美しい星の石たち/美しさを視点に調べていくと・・・

 前々回の〈美しい星 地球〉の話の反響が届いています。ほんとうに斎藤隆介の「もちもちの木」の様だという感想や、もちもちの木よりキレイだという感想、どこで撮った写真なのかという質問などがありました。

 沖縄市の住宅街で撮ったものです、その記事を書いた二、三日前だったと思います。
 私だけが見た夕焼けではありません、けれど、長い時間みとれていたのは私くらいだったかもしれません。

 さて、月の表面の話の時に、地球の表面の写真を掲載するつもりだったのに、書く流れの中で載せ忘れてしまいました。

 これが月の表面、石や土の様子、前に書いた様にカラー写真なのに石や土たちはモノクロにしか見えません。


 これは先日、わたしが川で撮った写真です。
 青みがかった石、緑の石、オレンジの石、白い石など、様々な彩りです。

 これらのほとんどは〈堆積岩〉といって、砂や小石、泥、粘土などが長い時代の流れと強い圧力、熱などで固まった石たちです。

 沖縄の海岸は白く輝いていて、日本一キレイです。

 その白い砂浜も、よく見ると・・・

 いろいろな彩りを見ることができます。

 もしかすると月の表面も、もっと近づいてみるといろいろな色が見えるのかもしれません。

 ご覧ください、いかがでしょうか。


 いったいこの美しさの違いは何で生まれたのでしょう。
 美しさを調べるところからいろいろな謎が解かれていくかもしれません。

 興味のある方は美しさを視点にして、調べてみませんか。

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アダンの葉でつくる竹とんぼ/どなたか自由研究してみませんか/出前児童館に参加してくれたおばあさんから

 最近の記事に出前児童館で〈プラとんぼ/竹とんぼ〉をたのしんでいる様子を紹介しました。ことのほかよく飛ぶので大人気です。

 出前児童館には、お孫さんと一緒に来てくださる方もいます。

 

 その中の一人の方が「いっきゅう先生、昔はね、アダンの葉で竹とんぼをつくったんですよ」と話しかけてくれました。

 アダンというのは植物です。県外の方には馴染みがないかもしれません、こういう木です。パインと勘違いする方がいますけど、パインではありません。


 アダンの葉はこういう形をしています。

アダンの葉で作って飛ぶのかなぁ・・・
 装飾的なものかもしれないと思い

いっきゅう「飛び上がるんですか?」
おばあちゃん「はい!」 

こども達が「いっきゅう先生、ハネがとれた~」とやってきたので、話はそこまでになったのですけど、気になって調べてみました。

 web場では「アダンの竹とんぼ」に関するものを見つけることはできませんでした。

 アダンの葉をまっすぐ割いて、こういう風車にする遊びがあります。


 作り方はこうです。


 もしかすると、内側でたばねる部分を工夫して葉をお互いにひねった状態にできれば、おばあちゃんが教えてくれた様に飛びあがるのかもしれません。
 その昔、竹ひごをどうやって強く接着させたのかわかりませんけど、とりあえず瞬間接着剤を使って、飛ぶかどうか試してみたいと思います。

 そうやって自由研究の課題にしているものがおそらく一万を超えているくらいあると思います。
 私が手がけるのはまだまだ先になりそうです、どなたか挑戦してみませんか?

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美しい星 地球/美しさをつたえる教育

 これは今年の四月、イスラエルの無人月面着陸船〈ベレシート〉が月への着陸に挑戦しました。残念ながら着陸に失敗してしまいましたが、その直前に撮った写真がこれです。

 今までたくさんの月の写真を見てきましたが、ダイナミックなアングルの一つです。

 ところで、こういう月の写真を〈モノクロ写真〉だと思っている人がたくさんいます。

 しかし科学技術の先端である宇宙探査機で、あえてモノクロの写真をとるのは不自然ではありませんか?

