キッチンの材料で植物の除虫剤 その後

以前、南大東島のシークワーサーが虫にやられた話を書きました。
「キッチンにある〈わさび〉などを水にといてかけていると、虫除けになるのではないか」ということで、その実験のことも書いてみました。

まだの方はお読みください。

https://tanokyo.com/archives/5688
https://tanokyo.com/archives/5699

その後、どうなったか?

気にしてくれている方もいると思います。
虫には効いても、植物そのものに悪影響が出て枯れてしまうのではないか、とかいろいろ心配なこともありますね。

あれから約2週間たちました。

虫に食べられていた時の苗がこれです。
ほぼ、茎だらけになっていました。

スクリーンショット 2015-06-01 11.19.34

 知らなかったのですけど、ミカン系、柑橘系の苗にはいろいろな虫が来るのですね。名前を知らない小さな虫もいろいろつくことがありました。

ワサビ液・時にカラシ液(100均)を
2日に1回ほどの間隔でかける


二週間後

ワサビ液やカラシ液をかけても、虫たちは特に驚きません。
「効かないのかな?」とも思いつつ、実験をしていきました。
気づかないうちに葉が食べられていることもあったのですけど、全体としてみれば明らかに元気になってきています。植物そのものがやられることはないようです。

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溶かした液をスプレーしようと思ったのですが、ちゃんととけないのでしょうね、粒がつまってしまいますから、コップなどでかき混ぜてからかけるのをおすすめします。

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JAXAのポスターで森林分布の授業/たのしい教育Cafe

たのしい教育Cafeで、たのしい授業の方法をいろいろ発表してくれるA先生が今月も、みんなをグッと引き込む発表をしてくれました。

沖縄の森はイタジイ(どんぐり)の森だという話はいろいろな本に書いてあります。
また、テレビなどで、その森の様子を見ることができます。

スクリーンショット 2015-06-16 21.18.49それを図示したのがこの図です。

イタジイ林だけでなく、低地の石灰岩に生えている樹木、リュウキュウ松などの林、その他に分類されています。
いくつかのパターンがありますが、理科の時間でこういう図をよく利用します。

A先生はJAXAの衛星画像を利用して、その図が実際の映像ではっきりわかるようにしてくれました。
上の図と見比べてみてください。
植物の広がりがとてもよくわかると思いませんか。

スクリーンショット 2015-06-16 21.31.30

ちなみに、このポスター、わたしも数枚もっていますが、A先生の話によると、沖縄にあるJAXAの施設、沖縄宇宙通信所(恩納村)http://fanfun.jaxa.jp/visit/okinawa/  でもらうことができるということです。

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「記者ハンドブック」は教師にも必需/学校に一冊!

前回の記事の続きです。
まだの方は、そちらからお読みください。

前回の記事 ⇨ ⇨ 校正のおすすめ本(その1)

「記者ハンドブック」の魅力を順序良く書いていくと、かなりのボリュームになりますから、それはぜひ直接手にとっていただくとして、今回は「新聞記者達でも誤りやすい用事用語・慣用句」という章の紹介をさせていただきます。

スクリーンショット 2015-06-16 11.30.56 記者ハンドブック 第12版 新聞用字用語集

 国語の授業などでも利用できると思います。

私は時々、教員採用試験で学びにくる先生方とか、いろいろな講師をたのまれる時の気軽な問題として利用することがあります。

みなさんは、この使い方が正しいか間違いか分かりますか?
予想してみましょう。

1.愛嬌(あいきょう)を振りまく

2.  合いの手を打つ

考え中

考え中

考え中

 

答え

1は正解です。

この言葉ではよく「愛想をふりまく」という間違いが多い様です

2は間違いです。

「合いの手を入れる」が正解です。

ぼやっと読んでいると、どちらもそのまま読み進めてしまいそうです。
新聞記者でも間違ってしまいやすい表記なのです。

続けてみましょう。

3.足げりにする

4.  頭ごなしの外交

考え中

考え中

考え中

 

答え

3は間違い。
「足げにする」が正しい使い方です。
4も間違いです。
「頭越しの外交」が正解です。

 

この「記者ハンドブック」は、読み物として開いてもなかなかたのしめますよ。

おすすめします。

 

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校正のおすすめ本/読んでもたのしい「記者ハンドブック」 共同通信社

co1256630 文章でメシを食うというほどではありませんが、文章はとにかくたくさん書いています。そして幸い、少しは文章でメシを食うという状態に近づきつつあります。

このサイトは、出張先などから書き込むという場合も多いので、校正に時間をかけるということは難しいものがあります。

しかし、そういう時間の無い場合でも気になった時には漢字・語句についてチェックすることは最低限やっています。

今回は、わたしがよく開く一冊を紹介します。
共同通信社「記者ハンドブック」です。

スクリーンショット 2015-06-16 11.30.56 記者ハンドブック 第12版 新聞用字用語集

よくできた本だと思います。

学校に一冊。国語の先生や校長先生、教頭先生など「文章をよく書く」という方達には、とてもおすすめです。

読んでいても面白いのですけど、何しろ日本で一番文章を書くであろう職業の「新聞記者」がどんどん活用する本ですから、中身が洗練されています。

わたしが持っている記者ハンドブックは7年前に購入した「第10版」です。
なので、最新版の12版とは少しちがうところがあるかもしれません。
ご了承ください。

「これはどうなのだろう?」という時にとても役立つ構成になっています。

まずおもて表紙の裏側にあるのは、海外旅行や海外とのやりとりで混乱することの多い「時差表」です。教員採用試験でも計算が出されますね。

日本が朝の9:00だとするとN.Y.はいつのの何時か?

というような時に、いちいち計算するのも大変ですから、パッと確認できるようになっています。

うら表紙の裏側にあるのは「年齢早見表」です。

これも普通の人は、今や昭和◯◯年が西暦何年になるのか、書いてみないとわからないということだと思いますから、貴重です。

はじめのところには、

・常用漢字ではあってもこれは使わないようにしよう
・常用漢字にはないが使うことにしよう

という漢字が記されています。

常用漢字表のうち使わない漢字として「11文字」上がっています。

どういうものだか予想がつきますか?

「分かりやすい文章」を第一とする記者が、「これはどうも」ということで

「又」「箇」「且」「朕」

などの11文字があげられています。

逆に「常用漢字表」にはないが使いたいという漢字は

「瓦」「鶴」「亀」「拳」

など、全部で45文字です。

 

わたしは長年、学校という場所で文章を書いていたわたしからすると、このハンドブックは、まだ、分かりにくい漢字をいくつも利用していると思うところもありますが、とても参考になります。

続いて「新聞漢字表」が50ページほど続きます。

これは単に、新聞で利用する漢字が連なっているだけですが、「おくりがな」のつけ方の時に重宝です。

おくりがなの書き方は、ふた通りある場合があって、どちらも正しいということもあります。

例えば

「行う」と「行なう」

どちらも間違いではありません。

新聞記事では「行う」に統一されています。

わたしも個人的に「あえてその表記にこだわる」ということがなければ、新聞記事の表記に準じてよいと思っています。

あると嬉しい一冊です。

次回は、「新聞記者でも間違いやすい」という「用例」についてかいてみましょう。
おたのしみに。
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