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画期的 モモタマナのタネは美味しい! でも毒性は? ⇒ 画期的なタネの取り方編

 前回のモモタマナが美味しく上品なナッツの味、という記事はいかがだったでしょうか。
 学校などでは清掃時間にこまるほどモモタマナのたくさんの実が落ちます。
 これが食用になるとなったら画期的です。

 調べてみましょう。

 まずわたしがよく引くウィキペディアを見てみましょう。
 そこにはしっかり〈食用になります〉とあります➡こちら

 

 

モモタマナTerminalia catappa L. は、シクンシ科に属する樹木。太平洋諸島などに広く分布する。葉が大きく、枝振りが美しいので植栽されることが多い。

大きな木になるが、枝が水平に伸び、また大きな葉をまとめて広げるので、木陰を作る。その為もあり、古くから村落の集会所や墓地などに植栽されてきた。現在でも街路樹公園樹としてよく利用される。また果実は食用にもなる。  ※下線&赤はきゆな

 

他にもいろいろな方たちが〈食べることができる〉と書いています。
その中の1つ〈路上針金職人〉のサイト➡こちら には

種は、ア-モンド状で、昔は、食用油として利用していました。
食べようと思えば、種も食べる事ができます。
ア-モンドみたいで、美味しいです。

とあります。
たしかに油分たっぷりの味わいがありますから、食用油をとったというのもうなずけますし、沖縄県のサイトにある〈カタッパ油〉というのがそれにあたるのかもしれません。

それだけではありません。
 沖縄県のサイト内の〈テクニカルニュース〉には『沖縄の有用植物資源」として〈モモタマナ〉がとりあげられています➡こちら

 こうあります。

 果実の胚の部分はアーモンドの風味を持ち、炒って食用にできるそうで、英名でインディアンアーモンドと呼ばれています。また脂肪分はカタッパ油の原料にもなるそうです。

 モモタマナは果実だけでなく、葉にもタンニンを多く含み、またその他のポリフェノール類としてフラボノイド類も豊富に含んでいることが分かりました。

 また工業技術センターにおける機能性試験においても、抗肥満の指標となるリパーゼ阻害活性試験や血糖値上昇抑制の指標となるα-アミラーゼ阻害活性試験、肝ガン由来細胞に対する選択的細胞毒性試験において良好な結果が出ており、今後の活用が期待される植物です。

 沖縄県  Technical News p5 より

 

モモタマナのタネは、食用になるだけでなく
抗肥満作用:リパーゼ阻害、血糖値上昇抑制
肝臓ガンに対して良好な結果
など、毒性どころか身体に良い作用があることもわかります。

 さて、ここまで来るとさらに興味はつのって、研究は〈楽なタネの取り方〉に進んでいきます。

 ハンマーやカッターなどではなく、もっと楽にタネをとる方法は無いでしょうか。
 実は活気的な方法が見つかりました。

 次回はそれを紹介しましょう。たくさんの人たちの〈学ぶ笑顔〉を育てる活動に賛同してくださる方は、このリンクをクリックすることで活動を後押しできます