真理に至る道|飛び安里 研究前段 

前回の「リリエンタールより先に翼を身につけて飛翔した男が沖縄に居たかもしれない」という話の反響が届いています。

リリエンタールの飛翔

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飛び安里の挑戦の一コマ(想像図)

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どうして「リリエンタールより先に飛んだ」と書かないのか、については、同じ沖縄の方たちからお叱りを受けるのかもしれないという気持ちもしています。

しかし、それは真理を求める人間としての根幹に関わる大切なことでもあるのです。

 

意外に思う人達が多いと思いますが、

「研究は〈事実から出発してはいけない〉」のです。

事実はとてもたくさん転がっています。

太陽が東から登って、西の空に沈むことも私達の目の前に起こる事実です。
しかし実は、太陽が動いているのではありませんでした。

「飛び安里」でいえば、こういうものを創ったというレプリカまであり、石碑にも刻まれ、そういう言い伝えもあるのです。つまり我々の周りに事実がたくさん転がっているのです。
しかし「だから正しい」といってはいけないのです。

何から出発したらよいのか?

「仮説から出発する」のです。

「もしも飛び安里のいい伝えが事実だとしたら?」⇒「こういうことが予想されるはずだ」⇒「その証拠がみつかるだろうか?」というワークで確かめるのです。

あるいは
「それが間違いだというなら、こういうことが予想されるはずだ」ということで反証的な研究もあります。

その手法は自然科学の手法と同じです。

「◯◯と言われている」から正しい、ということで始まる研究は研究とは言えません。

真理はこちらの思いを超えていることが多々あるのです。
また、自分が正しいと考えたから正しいというような証拠をたくさん探してしまうこともあります。

そうやって数々の誤謬、一見正しそうに見えて実は間違っているということが起こるのです。

ですから、真理に至る道は「予想をもって問いかける」ことなのです。

沖縄の教育に全力投球
たのしい教育研究所です

ハワイから来たGさんと琉球の話!

来月はハワイで授業などいろいろなことがあるので、情報を集めています。

そんな中、昔からの友人の紹介で沖縄出身ハワイ在住のGさんという方からお話を聞かせてもらう運びとなりました。

タイミングよく2ヶ月間、沖縄に滞在しているというのです。
組踊や琉球の古典芸能などを学びたいと沖縄中を飛び回っているという、とても忙しい中を、「たのしい教育研究所」という名前が気に入ったということで、時間を作ってくれました。

素晴らしい人物でした。

私と同じ琉球に生まれて育ち、現在はハワイで数十年、暮らしている方です。
年齢的には先輩ですけど、とてもフレンドリーで、たのしい方でした。

そして、沖縄に学びに来たというのにもかかわらず、逆に、沖縄の人びとのあたたかさを教えてもらい、感動に目頭が熱くなった時間でした。

詳しくはまた書かせていただきます。

次回の再会を約束してお別れするとき、一緒に記念写真を撮らせていただき、親指と小指を立てる「シャカ」というハワイのサインも教えてもらいました。

「はじめくん、ハワイで写真を撮るときピースなんてやるんじゃないよ、これだよ」
とのこと。

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たのしい教育は国境を越える
「たのしい教育研究所」です

星野道夫の作品

星野道夫は大好きな写真家です。
ブックレビューを兼ねて、このサイトにも幾つか書いています。

アラスカ/クマが歩く大地 「アラスカたんけん記」

星野道夫「クマよ」/かがくする心の絵本

さて、10月某日、一日が終わろうとする頃、愛機Macのメンテナンスをしていて仕事ができないので、書棚の整理を始めました。

すると、星野道夫の2013年カレンダーが出てきました。

星野道夫の写真は、人間がきぐるみを着ているのではないかと見間違うかのような瞬間を切り取ってくれます。

 

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写真に添えられている言葉も、とても好きです。

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いつか彼の写真集を手にしていただきたいです。

たのしい教育にまっしぐら
それは心安らぐ人生です!

友好的な外交「地球のみなさん、こんにちは」

前回紹介した「教師は辞めても たのしい教育&映画 はやめられない」から書いてみます。

「たのしい教育の発想法」に掲載した文章です。

板倉聖宣が2007年に「お金と平和の問題」として語ったものの一部です。

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●「地球のみなさん、こんにちは」
板倉 これも前々からやろうとして、いつまでたってもできないんだけど、「地球のみなさん、こんにちは」というお話を作りたくて。これは、一晩その研究会をやって、少しずっ話をしたらかなりいけちゃうんじゃないかと思うんだけどもな。たくさんの「読み物」を読んでいたりする人がいるとね。どうも地球外の人との付き合いとなると、すぐ戦争になるんだな。どうしてすぐ戦争になるような話ばかり作るんだろう。

黒田 宇宙から戦いを挑んでくるようなイメージが、なんであるんですか?

板倉 小説家が貧困だと思うな。「アメリカ大陸を発見した」ってときにも、絶対にまず平和的に交渉することが大事だよ。コロンブスだって初めはそうだよね。「向こうが攻撃する可能性があっても、我々は攻撃するつもりはない」という感じで始まるんだね。
一番初めにどういう人間がどういう使節になるか。もしかしたら、新天地に行くときは「子どもを連れて行く」ということが大事かもしれない。子どもを先に上陸させた’ら、敵対的にならないんじゃないかな。

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 わたしは宇宙人が地球にやってきたら真っ先に握手しにいきたいと思っています。
科学はいろいろな人達の意見が大切にされる民主的な場所で発達します。
地球に来るほどの科学の力を持つ知的生命は、その民主的な場で育ったに違いありません。

 独裁者がいて、どこどこの星を侵略しにいくぞ、というようなシステムの中では、科学はある程度すすんだら停滞してしまうのです。

板倉聖宣が生きて元気なうちに「地球のみなさん、こんにちは」という授業を完成させて欲しいと思っています。

沖縄のたのしい教育に全力を注ぐ
たのしい教育研究所です