沖縄の宇宙教育人名録「並木道義」

「たのしい教育研究所」は宇宙教育に関してもエキスパート集団です。

代表の喜友名が宇宙教育の第一人者として有名であるだけでなく、スタッフのほとんどが「JAXA認定 宇宙教育指導者」の資格を持っています。

沖縄の宇宙教育については的川泰宣先生と遠藤純夫先生を抜きには語ることができません。数えきれないほどの応援を頂いています。

お二人から「たのしい教育研究所」への応援メッセージ⇒ https://tanokyo.com/suisen

今回は沖縄の宇宙教育を支えてくださっている大切な一人「並木道義」先生を紹介させて頂きます。
並木先生も、的川先生と同じで、行ったことがない国を数えるほうが早いというほど、世界中を飛び回っている方です。
そして、うちの「たのしい教育研究所(RIDE)」の応援団に名前を連ねてくださっている大切なお一人です。

並木道義、スポイトロケット

 2016年3月6日(日)宇宙教育指導者セミナーin沖縄 での一コマ

−−− 並木道義(なみき みちよし) −−−
専門:電子工学

1978,S53 東京大学宇宙科学研究所
気球工学に所属・科学観測気球実験に在籍
オーストラリア,中国,ブラジル等で気球実験のため渡航
これまでに科学観測気球およそ400機を打ち上げる。
科学観測気球実験の指揮をとるために三度、南極へ渡っています。
1992,H04 第34次日本南極観測隊夏隊
2002,H14 第44次日本南極観測隊夏隊
2003,H15 第45次日本南極観測隊夏隊
世界中が注目した「はやぶさプロジェクト」でも回収隊を率いました。
2001年,2002年にアフリカ(モーリタニア)で「はやぶさ」カプセル回収実験を行う。
2010年6月 科学観測気球実験での回収技術を駆使し,「はやぶさ」帰還による回収部隊としておよそ1ヶ月にわたり,オーストラリア・ウーメラ地区で電波方位探索班を指揮,着地場所の特定を行う。
現在:JAXA 宇宙科学研究所 広報・普及担当
宇宙教育センター 所属
特定非営利活動法人 子ども・宇宙・未来の会 理事
共著 絵でわかる宇宙開発の技術 他

並木道義著書−−−−−−−−−−−−−−−−−−

並木先生の強力な応援が加わって、沖縄の宇宙教育も
ますます元気に展開中です!

たのしい授業・楽しい宇宙教育
「たのしい教育研究所」です

たのしい授業 JAXA 宇宙教育指導者セミナーin沖縄 並木先生大活躍!

今日は「JAXA」と「たのしい教育研究所」共催の「宇宙教育指導者セミナー」でした。

講師は「並木義道先生」、ファシリテーターはたのしい教育研究所のきゆなが務めました。

並木先生 皿回し

わたしは宇宙が好きなので、今までいくつもの宇宙教育指導者セミナーを受講してきましたが、今回の様に中身が濃く、しかもたのしい講座は初めてでした。

並木先生は観測用気球打ち上げの第一人者で、かつオーストラリアの砂漠に落下した探査衛星ハヤブサのカプセル回収を指揮もしています。

指導者セミナーのプログラムの合間合間に出てくる話が実に興味深い。
南極の話もとても詳しくてたのしい話の数々でした。

たのしい授業 はやぶさ回収

たのしい授業 JAXA宇宙教育指導者セミナー2

宇宙教育指導者プログラムは「コマ」と「スポイトロケット」です。たのしい授業 JAXA宇宙教育指導者セミナー

あっという間に時間が過ぎて、ラスト私が、コマの授業を引き継いで「牛乳パックごま」と「皿回し」。
ほぼ初めての方たちばかりでしたけど、かなりの割合で成功しました。
並木先生も成功して笑顔。
はじめの写真は、この時のものです。

