〈たの研〉の取組みの大きなひとつが「こども達がたのしく学ぶ教育に興味関心を持つ人たちを学校現場に送ること」で、合格SV(スーパーバイズ)に参加したたくさんの人たちを合格に導いてきました。合格した先生たちがたのしく教師を続けていける様な実践講座も開催し、今でもその人たちとつながっています。
さて最近は〈教員不足〉のニュースが飛び交っているので、たくさんの方たちが教員が足りない状況を知っていることでしょう。それをみた人たちは「教員をたくさん採用すればすむのに」と考えるかもしれません。
けれどそう話はそう簡単ではありません。
毎年毎年、教員試験に合格して先生になっていく人たちはいるのです、しかし休職する先生たちもたくさん出ています。そのうち、精神疾患による休職は高い割合です。国の統計はかなり遅くて一年前のデータ集計になっているのですけど、2022年12月に発表された最新の統計がこれです。
2021年度に「心の病」で1カ月以上休んだ公立学校の教員が前年度比15・2%増の1万944人となり、初めて1万人を超えたことが26日、文部科学省の人事行政状況調査で明らかになった。
全教員に占める割合も1・19%で過去最高だった。文科省は慢性化する学校現場の長時間労働や、若手教員への負担が増加の背景にあるとみている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b7c2372e4900ab5163b1a196fb704b84e663447
こういう構造が変わっていく必要があります。
休職する教師が増えていくと、経験の少ない先生たちが学校の重要なポストを持つことにもなります。
実際〈たの研〉に来た「臨時ですけど〈教務主任〉を担ってほしいといわれています」という相談もありました。
熱意と実践力、具体的には〈こども達の笑顔や賢さを育てていきたい〉という強い気持ち、〈こども達とどうたのしく学ぶか〉〈保護者の方たちから「これでは困る」という話がきた時にどういう様に話をすすめていけばよいか〉という見通しなどが立たない先生たちも、いわゆる〈困難なクラス〉を担当することもあります。
学校で重要な役を担うことにもなります。
するとまた周りの先生たちにも負担がかかり、全体としてどんどん疲労困憊していくことも起こるでしょう。
結局、〈たの研〉が長年活動してきたように「熱い思いと、こども達が〈もっと学びたい〉と感じてくれる様な授業ができる実践力、想定外のことが起こった時に柔軟に突破していく力などを持った先生たちが学校現場に増えていくことが根本的な解決になります。
たの研にはこれまでたくさんの人たちを合格に導いてきた具体的な構造が蓄積されています。
その定立の一つが
合格を確かなものにするには〈その県の過去問〉を的確にこなすこと
です。
今回、単発の《模試特訓》を開催してはどうかというアイディアが出ています。
〈沖縄県の過去問模試〉
⇨〈現時点の実力分析〉
⇨〈合格するためにどの教科に力を入れていけばよいか〉
⇨〈今回解けなかった問題の解き方〉
⇨〈一週間後の課題〉
という流れです。
いずれにしても「このサイトを丁寧に読んで、たのしい教育に興味関心が強い方」が対象になります。
開催できるかどうかはスタッフ会議を経て決まるので、まだ決定ではないのですけど、開催が決まっても広く広報するか、身近な方たちに狭く案内するか、スタッフが検討することになります。興味のある方は遠慮なくお問い合わせください。
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