論文ドクターは私の専門の一つですが、もちろん〈文章〉だけが物事を伝えるわけではありません。
先日研究所のスタッフと〈ジュズダマ〉の実のつき方を調べていた時のことです。
かなり少なくなって来た種なので〈沖縄の植物図鑑〉をいろいろ開いてみてもなかなか見つかりません。
そのうちの一冊にこういう写真と「夏頃花を咲かせ、灰白色の丸い実ができる、実に糸を通して飾りにして遊ぶ」という様な簡単な説明が載っていました。
著者にはわかっているかもしれませんが、問題意識をもって見ていても〈どういう実のつき方〉なのかもわかりません。そもそもに何をもって〈ジュズダマ〉と判断して良いのかもわかりません。
そういう時に頼りになるのが〈伊波善勇〉先生の名著「石川の植物」です。
柄(から)の先端に一つの実ができることや小穂(しょうすい)が外に垂れ下がっている様子もわかります。
〈人に伝える〉とはどういうことか、こういう様な画像からも学ぶことができます。〈たのしい教育〉を一緒に広げませんか ➡︎ ここをクリックするだけで〈たのしい教育研究所〉への応援の一票が入ります!