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ロバート・フックとレーウェンフック/〈小さな世界〉でもたのしさいっぱい!−りゅうぎんキッズでの授業づくり/自由研究とたのしい理科教育

 たのしい教育研究所は連日大忙しです。沖縄県のグッジョブフェスティバルで親子講座の翌日は〈若い先生方向けのワークショップ〉で熱心な先生方との真剣勝負。その翌日からは沖縄市の自治会・公民館でのたのしい授業がスタートしています。沖縄市に住んでいる子ども達が対象です。ぜひご参加ください。

「たのしい科学手品と昆虫ゲーム」

※6月の内容との兼ね合いで、より盛り上がる内容にアレンジすることもあります。予めご了承ください

時間16:00-18:00
○ 7/10 月曜日 センター公民館
 ⇒コザ小・パークアベニュー近く
○ 7/11 火曜日 越来 自治・公民館
○ 7/12 水曜日 海邦町 自治・公民館
○ 7/13 木曜日 泡瀬 自治・公民館
○ 7/14 金曜日 池原 自治・公民館

 

 翌月、8月1日(火)と8月4日(金)の〈りゅうぎんキッズ〉で授業する「小さな世界はたのしさいっぱい」の準備も進行中です。申し込み⇒こちら

 肉眼ではそのまま見ることができない小さな世界の魅力(みりょく)と不思議(ふしぎ)さを私たちに伝えてくれた重要な人物に〈ロバート・フック〉と〈レーウェンフック/レーヴェンフック〉という二人の人物がいます。名前が似ているので混乱してしまう人もいます。二人について紹介しましょう。

 これがロバート・フックさん。
 1,600年代、日本でいうと江戸時代の頃にイギリスで活躍した人物です。

ロバート・フック Wikipediaより

 

 これはロバート・フックが開発した顕微鏡です。今の顕微鏡の様な仕組みで、据え置き式、机などに置いて見るタイプです。

ロバート・フックの顕微鏡 Wikipediaより

 この顕微鏡で〈生物は細胞・セルという単位でできている〉という科学上の重要な事実を発見しました。またいろいろなものを観察して精密なスケッチをいろいろ残してくれています。

ロバート・フックが描いた〈のみ〉 Wikipedia

 ロバート・フックさんはコルクなど、いろいろなものの観察から「生物は〈セル:細胞〉と呼ばれるものからできている」ということを発見しました。

 

 これはレーウェンフック(レーヴェンフック)さん。〈レーウェン・フック〉と書き違いする人がいるかもしれませんが、アントニ・ファン・レーウェンフックです。少し長いからでしょう、レーウェンフックと紹介されています。
 彼も1,600年代にイギリスで活躍した人物、つまりロバート・フックさんと時代も場所も重なるのです。

レーウェンフック Wikipediaより

 これがレーウェンフックさんが開発した顕微鏡です。
 一枚のレンズでできていて、さっきのロバート・フックさんの顕微鏡より簡単なつくりに見えます。大きさも片手にすっぽりおさまるくらいです。

 レーウェンフックさんは、この小さな顕微鏡をもって、いろいろなところに出かけ、はじめて〈微生物〉を観察しました。そして「世界は微生物であふれている」ということを発見したのです。
 さらに、生きた魚のを観察し、そこに微細な血管があり、血管の中をつぶつぶが連続して流れていることを見出しました。〈血球の発
見〉です。

 レーウェンフックさんは、専門教育を受けたこともなく、科学の世界で利用している〈ラテン語〉も学んでいなかったので、科学の世界ではなかなか認められることがありませんでした。
 実は、レーウェンフックさんの活躍を認め、いろいろな人にその成果を広めたのはロンドンの王認学会で活躍していた〈ロバート・フック〉さんだったのです。自らも小さな世界を研究したからなのでしょう、レーウェンフックの顕微鏡のすばらしさや、研究の独自性を強く感じたに違いありません。

 りゅうぎんサイエンス・キッズでは、この〈レーウェンフック〉さんの開発した単式顕微鏡(たんしき けんびきょう)を独自に簡易版として開発した〈たの式顕微鏡〉を作成して、小さな世界の魅力をみんなで感じていこうと思っています。
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