草木染め実験結果

 草木染めの実験で〈生地は実際には染まったのか〉気になっている人たちもいると思います、お届けしましょう。

 これは〈ワタ〉つまり綿の原料の染まり具合です。

 コーヒーにつけた様に染まっています。

 これは羊毛です。

 

 洗剤で二度洗うとこうなりました、染まったままです。

 

 これはウールを二度洗って後の状態です、綿よりツヤツヤしています。

 しっかり染まっているかは、濡れたまましばらくキッチンタオルなどに置いておくとわかります。

 30分ほど置いてから、色移りがあるかチェックしてみました、これです。

 色移り、つまり色落ちはほとんど無しです。

 とするとですよ、今まさに花盛りの〈イペー〉や

 これから色づいてくる赤い〈桑の実〉などから、いい色がとれるのではないかと追っているのですけど、みなさんはどう思いますか?

 たのしいことが溢れる地球。
  日本はこれから春が来て、いろいろな植物たちが色づいて来ます。
 わくわくしながら実験を続けていきたいと思っています。

 

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たのしく草木染め/木曜ものづくり研究会

 得意の料理をたのしんでいるかの様なA先生、これは〈木曜ものづくり研究会〉の一コマです。

 取り出したのは、おでんの具・・・
  には見えませんね。

 草木染めの実験です。
 しっかり染まるんだろうか・・・
 もちろん実験用の機材を利用しています。

 数時間、そのまま空気にさらしておくとのこと、次の日をたのしみに実験中です。

 専門の知識や用具を準備せずに、家庭科室などでうまく染まることがわかってきたら、たのしい教育プランとしてまとめていくことになります。

 たのしい教育プランになるとはっきりした時もたのしいのですけど、こうやって「これはうまくいくのかなぁ。うまく行くにしても、マニアックな人たちしかとびつかない様なものだとよくないなぁ」と、わくわくドキドキしながら基礎実験しているときも、とてもたのしいものです。

 学校教育の中では、うまくいく実験ばかりです。教科書に書かれた実験に失敗したとしたら、それはうまく読み込んでいなかったためだということになります。

 そういう中で、こういう教育、こういう実験を行うことができたら、子ども達へのインパクトも大きいと思っています。

「ゆとりがないからできない」という人がほとんどでしょう。

そういうゆとりを作ることができる先生たち、そして子どもたち、そういう人たちをあたたかく楽しく見守る保護者の方たちを育てていきたいと思っています。

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ピタゴラスの定理・三平方の定理/カタカナ語と日本語について考える

 かつて師の板倉聖宣からピタゴラスの定理という言葉について話を聞かせてもらったことがあります、直角三角形なら必ず成り立つ関係です。

直角(90°)の向かいに位置する最も長い辺の2乗は
他の2辺それぞれの2乗を足したものと等しい(ピタゴラスの定理)


 この定理を使うと、いろいろなたのしい授業ができると思っているのですけど、それは別な時にゆずって、今回はこの〈ピタゴラスの定理〉が〈三平方の定理〉と呼ばれていることについて書きたいと思います。

 〈三平方の定理〉という名称は、第二次世界大戦時、敵国語が禁じられ、文部省の図書監修官塩野直道の依頼を受けて、数学者末綱恕一が命名したものです※wikipediaによる

板倉先生はかつて
「戦争は悪いものだから、その時に行われたものはなんでもかんでも悪いと思うかもしれないけど、この呼び方はいいんだよ」
と語っていました。

〈3つの平方(二乗)の定理〉私もこの呼び方の方がよいと思っています。

 以前から指摘されていることですけど、外来語・カタカナ語をいうと、何かしら新しい感じ、かっこいい感じがするからなのか、どんどん増えていく一方の様な気がしています。
 私自身は英語が好きですから、外来語・カタカナ語の重要性も感じるのですけど、それにしても「日本語でいいよ」「日本語の方がいいよ」と思うことがたくさんあります。

 私が会議などで直接耳にして、そう感じたことのいくつかを例示すると・・・

・エビデンスがある

・ダイバーシティな社会

・サステイナブルな構造

・アジェンダは何か?  etc.

 日本語の方がいいのにな

・根拠がある

・多様性ある社会

・持続可能な構造

・議題は何か?

 皆さんはどう思うでしょうか?

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最新メルマガから/オススメ映画「スパイの妻」

 映画の紹介をたのしみにしてくれている方も多いので、今回は最新メルマガから〈映画の章〉の一部を紹介しましょう。

 これがトップ画像。


 こういう前書きからはじまります。

 前回の444号の発行後いろいろなメールをいただきました、とても励みになります、ありがとうございました。

 その中に「次は4444とありましたけど〈456号〉も〈500号〉も〈555号〉もきますね」と書いて下さった方がいました。

 そうです、確かに!

 また新たな気持ちでたのしく綴っていこうと思います。

この445号も一回しかない大切な号です。今回も心を込めて綴りました、お届けします!

 今週もたっぷりメニューです。
 さっそく「とてもおもしろかったです」「カラフルもち、いいですね」「発想法、勉強になります」という様なたよりが届いています。

 これが映画の章です。

(前略)

・・・ということで、敬愛していても〈きたろうの映画評〉は無視させてもらうことにして「スパイの妻」を観ました、新作DVDです。テレビドラマを映画化した作品なので、DVDには劇場版とあります。

 見応えたっぷりの大作でした。

 ベネチア国際映画祭で〈銀獅子賞〉を受賞しただけあります。ベネチア国際映画祭は、カンヌ国際映画祭・ベルリン国際映画祭と並んで世界三大映画祭の1つです。獅子賞は最高の作品に与えられます。銀獅子賞には二種類あって、スパイの妻がもらったのは最高の監督だと認められた銀獅子賞です、もう一方の銀獅子賞は審査員大賞です。

 監督は〈黒沢清〉、弟子の濱口竜介、野原位と一緒に脚本も担当しています。「CURE」などホラー系のインパクトが忘れられない監督で、世界的にも評価されている映画監督の一人です。

 黒沢さんの作品はほぼ全て観ているのですけど、作品によって大きく好き嫌いが分かれます。

 主演は蒼井優、私はうまく感情移入できないタイプの女優さんなのですけど、以前紹介した「花とアリス」は良かった。お笑いの山里良太と結婚したというので少し見方も変わりました。

 並び立つのは夫役の高橋一生(写真左)。

 日中戦争から第二次大戦に向かう時代の登場人物としては軽さが気になったのですけど、骨子がしっかりしているのでグイグイ引き込まれました。高橋一生は頭の中でいったい何を考えているのか周りから読めない役をうまく演じています。

(中略)

 映画の根幹に触れることになるのですけど、ストーリーの面白さを削ぐことはないので書かせていただきます。

 神戸で貿易会社を営む〈福原優作-高橋一生演〉は、満州に行った時、関東軍が満州で恐るべき実験を行っていることを知ります、有名な731部隊の人体実験です。

 優作は、その悪魔の所業を止めるには〈アメリカの参戦〉が不可欠だと考えます。

 優作の動きがどの様に展開するのか、軍部は優作をどうするのか。

 そもそもタイトルの〈スパイの妻〉というのは、同じスパイ活動をする妻ということなのか、スパイをしている夫のことを知らずにいる妻なのか、夫の所業を止めようと軍部に売る妻なのか・・・

 それは映画で手に汗を握りながら観てください。重厚な小説を読んだくらいのどっしり感があると思います。

 この後は私の歴史の見方考え方が続きます。

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