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板倉聖宣の発想の仕方/自由がよいのか統制がよいのか? 後半

 板倉聖宣の発想法にはいくつかの型が見られることを、随分前に「板倉聖宣の発想法」としてガリ本にまとめたことがあります。

板倉聖宣の発想の仕方には
◯原子論をもとにすること
◯仮説・実験が決定的であること
◯ヒューマニズムからスタートすること
という〈原理・原則〉的なものと、発想を進めていく時の型の一つに

☆ AといえばB BといえばA

という流れで考えをすすめていく型です。

思考の過程として「A」→「しかしB」→「だがしかしA」
を繰り返すわけです。

 前回の〈自由がよいのか統制が良いのか〉も、この型で流れています。
 わたしの言葉で流れを整理するとこうです。

 みんな自由がよいと考えるでしょう、しかし自由というのは〈わがまま〉のことなんだよね。わがままを言いすぎると困るわけ。
 すると〈統制〉ということも考えなくてはいけない、〈統制〉というのはつまり〈調和〉のことでもあるんです。

 つまり、どちらにも良い面と欠点とがあって、どちらをとったらよいのか、ということについて、簡単には決まらないということです。

 だから〈調和〉がいいんだということになるかもしれないけれど、でも〈わがまま〉というのはいいすぎては困るのであって、〈自由〉の素晴らしさを否定してもらってはいけないと思う。

 この思考の過程に優柔不断的なものを感じるかもしれません。
 しかし、何が正しいのかを考えていくときに、はじめから〈これが正しいに決まっている〉という考え方の方が不合理なのです。

 ある物事について、こうかもしれない、ああかもしれない、という場合に、どちらにも正しい様に思える部分があることをはっきり認識しながらすすめること、そうやって実験的に確かめていく中で、よりよいものを見つけていく、それが今回の板倉聖宣の発想の型です。

 子どもが欲しいというものを買ってあげたほうがよいのか、それともがまんさせるべきか。

 Aという仕事を選ぶべきかBという仕事を選ぶべきか。

 人生には、そういう命題がたくさんあります。

 発想のヒントになれば幸いです。

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