 この写真は〈カラー画像〉です。

 月そのものがモノトーン、白黒の世界なのです。 

 それは、たとえばこのアポロ15号の写真をみるとわかります。
 旗や月探査船から赤や金色などが見えます、しかし月面そのものはモノトーンです。


 最近は時間があると、石を拾いに外を歩くことがあります。
 わたしがたのしみにしている〈石の講座〉を開催するので、その準備です。

 公園で下ばかり見て歩いて、ふと空を上を見ると、空にはとても見事なオレンジ色がひろがっていました。

 
 こうやってみると〈もちもちの木〉みたいだな、と思って何枚か写真をとりました。


  月の空も地球の空も同じ空ですけど、月に夕焼けはありません。
 空気もありませんし雲もないからです。

 地球は月と違って、美しい色にあふれています。

 美しい星に生まれた幸せを感じます。
 しかし美しい星だから多様な生物が生まれたともいえるのです。

 水や大気に満ちあふれる地球の、その美しさを感じる子ども達を育てたいと思っています。

 美しさを伝える教育、それもたのしい教育の一つです。

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図形問題は、問題の方から〈ここを見て〉と訴えかけてくる/たのしい教育と試験問題とたのしい先生たち

 研究所に相談に来る先生たちに採用試験問題の解き方をコーチングすることがあります。もちろん子ども達の学ぶ笑顔を真剣に求めている先生たちに限ります。
「今までけっこう頑張って来たのに合格できません」という人たちだけでなく、「これまで子育てに集中していたので◯年間まったく試験問題を見ていません」という人たちもいます。
 「数理の問題がほとんど解けません」という方たちには、心構え的なものだけでなく、具体的な問題を一緒に解いてあげます。
 たとえば
「1辺が6cmの正方形に描かれた模様(斜線部)の面積を求めなさい」
という問題・・・
  このジャンルの問題のバリエーションはいろいろあるので、解法が身についていくと、合格に向けて確実にステップをあげることになります。

 

 私いっきゅうは、こういう問題を解くのが大好きで、疲れ直しに解くことがあるほどです。
 私にとってクイズ、なぞなぞと同じで、「こうかな、ああかな」と考えていくのが大好きです。こういう問題を趣味的に解ける先生たちを育てたいと思っています。

 算数数学は〈計算力〉がある子たちが頭がいいと評価されがちですけど、実は図形的なセンスの高い子ども達もたくさんいます。
 先生が図形問題をたのしみにして解けるようになると、子ども達もその才能を開花させるに違いありません。

 図形問題が好きになって来ると、問題の方から「ほら、私のここを見て」という様に訴えかけて、図が浮かび上がって見えてきます、本当です。

 この問題の場合、たとえばこうです。
 この〈a:緑〉の部分が浮き出て来る。すると反対側の黄色の〈a〉も同じ面積だと気づく。
 おっなるほど、全体の大きな正方形には、このaが8コあるわけだから、aを8倍して、大きな正方形の面積から引けばいいんだ!
 

 はじめは解き方がわからない人たちも、手取り足取り教わっていく中で、自分でも浮かび上がってくるようになります。そうやっているうちに、新しいタイプの問題が出てきても自力で解くことができる様になってきます。

 こうやって具体的に指導していくうちに、これまで採用試験の問題に歯が立たなかったという人たちも60%、70%、80%という様に正答率を高めることができる様になりました。100%解けました、という人も出てきました。
 もちろん100%解けなくても合格できます。
 苦手としていた理数である程度得点できれば、得意なもので合格率を高めていくことができます。

 先日スーパーバイズした時、ある先生がこういう感想を書いてくれました。

「いっきゅう先生から解き方を習って、はじめて、自分は今まで本質的な解き方ではなく、〈とりあえずこうやって切り抜ける〉という勉強の仕方をしていたのだということがわかりました。
 しかもノートに図を描いて、考え方をたどることができる様にしてくれているので、後でまた自分でこの通りといていこうと思います。
 たのしい教育研究所で教えてもらえて、とてもよかったです。

 指導、ほんとうにありがとうございました」

 

 たのしい教育で子ども達の笑顔と賢さを広げていくためには、それを求める先生たちが増えていくことが必須です。

 そして先生たち自身にとっても、たのしい教育を学びながら教師生活を続けていくことが、自分の人生を豊かにしていくことにつながります。

 ゆっくり着実に、たのしく実力ある先生たちを育てていきたいと思います。

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