たのしいウェルカムスペース/若田光一宇宙飛行士とのたのしい授業in沖縄 の様子

 たのしい教育研究所のウェルカムスペースは〈たのしい芸術担当〉小禄さんの力作が毎回、来客をたのしませてくれています。今回は、琉球放送の友人が訪ね来た時の記事に触発されて、その時の新聞記事をベースに作成してくれました。

 研究所でレイアウトにいそしむ様子。  ウェルカム・スペースを飾ったウェルカム・ボード。

 ボードのメインにある写真は 〈たのしい授業in沖縄〉シリーズのクラスマックスで、宇宙に滞在中の若田光一宇宙飛行士が沖縄の子ども達と語り合っている時の一枚です。

 若田さんがいるのは、国際宇宙ステーション(ISS)です。
 今でも、公式サッカー場くらいの巨大な物体が地球の上を飛んでいます。そこに滞在中の若田光一宇宙飛行士と沖縄 うるま市を結んだ授業でした。

国際宇宙ステーション(こくさいうちゅうステーション、: International Space Station、略称:ISS)は、アメリカ合衆国ロシア日本カナダ及び欧州宇宙機関 (ESA) が協力して運用している宇宙ステーションである。地球及び宇宙の観測、宇宙環境を利用した様々な研究や実験を行うための巨大な有人施設である。地上から約400km上空の熱圏を秒速約7.7km(時速約27,700km)で地球の赤道に対して51.6度の角度で[9]飛行し、地球を約90分で1周、1日で約16周する。なお、施設内の時刻は、グリニッジ標準時に合わせられている。ウィキペディアより。

 こういうビッグイベントが沖縄で開催されたということを、このサイトの記事で知って驚いている方たちもいますが、その時のNASAの地上スタッフ達が、わたしたちの授業を観て「最高評価です」と語ってくれていたことにも表れる様に、内外からとても高い評価を受けた授業でした。
 それを成功させたメンバーは、みんな手弁当で集まった教師でした。その時中心になったメンバーと、その後たのしい教育に興味を持ってくれた新しいメンバーとが今の研究所を支えています。そのことをみても、日本一たのしく元気な教育組織だと思います。このサイトを読んで下さっているみなさんが、周りの人達に口コミで、「良いサイトがあるよ。たのしい研究所があるよ」と伝えてくれたら幸いです。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!

祝 二冠達成 人気ブログランキング(全国)「教師教育」「生涯教育」第一位

 このサイトの読者の皆さんのお陰で、全国の人気ブログランキングの「教師教育」と「生涯教育」の2つのカテゴリーで〈第一位〉を達成しました。すでに生涯教育では第一位を獲得中でしたが、難関の教師教育でも一位を達成できたというので、いろいろな方たちからお祝いのメールが届いています。ありがとうございます。
  詳しい方のお話では、投票が二手に分かれてしまうため、複数のカテゴリーでのエントリー自体おすすめできないのに、エントリーした2つとも一位を獲得してしまった、というのはとてもめずらしいことだという話です。
  順位については曲折があるかと思いますが、ぜひ皆さんの周りの方たちにもすすめて頂いて、たくさんの人に読んでもらえたらと思っています。それがゆっくりと広がることで、子ども達の将来の賢さと元気を育て、教育に携わる人達の笑顔につながり、保護者の皆さんの喜びとなるに違いありません。またそういう実のなる充実した取り組みをすすめていることは、このサイトやメールマガジンその他で理解していただけると思っています。
 人気の記事を綴っていこうという想いを新たにする機会となりました。

 今後ともよろしくお願い致します。
 祝いのメールを下さったみなさん、ありがとうございました。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!

植物図鑑(たのしい教育研究所)ニワゼキショウ〔庭石菖〕

たのしい教育研究所 研究員だより。
先日、娘の通う中学校で美化作業がありました。
あいにくのお天気の中の作業となりましたが、娘は、嬉しい発見をしたようです。
「お母さん、ニワゼキショウだよね?」
後日、娘が家に持ち帰った「ニワゼキショウ」は、押花のように縮んでしまって判別が難しく、今日、娘の通う中学校にお邪魔して、ようやく確認することができました。

娘がみつけた花は「ニワゼキショウ」でした。
花色は薄紫、花弁は6枚、花径は1.5㎝、高さは10㎝、果径は3㎜、とても小さな可憐な花です。似た花に「オオニワゼキショウ」があるのですが、花径は1cm、高さ20~30㎝、果径5㎜位です。

 足元に咲く小さな花のおかげで、心和む数日となりました。
教頭先生のはからいで、たのしい教育研究所にも移植することができました。

 名前の由来は〈庭に生える「石菖」〉という意味で、ニワゼキショウの葉の形状が、サトイモ科のセキショウ〔石菖〕によく似ているところから来ているとのことです。


 ちなみにこのニワゼキショウは、有川浩の小説『植物図鑑(角川書店)』に出てきます。興味のある方は、読んでみてください。
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予想変更して幸せに近づく/たのしい教育の発想法から

