かなり遊び要素がたっぷりな絵本を紹介させていただきます。
『おおかみだあ!』セドリック・ラマディエ(文), 谷川俊太郎(訳)(ポプラ社)
おおかみだあ! (ポプラせかいの絵本)
ページめくるたびにハラハラ、ドキドキ、笑いがいっぱいうまれると思いますよ。
はじめのうちは、遠くに小さく見えるオオカミが、どんどん近づいてきて、どきどきしながらすすみます。
どきどきしている私たちに、絵本がいろいろ語りかけてくれます。
「本を右側にかたむけて」
「本を振ってみて」
「本をさかさまにしてみて」
などなど、それに従っていると、笑いがうまれます。
今まで味わったことのない感じのたのしさです。
特に「しかけ絵本」というわけではないんですよ。
普通の絵本という形の中で、ここまでたのしめるんだ~と感心してしまいました。
オオカミの様子がスリルとおもしろさにあふれていて、ページをめくりながらどんどん引き込まれていきます。
さいごの言葉は
もういちどはじめから?
です。
それを読むと、子どもたちは何度も「はじめから、はじめから」と答えてくれました。
大人の方たちにも読んでみましたが、みんなとてもたのしんでくれました。
子どもから大人までおすすめします。
Hina記