小学校の文化講演会に招いていただいて、親子先生方に講演会をしてきました。
予想していたより大勢の参加者でした。
「講演会」だというので、はじめのうち子ども達はかしこまっています。「何かむずかしい話なんだろうなぁ」という感じでしょうか。
しかし、予想を立ててもらって実験をするので、すぐにこうなります。
先生たちも、保護者の皆さんも、とても喜んでくれました。
いろいろなところで耳にする言葉ですけど、先生たちの中から
「いっきゅう先生、わたしの子どもにもぜひこういう授業をうけてほしいです。ぜひ○○小学校(中学校)にも来ていただけませんか」
という声があがります。
それはとても嬉しいことです。
学校にいる自分の教え子だけでなく〈自分の子ども〉にもこういう授業をうけてもらいたい、という感想は建前では出てこない、本物の感動に違いないからです。
ある先生はこういう感想を伝えてくれました。
「今日の授業を見てびっくりしました。あれだけ高度な内容をやっているのに、子ども達がみんなたのしそうに身を乗り出して聞き入っていたからです。わたしもそういう授業をしたいです」
内容は「落下の法則」でした、
学校の先生たちでも簡単ではありません。しかし、高度な内容だからこそ、その取り上げ方によって、とてもたのしくなるのです。
たのしさが未来を拓く、という気持ちがますます高まる今日この頃です。
そういえば、「たのしさが未来を拓く」という言葉について、ある先生たちと話になったことがあります。その時
「自分の未来は、たのしさの方向に切り開いていきたいとおもいませんか? 逆にいうと、たのしくないものに未来を切り開いてほしいという気持ちは起こらないのではないでしょうか?」
と話したら、みんな深く納得してくれました。
たのしさが未来を拓く、それはダテで言っている言葉ではありません。
毎日たのしく〈たのしい教育〉、たのしい教育研究所です。