たのしい教育に賢さは欠かせない!

今月某日
公立学校の管理職の方から
「会ってお話できないか」
という連絡が入り、失礼かと思いながら
「実はここ数日はスケジュールが満杯です。ただ、夜遅い時間からなら可能です」
とお話すると、「合わせます」とのこと。

直接お会いして、お話することとなりました。
具体的な内容はもちろんかけませんが、たのしい教育研究所がテーマとしている

「たのしさ」×「賢さ」

という取り組みについて深い関心を寄せてくれていました。

Unknown
多忙な学校現場にいながらも、懐の深さと実力を併せ持つ方だということがひしひしと感じられるうれしい時間となりました。
一緒に沖縄の教育に協力していける人がいるということはとても心強いことです。
このサイトを読んでくださっている方達の中からひとりでも、そういう方が増えてきてくれることをたのしみにしています。

沖縄の教育は
たのしさでさらに元気に
たのしい教育研究所です

「仮説実験授業 何も足さない 何も引かない」の反響

前にメモ書きの様に書いたつもりの
「仮説実験授業 何も足さない 何も引かない」
 の反響が予想以上で驚いています。

沖縄にいてよかったと思うことは数えられないほどあるのですけど、その一つが「中心から離れていてよかった」ということです。
やせ我慢に聞こえるかもしれませんけど、実は本気です。
遠く離れた沖縄にいると
「仮説実験授業に関わる枝葉末端なことはフィルターにかかって落とされ、純粋な部分、とても重要な部分が届く」
ということです。

それは
「必然的に仮説実験授業を生み出した板倉聖宣の思想・哲学の幹を学ぶしかない」
ということでもあります。
それがつまり「仮説実験授業 何も足さない 何も引かない」ということでもあるのです。 そして「クラシックな授業」であるし、批判的に語れば「古臭い」と形容されてしまうものなのかもしれません。
けれど、授業をうけた人たちの評価が驚くほど高いのですから、これでよいのです。

たのしい教育研究所で、私から「たのしい教育」「仮説実験授業」を学ぶ人たちは、「足さない・引かない授業」を学んでいます。

前回の「たのしい教育Cafe」で、R先生が
「仮説実験授業 背骨のある動物たち」の授業をしてくれました。
まさに何も足さない、そして何も引かない授業でした。
そしてそれは、授業を受けた人たちの頭の中をはげしく揺さぶるものとなりました。はじめてこの授業をうける人たちばかりでなく、何度も授業にかけている私自身が、のめり込んでしまう授業でした。

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実力ある先生たちが着実に増えていくことを実感する、幸せな日々です。

沖縄の教育に全力投球
たのしい教育研究所です

お勧め「フェルマーの最終定理」新潮社

たのしい教育Cafeに毎回参加してくれるI先生と算数・数学のはなしになりました。

前回の吉田さんの講座のピュタゴラスの話にとても興味があるということでした。
いつか一緒にプランを作ることができたらと思っています。

この間、高校生たちにも紹介したのですとげ、算数・数学では
サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」(新潮文庫)がおすすめ本です。

この人はたのしい教育の授業に近い組み立てを意識している人だと思います。

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貼り付けておきます⬇︎
フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

沖縄の算数教育にも
全力で向かう「たのしい教育研究所」です!

植物のオスメス|散歩で科学

たのしい教育研究所の周りはわたしの散歩コースです。
少しだけ和らいできた日差しをぬって、散歩をしています。
ブーゲンビレアの彩りは不思議な立体感をみせてくれるので、ついつい立ち止まります。

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ゴーヤーもまだまだ元気に実っています。

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ゴーヤーには雄花と雌花があることを知っている方も多いと思います。

赤ちゃんのゴーヤーも私の被写体です。
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花の黄色に目がいくと気づきませんが、よくみると、とても可愛いゴーヤーが花の後ろにかくれています。
それがメスの花で、もう一つオスの花があります。それには赤ちゃんゴーヤーは見えません。

ところで、人間が「植物にもオスメスがあること」に気づいたのはいつ頃のことでしょうか?
そしてそれはどこの国の人だったでしょう?

予想してみてください。

予想1
人間が植物にもオス・メスがあることに気づいたのは
ア.つい最近のこと(50年くらい前)
イ.150年くらい前
ウ.1000年くらい前
エ.1500年くらい前
オ.もっと前

どうしてそう予想しましたか?

予想2
植物にもオス・メスがあることにはじめに気づいたのは
ア.日本人
イ. 中国人
ウ.その他[          ]

 

おはなし

板倉聖宣の「原子論の歴史 上」の50pにこういう文章があります。

彼(アリストテレス)はまず小アジアの沿岸にあるアソスに行きました(48ページの地図を参照のこと)。その地の独裁者はデラトン先生とも親しく、またアリストテレスも個人的に知っていたので、そのつながりを頼りにしたのです。しかし2年後には、その独裁者の地位が危うくなったので、アソスの目の前に浮かぶレスボス島に移りました。その島で彼は、テオフラストス(前370ころ~前285)という面白い男に出会いました。
 テオフラストスは、これまでの哲学者がほとんど研究していなかった植物に興味をもって研究していました。彼は「植動にもオスの木とメスの木に分かれている木があって、メスの木にしか実がならない」ということを発見して「花と実」の研究に道を聞きました。また〈挿し木〉や〈接ぎ木〉を研究して「植物はどの部分も生きているので、どの部分にも芽を出す働きがある」などということを明らかにしました。

 

おそるべし古代ギリシャです。

人類は2300年くらい前、古代ギリシャテオフラストスという人物が、植物のオスメスのことを発見していたのです。

「いや、それ以前にもきっとだれかが発見していたのではないか」と思う人もいるでしょう。

たしかにその可能性はあります。
しかし科学は社会的なものとなってはじめて科学なのです。

誰かがそれを見つけていたにしても、それを誰にも広めず語らず、自分だけの知識として人生を終えていたら、それは「科学」とはいいません。もちろん、それが正しいことなのかどうかを周りの人が確かめることはありませんから、本当にそれが正しいのかどうかということもはっきりしないままであったということも十分予想されます。

さていよいよ今週の土曜日は、たのしい教育体験講座です。
講師の吉田さんは、古代ギリシャの画期的な研究をすすめています。

たのしいものづくりや、私の授業の他に、古代ギリシャ恐るべし、そういう内容をたのしく学ぶことができると思います

沖縄の教育を盛り上げる活動がたのしくてなりません。

たのしい教育研究所は
真剣一本勝負です