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モモタマナのタネは美味しいのか? ⇒タネの取り方①⇒毒性は無いのか?

 モモタマナ(別名:コバテイシ/沖縄の方言:クワディーサー)は沖縄の学校や公園、街路などで普通にみられる樹木です。以前勤めていたG小学校ではわかば会(おじいちゃん、おばあちゃんの会)の方たちと仲良くしていたこともあって、ジュゴンやビーグ(タタミづくりの原料)などをはじめ、いろいろなお話を聞かせて頂きました。その中の1つが〈モモタマナのタネはとても美味しい〉という知識です。その方の表情から、本当に美味しいのだろうなと思っていたのですけど、もっぱら子ども達と一緒に活動している状況では、実を割って中のタネをとるのはなかなか難しいものがありました。固くて粘りもあるからです。


 そのうちに転勤となり、記憶だけを残して月日は過ぎていきました。

 それが繋がったのが先週の〈秋の花さんぽ〉でした。
 参加者の一人、Rさんが〈モモタマナのタネが美味しいよ〉と参加した男の子にすすめていたのです。男の子が「いいです」と言っていたので味は分かりませんでしたが、そのときに私も拾って研究所に持ち帰り、数日後、ペンチで中を開けて食べてみることにしました。

 これがモモタマナの実です。

 落ちたての頃はこういう状態です。

 しだいに表皮が枯れていき、秋の頃(11月)はこういう状態になっています。

 開けてみましょう。

 けっこう力が必要ですから、女性の方では難しいと思います。

 表面の皮をむいていくと、中から硬い層が出てきます。梅干しのタネの様な状態です。

 これを割るにはさらに力が必要です。
 真ん中側より、端の方が割りやすいので、両手で力をかけてみてください。

 

 中のタネが出てきました。

 うまく割れずに崩れてしまいましたが、落花生の様な感じ…〈ナッツ〉ですね。

 うまく割るとこういう様に取り出すことができます。

 

 それにしても落ちた実に比べて予想より遥かに小さなタネです。

 

 ところでわたしはナッツが好きで、研究所で執筆活動をしている時にもよくかじっています。
 トマト好きが〈美味しいトマト〉とそうでないものを利き分ける様に、ナッツ好きは〈美味しいナッツ〉とそうでないナッツとの違いに敏感です。

 モモタマナのナッツは美味しいのでしょうか、そうでもないのでしょうか?
 この一粒で判断するのではなく、いくか食べてみました。
 皆さんはどう思いますか?

 モモタマナ(クワーディーサー)のタネの味は?
ア. 吐き出すほど不味い
イ. 何とか食べることはできるが美味しいとはいえない
ウ. 美味しい
エ. とても美味しい

 私の感想だけでなく、研究所に来てくれた四人の方たちに味をみてもらいました。

 その結果、全員が〈美味しい〉という評価でした。
詳しくたずねてみると
「くさみや青ぐささなどの無い上質な味わい」
「ミルクの様な味わい」
「クルミからクセをとった様な味」
「ナッツオイルがいっぱいとれそう」
という答えが返ってきました。

 そのうち三人の方には煎(い)って軽く塩を振ったものを味わってもらいました。

 これです。

 煎ったものは、もっと美味しかったようで、すぐにみんなから
「おいしい!」
という声が返ってきました。

 ナッツ好きの私からみても、上品で美味しい味わいです。

 わたしはすでに何十粒も食べていますけど、他の人にすすめるにあたっては〈毒性〉が無いかも気になります。
  調べてみましょう。  つづく
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