 ある方(Aさんとします)から感動的なメールをいただきました。つい最近のことAさんは〈ある新しい活動を始める〉という計画を大きく変更する決断をしたというのです。そしてその決断をする時
「以前いっきゅう先生から聞いた〈ガリレオは自らのやり方を変更して偽りの証言をした。その生き方の変更で死刑になるのを免れたから今の発達した社会がある〉という話を思い出して、心を強くもって決断することができました」と書いていました。

 「自分の決断はガリレオの決断と比べると小さなものですけど・・・」と語っていましたが、自らの生き方とガリレオの生き方を重ねることができる、ということに、わたしは強く心動かされてしまいました。

 そして返信のメールを送りました。これはその一部です。ある程度手を入れて公開します。

 Aさんへ

 お便りをありがとうございました。

 私からもお便りしたくなり、したためています。少し長くなるかもしれませんが、おつきあいください。

 

 予想変更するというは、人生にとって、とても大切なことです。

 そうでありながら、なかなか予想変更することができない、というのがわたしたち人間でもあります。

 一見かっこうの悪いことの様に感じられるからかもしれませんし、〈一度こうだと決めると、その方向に進んでいくのが大切だ〉という美徳が人間にはあって、さらに〈その美徳を教育されていく〉ということが重なって、ついつい同じことを最後までやり通す、ということが何より大切だと考えてしまうからです。

 しかし、よりよいものが何なのかを決めるのは〈実験〉以外ありません。〈一度決めたから正しい〉というようなことはないのです。

 願いや想いは〈予想〉です。
 「こうすればうまくいく」という想い・予想をもとに試した結果、それがより良い方向に進むかもしれません。しかし悪い方向にすすむかもしれないのです。
 ですから〈予想を立て〉て、それをもとに〈深く考え〉、〈周りの人達と話し合ったり、討論する〉中で必要に応じて自らの予想を変えていく、ということで人間は少しずつ幸せに近づいていくのです。
 実際、人間の歴史の進み方そのものががそうなのです。
 〈祈りが病気に効く〉と思っていた人たちがたくさんいた中で、薬草的なものや衛生、食を整えるといったようなことが効くことが実験的に分かってきて、しだいに人間ももともとの予想を変更して、今では、インフルエンザに効く薬もガンに効く治療も開発されてきました。今では、赤ん坊がインフルエンザで苦しんでいる姿をみて、それを祈りで治そうとする人はいないでしょう。
 今回のメールで、Aさんがガリレオの例を出した時に、自分の生き方とガリレオの生き方を並べて考えることができる人がいるのだということに、わたしは感動していました。
 わたしもガリレオの生き方にとても影響を受けています。
 自分はガリレオの弟子だと思っていて、研究所のウェルカムスペースにはガリレオの絵を掲げているほどです。

 ガリレオは、自分の著書がバチカンの教会で問題となり異端審問にかけられることとなりました。しかし自分が提示した地動説の証拠を見てもらえれば、審問官であるバチカンの司祭たちもきっと分かってくれると思っていたのです。これはその異端審問で論述しているガリレオの姿をスケッチしたものだと言われています。

 そうやってがんばり続けましたが、バチカンの司祭たちには思い届かず、いよいよ死刑の判決が出されることとなりました。その寸前ガリレオは「これは無理だ、死んでは元も子もない」と予想変更したのです。
 そして「はい、わたしが間違っています。教会の皆さんが正しいのです。今後、このようなことは述べません」と罪を認め、偽りの証言をしたのです。
 わたしはその時のガリレオの決断を、その後の人類の一員として心から感謝したいと思っています。あの時にガリレオが真実だと主張して死刑になっていたら、その後の世の中の進歩がどれだけ遅れていたかわかりません。

 バチカンは罪を認めたガリレオを許さず幽閉の処分にしてしまいました。

 しかし、真実ではなく偽りのことを述べようと予想変更してからのガリレオの活躍もみごとです。幽閉されつつも、真理を求める研究をやめることはなかったのです。

 これからもAさんも、長い人生の中で、ガリレオの様にいくつか大きな予想変更することでしょう。その時に、予想変更できる自分は、強くて元気だと思っていて間違いありません。
 ただし予想変更したからそれでより良くなる、と甘く考えていてはいけないと思います。だからこそ、たとえばAさんが〈もう一度やり直す〉という大きな決断をしたからには、生半可でやるのではなく、これまでと違う結果がでる様に全力で挑戦してみた方がよいと思います。そうすれば、どういう実験結果が出るにせよ、早く確実に見えてくると思います。

 私も、これからもまた、いろいろな予想変更をすることでしょう。そのときにはAさんの様にガリレオを想って予想変更することでしょう。

 また何かあれば、遠慮なくお便りをください。

 では、また。

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