加ご希望の方は、こちらのメールに返信のうえ、お名前のご記載をお願いいたします。
講師の先生の準備もありますので 9月9日(日)までに連絡をお願いします。
 申し込み人数によっては、期日前に定員に達し、おことわりする場合もあります、ご了承ください。
申し込みこちら
 
毎日たのしく〈たのしい教育〉、RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )です。

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研究所のたのしい教育で育った子ども達/アシスタント候補のAくん

 私いっきゅうは、講座などではスタッフのサポートが入りますが、海外、県外、県内離島など、離れたところでは、わたし一人で授業しています。
 わたしは長年、学校で教師をしていました。
 教師にはアシスタント(助手)はいませんから、それはある意味、普通のことです。

 教師がアシスタントが欲しい時にどうするか?
 子どもにアシストをたのみます。

 教師をたとえば〈炎を使う実験〉の時

わたし

「YくんUくん、万が一、火が何かにうつった時のためにバケツに水汲んでいつでもかけられる様に、消防士の役、お願い」
YくんUくん

 「ラジャー」

という感じです。
 そのうちに子ども達から「先生、消防隊を作ろうよ」という話が出て係活動になり、いちいち頼むこともなくなりました。

 研究所への依頼授業で遠くに出かけていき、一人で授業しなくてはいけない状況でも同じです。
 必要な時には、参加してくれた方に
「これ持っていてくれませんか」
という様に頼むのが普通です。

 たとえばこの写真。
 左から二番目が私、その向かいにいる参加者の方にヘルプをたのんでいるシーンです。


 アシスタントといえば、最近こういうことがありました。
 たのしい教育研究所には先生や保護者の方に連れられて、子どもたちもやって来ます。
 Aくんはこれまで研究所のたくさんの講座を受けてくれた子です。
 科学的に考えることだけでなくスポーツが大好きで、県の大会で優勝する様な子です。
 Aくんに「これまでたくさんの講座を受けているので、そろそろいっきゅう先生の助手として働くのはどう?」という話をしたら
「やりたい」とのこと。

 さっそく助手用のコスチュームを着てもらったら、けっこう似合っていました。なにやらポーズを決めていますけど、私には何のポーズかわかりません。


 この姿をみたスタッフのYさんが
「いっきゅう先生もAくんも探し物が得意じゃないから、授業の時に二人で〈あれがない、これもない〉と探し回ってばかりで授業にならなかったりして」
 とつぶやくと、みんな大笑いでした。

 まあしかし、いつか研究所の授業でデビューするかもしれません。
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沖縄市の出前児童館でたのしい手作り楽器〈カズー〉を作ります

 たのしい教育研究所でスタッフが集まって〈たのしい教材会議〉を開催。九月の出前児童館(沖縄市)での授業でとりあげる内容です。

 いろいろな案の中で九月の内容として選出された一つが手作り楽器〈カズー〉です。

 アフリカの民族楽器で、こういう説明がwikipediaに載っています。

カズー(Kazoo)は膜鳴楽器の一種。バズーカとも言う。元はアフリカの楽器で、黒人奴隷によってアメリカにもたらされた。

真鍮(あるいはプラスチック)製の管の一部に羊皮紙(現在はポリプロピレンフィルムなどで代用)を張り、口に咥えながら声を発し、共鳴、振動させて演奏する。発声によって音の高低を付ける事ができる。

ラッパ型や潜水艦型(クジラ型と呼ぶものもいる)などの形があり、約500円程度の安価で買えるなど、非常に玩具的要素の強い楽器である。日本の駄菓子屋や野球場などでも、より簡易なものが「ブーテキ」の名前で販売されている。

他の楽器に比べ非常に安価で、練習をほぼ必要としない手軽な楽器であり、軽妙、滑稽な音が出ることから、特にジャグ・バンドやフォークの楽曲で使用される事が多い。またギターの弾き語りの際に、ハーモニカ用のホルダーによって口元に取り付け演奏する場合もある。

 RCサクセッションの名曲「ぼくの好きな先生」でも利用されています。山崎まさよしも使っているとのこと。

 カンタンに作ることができて、しかもハミングで曲を口ずさめば、それが共鳴して音を出すので、演奏も難しくありません。

出来立てのカズーを演奏してみたらア~ルが飛んできて目を丸くしてみつめていました。

 沖縄市の出前児童館9月は
9/10(月)知花公民館
9/11(火)胡屋公民館
9/12(水)登川公民館
9/13(木)比屋根公民館
9/14(金)松本公民館
 時間は16:00~18:00

