講座の準備着々と進行中 折り染め用染料インク 手のりブーメラン最新バージョンほか

 研究所の秋はとても忙しくなってきた日々です。研究所に直接訪ねて来てくれる方達の特訓・スーパーバイズ、秋の講座、小学校でのPTA行事、カウンセリングなどと同時に、いろいろな執筆ものをこなしています。
 忙しさは苦しさだと思う方達もいるかもしれませんが、研究所では忙しさと笑顔は比例しています。この活動の向こうに見える、いろいろな方達の笑顔がたくさん見えているからです。

 さて、水周りのところでは、秋の講座の予備実験や準備で、こういう状況です。

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 テーブルの部屋では、いろいろな資材を床に置いて、たのしい教材の準備です。

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%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%81%97%e3%81%84%e6%95%99%e6%9d%90%e9%9b%86 こういう活動の中からたくさんの笑顔と賢さがあふれてきて、その一つのRIDEとして、将来、沖縄からノーベル賞を受賞する人が出てくるでしょう。
 たのしみでなりません。

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星野道夫とたのしい教育研究所

 星野道夫の生き方はわたしにとって輝きに満ちていま%e6%98%9f%e9%87%8e%e9%81%93%e5%a4%ab%e3%81%a8%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%81%97%e3%81%84%e6%95%99%e8%82%b2%e7%a0%94%e7%a9%b6%e6%89%80す。船で北米大陸に渡り、40日かけてバスやヒッチハイクでアメリカ・カナダ・メキシコを旅したのが彼の16歳のころ。その約10年後、アラスカに渡り、全く手つかずの自然(ウィルダネス)を描き出した美しい写真とかざらない文章を私たちに届けてくれました。1996年、テントを襲ったヒグマによって43歳の生涯を閉じます。

 結びつかないという気がするかもしれませんが、わたしが「たのしい教育研究所」を設立するというとき、大きな勇気を与えてくれてたのが、その星野道夫の生き方です。ですから、たのしい教育研究所は星野道夫との出会いによって大きな一歩を踏み出した、といっても間違いありません。

 小学校で理科専科をしていた頃、「きゆな先生は星野道夫好きだ」ということを生徒から耳にした担任の先生から、その頃ちょうど国語の教科書に載っていた星野道夫をテーマにお話しをしてほしいという依頼がありました。星野道夫が歩いたフィールドを自分で訪ねて撮って来た写真や、その時使ったキャンプ道具を手に熱く語った日の子どもたちの目の輝きもしっかり覚えています。

 先ごろ、ある人に星野道夫の話をしたところ、ぜひ作品などを紹介してほしいという便りが届きました。返事に添えた写真をいくつか紹介いたします。

 星野道夫という名前がつくものは書籍だけでなく雑誌も購入していますから、彼に関するかなりのものを手にしていると思います。これは2013年、たのしい教育研究所を設立して一年目に発行されたBe・Pal誌からです。タイトルが「子どもたちに伝えたい 星野道夫」です。

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星野道夫

 これはもしかすると教科書にも載っていたかもしれません。アラスカでオーロラをおいかけていた星野道夫の写真です。アラスカ山脈へ とありますが、このバックに写った山の感じでは、ブルックス山脈の間違いではないかと思います。

img_3613 たしか星野道夫の「風の様な物語」の中にあったと覚えているのですけど、「アラスカのマイナス40度以下の世界で小屋から出て外のトイレにいくのがとても辛くて、いつか家の中にトイレのあるところで住みたいと思っていた」という様なことを書いていました。10数年前フェアバンクスを訪ねた時に、星野道夫が建てたログハウスを見たくて、タクシーでその場所に向かおうとしたのですけど、運転手にはその要望の荷が重かった様で、時間をかけましたが、結局直接訪ねることはできませんでした。ただし、そのログハウスの写真はいくつも目にしています。ただし、初期の頃住んでいたという小屋は想像するだけでした。この雑誌で、はじめて、彼がはじめの頃に住んでいた木屋の写真を目にしました。

img_3612 彼のエッセイ集で一番すきなものが「旅をする木」です。今も発行されているかどうかわかりませんが、文春文庫刊です。おすすめします。

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雲をたのしもう 下に見える雲 秋をたのしむ/自由研究こそ本物の研究

 雲好きな方達からのメールも届いています。今回はわたしが子ども頃から空を見て感じていた不思議について書きたいと思います。このことは数年前新聞に連載していた時の記事のひとつにしたのですが、今回は写真つきですから、より丁寧に説明できると思います。

 空にある雲を見ていて、その美しさや形、ダイナミックさをたのしむだけでなく、いろいろな楽しみ方があります。

 この写真は最近、空港でとった雲の写真です。
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 次の写真はかなり高い位置で私がとった雲の写真です。
雲のモコモコとしたところも近くに見えています。
どこで撮った写真か想像できますか?

