学校現場にいる先生方や、一般の方達は気づかないかもしれませんが、教育の世界の中でも、自分(たち)のオリジナリティーを主張して、〈これを利用するならちゃんとロイヤリティ(使用料)を払って利用してください〉というようなことは、いろいろあります。「うちが開発した教材ですから勝手に授業にかけてはいけません」と主張する人物、団体はいくつもあるのです。
ロイヤリティまでは主張しないまでも、研究授業などで「これは私ががんばってつくった授業です。これだけがんばったから可能なのです。簡単に真似されると困ります」というイメージが前面に出てくる様なものもありますし、大抵の研究授業は真似できないようなものが多いのです。
教育にはいろいろな見方・考え方がありますから、それも一つの実験として捉えればよいと思います。
ただしそれは〈たのしい教育研究所は〉の目指すところと大きくかけ離れています。
わたしたちの〈たのしい教育研究所〉は、開発した教材は、ごく普通の先生たち、教師なりたての先生たちにも無理せず、ある意味、簡単に利用できるものとして研究をすすめています。突き詰めていえば〈産休あるいは育休で長く教育現場から離れていた先生、家に帰ると赤ん坊の世話などに時間がとれらて、なかなか教材研究する時間がとれない先生たち〉も、無理せず、たとえば教材をプリントして準備すれば、子どもたちの笑顔や賢さを生み出すことができる教材を提供することです。
それが、研究であって、そういうものが社会をよりよくしていくのだと思っています。
たとえば〈薬〉だってそうなのです。熱で苦しんでいる人に〈無理な要求〉をしたり、〈特別がんばった人にだけ効果がある〉というのではなく、〈この薬を朝昼晩に飲めば楽になりますよ〉という、とても簡単な方法を提供してくれているのです。それが専門家たちの研究というものです。
たのしい教育研究所の研究もそうありたいと思っています。
最近開発した教材〈たの式顕微鏡〉もそうです。〈なぞなぞチョコレート〉もそうです。〈ウサギとカメとわたし〉もそうです。そういった中で「たの作」は全国にもっとも広がっている、たのしい作文プランです。のちのちは書籍化して広めたいと考えている教材のひとつです。
最近は「植物が苦手な先生・保護者の方たちが植物に親しむ〈植物カレンダー〉 」をつくり初めています。
わずか12の植物で、まず植物の魅力を味わってもらうという教材です。もちろん、子どもたちと一緒にたのしむことができます。
次回の講座では発表できると思います。おたのしみに。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=