たのしい教育研究所でカウンセリングを学んでいるみなさんへ
たのしい教育研究所 カウンセラーのきゆなです。
久しぶりにwebサイトにカウンセリングについて書かせてもらいます。
今回は「カウンセラーのメンタル」についてです。
アルフレッド・アドラーのインディビジュアル・サイコロジーと科学教育(仮説実験授業)の手法を融合させたLEAPカウンセリングでは、
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①その課題の原因を探らず<目標>をテーマにする
②解決すべき課題をはっきりさせる
③有効だと思われる手立てを具体的に提示する
④「実験」という視点をもって眺める
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という流れで進んでいきます。
その手法や哲学は、かなり有効で、何度かそれに触れてきました。
今回は、カウンセラーのメンタル的な構えについて書かせていただきます。
カウンセリングの前半の流れは
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クライエントの話を聴き
幾つかの質問を投げかけ
反応を丁寧に見つめて
問題や課題を整理する
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というようにまとめることができます。
もちろん、その後の「実験」という重要な流れがあるのですけどここでは触れません。
カウンセラーは、その時にどういう気持でクライエントさんと向い合っていたらよいのでしょうか?
その話をすすめるに当たって、まず質問させてください。
人が最も心を開くのは、どういう相手にたいしてでしょう?
考えてみてください。
続けます。
人が最も心を開くのは、どういう相手にたいしてでしょう?
答えはいろいろあるでしょう。
◯話しやすい相手だ
◯いろいろなアイディアをだしてくれる人だ
◯真剣に聞いてくれそうだ
etc
それに加えて、カウンセリングの時の必要条件に
「ほかの人達はなかなかわかってくれないけれどこの人は本当に自分の事を分かってくれている」
という場合ではないでしょうか。
このあたりの事は、数あるカウンセリングの教科書にも書いてあります。
さて、話はここからです。
相手の何を分かればよいのでしょう?
経済感覚?
教育に対する構え?
願い?
etc
わたし自身カウンセラーとして
クライエントさんの
「感情・感覚がふに落ちる」
「同じような感情や感覚を共有できる」
という流れができた時にやっと、いろいろな課題や問題を一緒に突破できるようになったたという経験を何度もしています。