%e9%9b%b2%e3%82%92%e6%a5%bd%e3%81%97%e3%82%80-%e9%80%86%e8%bb%a2%e3%81%97%e3%81%a6%e8%a6%8b%e3%81%88%e3%82%8b%e9%9b%b2ハワイで?
  違います。

富士山で?
  それも違います。

 飛行機の中で撮りました。
翼も写っていたのですけど、それを外して少し写真に変化をつけてみました。元の写真はこれです。えー、と驚いて、さっきの写真と見比べている人も多いと思います。

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見ようと思えば、人間の目には、雲が上にある様にも下にある様にも見えるのです。

 公園などに寝転がっていると数十秒くらいあれば、グ〜っと大地と空が逆転して、ずっとずっと下の方に雲が見えて、私自身は地球という星に背中をピタリとはりつけている様に感じることができます。さっきの写真の様に、上にある様に見えたり、下にある様に見えたりする変化をたのしめるのです。
 とてもおもしろいのですよ。

 はじめのうちは、雲を見ている自分の目に、できるだけ建物などが映らない様にすると「逆転現象」を感じやすいと思います。慣れてくると、ビルディングが見えていても、それごと上下逆転して見えてきます。

 学校では「相手の立場になって考えましょう」という様に教えることがありますね。相手の立場になって考えるどころか、自分の立場・立ち位置がダイナミックに逆転してみることができるほどに、人間の思考・感覚は成熟しているのだと思います。

 海岸に足を浸してしばらく潮の流れを見ていると、止まっているはずの自分が動いているかの様に感じて平衡感覚がおかしくなることがあります。それも似た様な現象です。

 秋の空は高く穏やかでスラリとした雲が見えやすくなります。沖縄では蚊などの虫達も少なくなって、アウトドアにも親しみやすくなると思います。秋の日々、こういうたのしみかたもよいと思いますよ。

 ちなみにわたしは子どもの頃からそういう楽しみ方をしているので、普通に歩きながら空を見て、ずーっと下に空があるかの様に感じることも簡単にできます。上下逆に歩いている感じで、とても不思議な感覚をたのしむことができます。

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雲も楽しく
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たのしい昆虫入門 テントウムシとカミキリムシ 実験してびっくり

 子ども達の昆虫の好き嫌いははっきりしていて、触るのは無理、という子から、手当たり次第持って帰る子までいろいろです。理科室で飼っていたセミが逃げて飛びまわった時、まるでゴキブリに追いかけられているかの様に叫びながら逃げまわった子どもたちもいました。あの時はすみません。
 さて最近のこと、教師をしていた頃の同僚から応援のメールに合わせて、
「あの頃、教務主任をしていた喜友名先生が発行していた週報に書いていたコラムがとてもおもしろくて、毎週月曜日がくるのがたのしみでした」と綴られていました。嬉しいことです。その中である時に書いた「テントウムシとカミキリムシの斑点はとても違うところがある」という内容を読んで驚いて、自分の子どもと試してみたというのです。書かれていた通りだったので、二人でとてもびっくりしたとのこと。「息子はそれからなぜか虫好きになり、今は高校生ですけど、科学系に強い様です」という話。ますます嬉しくなりました。

 その時に書いた内容を思い出して、ここにも掲載しようと思います。ムシの嫌いな先生、お父さん・お母さんももしかして、虫を見る目が違ってくるかもしれません。

 

====テントウムシとカミキリムシ====

  テントウムシは丸くてコロコロしています。

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  カミキリムシは縦長の体型をしています。

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 アゴの力が強いので、噛まれると大人でもイタイイタイと騒ぎます。
 わたしも不用意につかんで何度か痛い思いをしました。

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 実はそのはん点にもおもしろい違いがあります。

 テントウムシのはん点は水につけてこすっても落ちませんが、カミキリムシのはん点は、水をつけてこすると落ちてしまうのです。

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実験してみよう

 つまようじに水をつけて、カミキリムシの背中のはん点をこすってみましょう。
 はん点無しのカミキリムシになってしまいます。

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   実験した人はたいていびっくりしてくれます。
 カミキリムシの背中のはん点の部分は粉がついているのです。
 化粧の様なものです。

 応用問題
 一度落としたカミキリムシのはん点は、しばらく飼っていると変化するでしょうか?
 一ヶ月くらい飼って様子をみてみましょう。

 予想 
   ア 元どおりにはん点ができてくる
   イ はん点無しのまま

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