 手作り楽器〈カズー〉以外にも、アクションゲームや読み語りなど、たのしく賢くなるものがいっぱいです。

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自由研究について子ども達へ贈った言葉+α (大人の皆さんへ)/大人も子どもも自由研究をたのしもう(後半)

自由研究について書いている前回からの続きの内容です。まだの方は一つ前に戻ってお読みください。

 はじめに書いた様に、研究は科学者になる人たちに必要だ、ということではなく、誰にとっても大切なことです。
 ごく普通の暮らしの中でも、音楽がすきな人はスピーカーのおき方などを工夫して「もっとよく聞こえる音の研究」ができるでしょう。
 石の上に置いたり、ヒモでつるして空中にぶらさげたり・・・

 先生になりたいという人は今のうちから「子ども達がもっとたのしく授業してくれるものを探す研究」ができるでしょう。
 実際、たのしい教育研究所には、そうやって、いろいろな研究をしている人たちがたくさんいます。

 夏休みはおわりますけど、みなさんが、これから好きなことを見つけて、自分で予想を立てて確かめていくことができる様になることを、たのしみにしています。
 何か、たのしい実験がみつかったら、たのしい教育研究所にもメールなどで教えてくださいね。

 大人のみなさんは、仕事の中では自由に研究することが難しいと感じるかもしれません。そういう難しさをいろいろもらっていますから、最後にそのことについて書きましょう。

 たいていの仕事は長い歴史をもっていますから〈こういう場合にはこうする〉というルーティンが決まっていることも多いでしょう。
 しかし実は、そういう中にもたのしい研究の可能性がいくつもみつかります。
 会社で受付担当の方なら、来てくれた方が微笑んでくれる対応、声のトーンなどを予想を立てて確かめていくこともできるでしょう。
 車の整備のお仕事をしている場合、修理する時に勝手にやってもうまくいきません。合う部品はすでに決まっていますから、自分に作ることもできないでしょう。
 しかし、修理して後、車の持ち主に〈こうすれば長持ちしますよ〉というアドバイスはできます。専門家の目でその車の状態を見れば〈中古の部品で安く済ませてしまったら結果的にはやく買い換えることになる〉ということがわかるかもしれませんから「確率的に70パーセントくらいで考えていただきたいのですけど、部品代が高くなっても、新品に変えた方が結果的に長持ちして、全体として安くすむと思います」というように伝えていくことで、あの修理店は腕がいい、信頼できるという様な評判が出てくるかもしれません。それも〈研究〉です。
 
 学校の先生で、研修を担当している人もいるでしょう。
 生徒指導の先生なら、たのしい生徒指導という研究もできると思います。
 研修する教科や内容は前年度で決まっているかもしれません。算数で〈文章題〉をとりあげるような場合でも「子ども達の笑顔が広がって、もっと学びたいといってくれる様な研究をしませんか」という流れをつくっていくことは可能です。

 指導要領にも〈主体的・対話的で深い学び〉とあるくらいですから〈主体的になる=もっと学びたいと感じてくれる⇨たのしんでくれる〉という流れも自然です。
 研究というのは必ずしも予想どうりにいくものではありません。
 時にはこども達が「こういう勉強より他の進め方で教えてほしい」という評価をするかもしれません。
 しかし予想が外れたとしてもそれは重要な研究結果です。
 それをどう工夫改善していけるのか、新しい内容をどう提供していけるのか、そういう進め方をしていくことで、子ども達が主体的に学ぶ内容を発見することができる様になるでしょう。

 どういう仕事にしても、昨日と同じ今日、一週間前と同じ今日、去年と同じ今日という様な動き方をしていると苦しさも大きくなっていくのではないかと思います。

 進化の流れをみていても、人間はもともとDNAの中にチャレンジしたい気持ちが刻まれているとしか思えません。
 わたし達の祖先、猿人ルーシーは木々の上で木ノ実を食べていた暮らしをすててサバンナへ向かって歩きはじめました。
 そのDNAを引き継いでいる私たちは、今、火星にも行こうとしています。


 仕事だから決まり切ったものだと思えても、そこにはいろいろな研究の可能性があるに違いありません。
 ぜひ、自分で何か見つけて研究をすすめてみてください。

 仕事やふだんの暮らしの中で、少しずつでも明るくたのしく賢い方向に向かって工夫していくことで、わたし達の生活も豊かになっていくのです。

 たのしい教育研究所では、そういう皆さんを心から応援しています。

 では、またみなさんに会えることをたのしみにしています。

 もしかすると、また10月に親子参加できるたのしい講座を開くことができるかもしれません。
 その時には連絡しますね。

 たのしい教育研究所 の講師スタッフみんなより
2018年8月26日
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