並木先生 皿回し

たのしい教育が宇宙教育を育てる
「たのしい教育研究所」です

たのしい授業 地図教材づくり|なんで日本を「極東」というのか ①

地図は、たのしく賢くなる魅力満載の教材です。
ちなみに私は「地図」がとても好きで、財布やノートなども地図柄のものを利用したものです。

さて、私たちが目にするのはこういう感じで、「日本」がほぼ真ん中に位置している地図ですね。
日本全国で利用されている地図です。

日本中心世界地図

日本の子午線(世界を360度で区切った線)は東経135度ですから、その半端な数字を中心とした地図になっているわけです。

もちろん、西洋の国々では「ヨーロッパ」が中心となった地図を見ています。
もともと子午線もイギリスのグリニッジが出発地点の0度、ヨーロッパが中心なのです。

ヨーロッパ中心地図

アメリカはアメリカが中心の地図かというと、そうではなく、やはりヨーロッパ中心の地図を利用しているのが普通です。
ちなみに、世界地図を表す「World map」という単語でweb上を検索してみてください。上の地図と同じ様に、ヨーロッパが中心の地図がたくさん出てきます。

以前、ヨーロッパを旅した時、そこで利用されている地図を入手してあったのですけど、利用しているうちに傷んでしまい、残念な思いをしたことがあったのですけど、ところがそれは簡単に作ることができます。

これから「ヨーロッパ中心の地図・世界標準の地図」を作成してみましょう。

古い地図でよいので一枚準備してください。
研究所には授業書「世界の国旗」をたのしむために、国旗が表示された世界地図をたくさん揃えてあります。本屋さんが宣伝用に作成した地図です。

たのしい地図教材

1.まず日本のもう少し東側の東経180度、日付変更線でカットしましょう。
まっすぐではなく、横にズレたりする線になっていますけど、その日付変更線どおりにカットしてください。
二枚になりましたね。

2.右だった部分を左に、左だった部分を右にもっていって後ろからテープで張り合わせましょう。たいていの地図はグリーンランドのあたりで重なることになると思います。こうです⬇️

たのしい地図教材3
3.子午線0度のところに蛍光ペンで線を引きましょう。イギリスのグリニッジ天文台を通る線です。
線なしだと、さっき切り張りしたところが目立ってしまうので、ラインがあった方が見た目によいと思います。

たのしい授業 地図教材
これで出来上がりです。
これがヨーロッパの人たちが見ている地図です。
この地図は、世界の歴史をイメージする上でも、地理上のイメージも、時差の問題をイメージする時にも、とても役立つ優れものの教材となります。

たのしい授業 地図教材3

世界を旅したマルコポーロも、地球一周に挑戦したマゼランも、アメリカ大陸を発見したコロンブスも、みんなこの地図でイメージした方がずっとよいのです。

次回、この地図で見る世界のことを書かせていただきます。

熱心な教師なら誰でも可能な、楽しい授業・たのしい授業の
教材開発はたのしい教育研究所が得意とするものです

たのしい授業 天体観測編|部分日食をたのしもう!

「日食」はとてもダイナミックな天文ショーです。

たのしい教育研究所設立の年、具志川小学校の親子で観測会を実施したことがありました。
親子、おじいちゃんおばあちゃんまでたくさんの人たちが海岸に集って、とてももりあがりました。

こちら⇨ https://tanokyo.com/archives/6540

琉球新報2012日食

 

さて来週の水曜日「部分日食」があります。

3月9日(水)の午前10時ごろから太陽が欠けていく、ダイナミックな天体ショーです。

学校では授業中のタイミングだと思いますけど、是非、見ることをおすすめします。

わたしが校長先生なら、職員朝会でお話して、どうしようもない場合以外はみてね、と伝えるなぁ。

時間的なものや、観測の仕方、注意事項など、国立天文台の解説がよくできていますから、それを紹介します。

たのしい授業 部分日食

http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/03-topics02.html

 この日を逃すと、次の部分日食は3年後
2019年1月6日。
続いて同年12月26日です。
この年には2回見られます。

 晴れてくれることを期待しておきましょう。

天体観測もたのしく
「たのしい教育研究所」です