台風18号の来る前の紫色の空!

週末、沖縄にやってきた台風18号ですが、南大東島地方を通り、沖縄本島は強風と高波の影響を受けたぐらいですみました。
台風がやってくる前の日の夕焼けです。
何の加工もせず、光の乱反射でこんな色になります。

台風前

今日は風が強いですが、すずしくさわやかな秋晴れです。

台風時の海がどんなかと見てみたく残波岬まで車を走らせました。
案の定、岸壁からかなり離れたところでも立ち入り禁止の紐が張りめぐらされていました。
観光客の皆さんと一緒に,紐の外側で眺めていましたが、大きな力強い波が岸壁に打ち付けられる毎に、潮のしぶきが塊になって飛んできて潮まみれになりました。
わくわくして見に来ましたが、台風時の海はとっても危険だと実感しました。

台風19号も逸れてくれるといいのですが。

AZU記

 

カウンセリング 沖縄「子ども達のトラブルの対応をめぐっての保護者とのトラブル」 LEAPカウンセリング

学校で起こる「子ども達同士のトラブル」の対処の仕方で,保護者との関係が悪くなる先生が少なくありません。

LEAPカウンセリングでも数々相談を受けた事があります。
今回は,学校の先生がた向けの「トラブル対応」に関わるカウンセリングについて書いてみましょう。

 ※

スクリーンショット 2014-10-04 0.21.50教師の発言や対応に保護者の方が怒ってしまい
何度も学校に訪ねてくる
何度も電話してくる
管理職に担任の指導についてクレームを伝えてくる
市町村の教育委員会に訴える
県,最近では文科省に直接電話する方もいるそうです。

丁寧に聞いてみると,たいていの場合,自分の対応や行動について真摯にお詫びするという事をしていないために,さらに問題がこじれて行く場合が多いものです。

「謝ったらますます突っ込まれる」
と心配になるせいかもしれません。

確かに,病的に攻撃してくる,という様な保護者の方もいるのだと耳にします。
しかし私が30年近く関わってきた中で,そういう保護者はみた事がありませんし,もしいたとしたら,それこそ管理職の方や教育委員会へこちらから相談をする,ということでよいのです。

ほとんどの場合,保護者の方も,自分の子どもをめぐる人間関係を,よりよいものにしたいと考えています。
だからこそ仕事を調整してまで学校に足を運んでくるのです。

今よりよりよいものを目指す,という事ですから,それは教師とまるきり同じなのです。

「まずこっちの考えを説明しなければ」という前に,
「保護者の方が教師の何について納得いかないと言っているのか」
そのことを丁寧に確認することはとても大切です。

例えば,掃除の時間に取っ組み合いのケンカになった2人を指導した場面で考えてみましょう。
スクリーンショット 2014-10-04 0.44.21いろいろな理由があるにせよ,暴力という方法は良くない,という事で,特に興奮しているAくんに
「A君,反省しなさい」と強く注意しました。

それに対して,保護者から
「どうして自分の子どもが被害者なのに反省させられなきゃいけないんだ」
と言ってきた。

担任としては
「自分はそういう意味で言ったのではない…どういう場合でもケンカという方法はまずいという意味で反省を求めたのですよ」
と反論したい。

けれど残念ながらその意図は保護者の方にもAくんにも伝わっていないのですね。
それは保護者の方の怒りで分かるのです。

ですから保護者が「そんな注意の仕方はないでしょう」と言って来た事に対して
「自分はそんなつもりで言ったのではありませんよ」
と伝えたらどうなるのでしょう?
「あ〜,そうだったんですか。わかりました先生」
となる場合は期待するのは難しいと思います。

自分が注意した事が伝わらなかった事については,丁寧に真摯にお詫びしておく事は,やはり大事だと思います。
わざわざ仕事をやりくりして学校まで来た保護者の方に対して
「自分はそういうつもりではなかったんですけど,でもごめんなさい」という様な,謝ったのか謝っていないのか分からない謝罪はとても多い。
これは丁寧に真摯にお詫びしている事にはなりません。

「叱り方がよく無かったと思います…本当にすみません」
とか
「自分の気持を伝える事ができない叱り方をしてしまいました…すみません」
というように詫びる。

Aくんも保護者も,それを受け入れてもらった後で,
「わたしは暴力で解決する事は良くないと思うんです。
それが伝わるクラスづくりをしていきたいと考えています」
という話に持って行きたい。

私のカウンセリングでは
① 真摯な謝罪
② もう一度トラブル発生の事例に戻って,その子ども達の関係修復に力を注ぐ
③ こういう問題が何度も起こらないような工夫をする
④ クラス全員の人間関係がよくなっていくたのしいクラスづくりに力を注ぐ
という4つの提案をすることがあります。
それが苦手な先生とは,じっさいに一緒に謝罪の仕方を練習しますし,たのしいクラスづくりのアイディァを一緒に考えます。

スクリーンショット 2014-10-04 0.33.21謝罪の後は②と③と④について,保護者の方に丁寧に伝えて,
「本気で力を入れていくので,何かあったらぜひ協力して頂きたい」
という様に依頼する。

たしかに難しい方もいます。
話す程怒りだしてしまう方もいるかもしれません。
そうならないためにも,なるべく早く,保護者の方には「この先生はこれまでの先生と違う…本気でクラス全員の事を考えて取り組もうとしている」という事を伝えておきたいものです。

伝わらない方には,しばらくクールダウンする時間も必要です。
しかし,この②③④の動きは加速させる。

こういう問題を一つの流れで語る事は難しいものがありますが,逆に「ケースバイケース」である,というような答え方は,若い教師にとって雲をつかむ様なもののように思えます。

個々の難しい事例があったら,研究所に連絡をください。
カウンセリングはわたしの時間の調整がつく限り,優先して実施しています。

 

たのしい教育応援団向けメルマガ 第122号 できました!

毎週たのしく全力投球している,応援団向けのメルマガ122号が出来ました。
「教師は辞めても たのしい教育&映画はやめられない」です。

① 映画「裸の島」 名作です…おすすめします ※H系ではありません
② レンズの魅力 応用編「凹面鏡をつくろう」…カンタンです
③ 板倉聖宣 書籍の前書き「ボクらはガリレオ」
です。
その中には,私がその「文体」に敬意を表している 殿山泰司の文章も折り込んでいます。
スクリーンショットで一部を紹介します。

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『絵本 窓ぎわのトットちゃん』1・2巻 黒柳徹子(講談社):読み語りおすすめ本

ご好評の「読み語りおすすめ本」のコーナー
 今回は「絵本 窓ぎわのトットちゃん」1・2巻 黒柳徹子(講談社)
  を紹介します。

絵本 窓ぎわのトットちゃん「窓ぎわのトットちゃん」が絵本版で登場しました。
最初に出たのは30年以上も前に出された本で、
黒柳徹子さんの自伝物語で295ページもあります。

この絵本版は
トットちゃんが小学校1年生で学校を退学になるところから始まります。
入学早々退学になったトットちゃんは、
自由が丘のトモエ学園に通うことになります。

そこは、電車を教室に使ったり、授業のやり方も変わっていたり、
校庭のあちこちに自分専用の登る木があったり、
トットちゃんはそこがとても気に入り、
毎日学校でわくわくたのしく過ごしていきます。

トットちゃんが、どんなことを考えて、どんなことを感じて、
毎日を思いっきり暮らしていたのか読みながらこちらまでわくわくしてきます。

子供の話をじっと聞いて、さりげない校長先生の一言にも感動しました。
認めてもらえるってうれしいことですよね。

(by hina)