沖縄市での「いっきゅうハカセの たのしいグッジョブ in 沖縄市」の続きです。
私のいつものことで、「これよりこの流れだな」というアイディアがどんどん湧き出て止まりません。結果、寸前まで授業に手を入れていて、周りのスタッフに大いに助けられました。
この写真は、早めに集まってくれた方たち向けに、最近できた授業プラン
「ブーメランの秘密ってたのしすぎ」
のさわり、研究所開発の「手のりブーメラン」が戻ってくるところを、私が指差して解説しているシーンです。
たいてい、講座のスタートの前に私がスペシャル授業をしています。
スタッフの梓さんの新鮮な進行で笑顔のオープニング。
講座の中身は練りに練った三本立て!
1本目が「協力ってたのしい!」です。
そのお話の中に、研究所大人気教材の「パズリン」で子どもも大人も大盛り上がり。
今回はいつもの流れに加えて中級編で
「力を合わせるっていうのは、言葉では簡単だけど、みんなで本気でとりかからないと難しいのだよ!」
ということを伝えたくて、新ルールを加えてみました。
文章だけで伝えるのは難しいので割愛して、そのときの子どもたちの達成感たっぷりの笑顔をごらんください。周りでもとてももりあがっている様子が見えると思います。 他にも
「どんぐりむらのぱんやさん」
の読み聞かせからスタートして「では、みんなも新商品開発してみよう!」という内容で盛り上がったり、
「自分の良いところ、相手のいいところに、どうして簡単に気づかないのか」というテーマもあり、
どれもみんなの笑顔に包まれた、あっという間の時間でした。
ところで、「大成功」とタイトルに掲げましたが、
「この写真を見てもらえば分かります」
ということで書いたのではありません。
参加者の多くが不満を持っていても、いいところの写真だけ載せれば、「みんな喜んでいました」と脚色するのは簡単なのです。
そして実は、そういう評価の仕方は巷にとても多いことが気になってもいます。
それから数名の方の声を載せて、大成功でした、と結論づけるのも同じように、とても簡単です。
しかし、たのしい教育研究所は、そういう評価をすることはありません。
全員の方の評価を基準に判断します。
今回の「たのしさ度」の五段階評価では
「とてもたのしかった」「たのしかった」で100パーセントでした。
細かく分析している時間がなくこのサイトを綴っているのですけど、「5 とてもたのしかった」が大多数を占めています。
感想を読むと「将来の自分の夢の仕事につながる講座」として、とても満足してくれた様子が分かります。
名前を伏せて保護者の方と子どもの数点を掲載します。
たのしい教育研究所に講座を依頼してくれた、沖縄市・海邦銀行・ファイブアローズの「地域づくり協議会」、そして「国土交通省」への感謝も込め、その恩に答えることができたと思っています。
以上を今回の講座の報告とさせてください。
※
以下、個人的な思いを少しだけ・・・
わたしが個人的にウルウルときた感想文があります。
これです。
私はずいぶん前から、自分のことを言われるよりも自分の周りの人たちをよく言われることがとても嬉しいのです。
それが直接出てきて、グッと来ました。
その①で書いた、小禄さんの「折り染め横幕」だけではなく、音響を担当してくれた人、わたしが気づかないところを見て一緒に進行してくれた人、読み語りを してくれた人、教材を分けてください、と伝えてくるたくさん人たちにニコニコ対応してくれた人、受付から会計処理までがんばった人、お疲れ様会のために食 事の準備までしてくれた人、椅子並べから机拭き、片づけ後のモップがけまで丁寧にやってくれた人、カメラ係から事前準備に関わるまで、たくさんのスタッフ が動いてくれました。
そして、スタッフ全員の目標が「参加してくれる方たちの笑顔をたくさん生み出そう」でした。
そうやって動き回っている「スタッフの笑顔がすてきだった」という言葉は、何度読んでも感動してしまいます。
うれしくてなりません。
沖縄という小さな島で「たのしい教育研究所」という看板を掲げてスタートしたのが二年半前のこと。
その活動は、当初のわたしの予想を超えて、とてもたくさんの方たちに支持してもらうことができました。
今でも、やりたいことが次々溢れ出てとまりません。
10年ほど前に教育誌に「何もなかったけど夢はいっぱい」という私のレポートが掲載されました。
30年前、沖縄で「たのしい授業のサークル」がスタートしたときのことです。
もうそれからずいぶん長い年月が流れたのに、私の感覚はそのときのままです。
幸せな人生だと思います。
これを読んでくださる方が、研究所の活動をさらに応援してくださることを期待しています。
いっきゅう筆