「学級崩壊」という言葉は考えてみるとすごい表現です。
学級が崩れ,壊れてしまうという意味の言葉です。
原子崩壊とか地震でビルが崩壊するとか,そういう時に使われる言葉ですね。
クラスがスタートして五月から六月ごろ,カウンセリングで
「クラスが崩壊しているのではないかと思います」という相談が来る事があります。
程度の差はあるのですけど,教師が一対一で話しても,行動を改めない,あるいはますます反発するという子ども達が複数出て来た時には,かなり骨がおれますね。
その相手が一人でも,心が折れてしまう教師が多いと思います。
そうやって反発する子ども達がいるいないに関わらず,
「この先生,たのしい」
と評価してくれる子ども達を増やす事がクラスづくりで決定的に重要です。
「わたしはおもしろい事とか言えないし」
と考えている人がいるかもしれません。
しかし,そういう事ではありません。
教師の本分は「授業」です。
子ども達が「先生,この授業たのしい…もっとこういう事をして欲しい」という様な授業に挑戦するのです。
LEAPカウンセリングは提案・実験型なので,どんどんアイディァを出して,一緒に考えていくカウンセリングです。
たのしい教育研究所のサイトには,そのヒントがたくさんあるとおもいます。
実験的に,たのしい教材をどんどん取り入れてみる事です。
そして,ここも重要なのですけど,表面上の子ども達の言葉で,授業のよし悪しを判断するのではなく,「感想・評価カード」を全員に書いてもらって,判断することです。
感想・評価カードは
https://tanokyo.com/archives/877
を参考にしてください。
いっきゅう