前回の記事からの続きです。
まだの方は、1つ前に戻ってお読みください。
子供の科学特別編集の「理科好きな子に育つ ふしぎのお話 365」という本があります。
コンパクトに話をまとめてあるので、長い読み物が苦手だという人たちに、おすすめの本です。
さて「もしかしてその本に載っているかも」と思い、開いてみました。
ありました。
タコだけではなく、イカも心臓が3つあるのです。
少し書き抜いてみましょう。
イカとタコの体を開くと、内臓の周りに心臓が3つあることに気づきます。1つは私たちの心臓と同じく、全身に血液を送っていて、「体心臓(たいしんぞう)」と呼ばれています。
体心臓から送り出されたけえきは全身をめぐったあと、エラに達してここで酸素を受け取るのですが、エラに血液を送り出すための心臓を2つもっていて、これは「えら心臓」と呼ばれています。体心臓1つとえら心臓2つで、イカ、タコは合計3つの心臓をもっているのです。
3つあることは確かな様です。
ここからが肝心なところ、お互いがうまく動いているのか、それともどれかは「かざり」の様なものなのか、です。
体心臓がいくら力強く血液を送り出しても、全身をめぐってエラに戻ってくる頃には血液の流れは弱まっています。
そこで、えら心臓が血液の流れに勢いをつければ、より多くの血液をエラに送ることができるでしょう。
酸素を受け取った血液をたくさん全身に送ることができるから、イカやタコは活発に動き回れるのです。
タコやイカの3つの心臓は、かざりなどではなく、うまく機能しているのです。
高校生がタコの解剖をしているサイトがありました。
(キミが悪いという人はここまでにしておきましょう)。
赤い矢印がタコのメインの心臓・体心臓です。
黒い矢印が2つのエラ心臓です。
そして、そのエラ心臓の下のロープの様に見える部分が「エラ」です。
3つも心臓があるタコが、ファインディング・ドリーで大活躍します。ダイ・ハードの主人公 ブルース・ウィリスみたいですよ(^-^
夏休みの一作にしてみるとどうでしょう。
そして夏休みの宿題には、「ファインディング・ドリーを観てタコやイカの身体のことに興味が出てきて、調べてみました」という様な自由研究もよいと思いますよ。
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