⭐️New 〈たのしい問題解決ワークショップ:OPTIONS〉募集中⇨https://tanokyo.com/archives/161700
⭐️ 〈たの研〉への寄付が税の優遇措置・控除の対象となります(1000円以上)。ひとり親世帯など経済的に支援の必要な方達へたのしい教育を普及する活動に寄付していただける方、大歓迎:返礼は額に応じた「たのしい教育通信講座:メルマガ」⇨https://tanokyo.com/archives/158358

⭐️ 教育相談・カウンセリング・スーパーバイズ実施中/オンライン可能(経済的な事情のある場合には無料で実施)::https://tanokyo.com/archives/162936 サイドバーもご確認くださいサイドバーをご確認ください
✨論文ドクター 随時受付、リモートでのカウンセリングも可能です
⭕️たのしい講座・ワークショップ・企業研修・団体研修・校内研修等についても気軽にお問い合わせください

楽しい国語/万葉集『あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る』額田王の歌について考える

 私にとっては、ごく普通の結論なのですけど、先日ラジオの教育番組を聞いていたら、私が学校で教えられた古典の授業そのままだったので、このサイトに書かせていただきます。

 みなさんは額田王(ぬかたの おおきみ)という人物をご存知でしょうか、もちろん、教科書レベルの知識で結構です。

 この人が作った歌が万葉集に何作も載っています、有名なのが

あかねさす紫野(むらさきの)行き標野 (しめの) 行き野守 (のもり) は見ずや君が袖(そで)振る

 万葉・一・二〇・額田王(ぬかたのおおきみ)

でしょう。

 昔に遡るほど、戦略的な結婚なども多く、ぐちゃぐちゃな婚姻関係が目につきます。ここでも権力者が誰それで、という様な解説がほとんどなのですけど、そういうところはあえてとばして歌の意味を紹介しましょう。

 権力者に寵愛されている額田王に、かつて婚姻関係にあった男性が袖を振っています。それを目にした額田王は「家来たちに見られたらどうするのよ」とうろたえている、というのがこの歌なのだと、古典の授業を記憶している皆さんは、教わったと思います。

 最近私が聞いたラジオでも同じ様な解説をしていました、〈袖を振る〉というのは恋心を伝える風習であったという解説もしていました、本当かなぁ、それはそれとして、歌の解説・解釈、おかしくないですか?

⬇︎

⬇︎

 万葉集について少し説明させてくださいね。

 万葉集には複数の天皇や皇族によって詠まれた和歌も含まれています。貴族社会の文化的な活動や政治的なコミュニケーションの手段としても重要視されていて、天皇を含む当時の貴族が教養の一つとして親しんでいたのは間違いないでしょう。

 とすると、さっきの歌はおかしくないですか?

 ・・・

 なんでたくさんの貴族が読む様なものに乗るほどの和歌ですよね、「家来たちが見たらどうするのよ」という様なレベルではありません。

 知られたらどうしよう、とうろたえる様なシチュエーションの歌ではなく、これは遊びとして、あるいはフィクションとして作ったものだしか思えません。

 そういう和歌は、この額田王だけでなく、たくさんの人たちが残したことでしょう。

 研究者や学者たちの解釈が教科書に反映されていきます、そういう中でアマチュアの目、つまりごく普通に人間の感覚を大切にしてみていくことで、新しい世界も開けていくと思います。

 たのしい教育は、ごく普通の人たちが腑におちる様に、感動できるようにすすめていく教育です。
 私いっきゅうは〈枕草子〉と〈徒然草〉が好きで、時々触れています。
 沖縄の〈島言葉〉をたのしくとりあげている様に、そういう古典文学の中に残された、心動かされる感覚・感動を伝えるプログラムも作ってみたいと考えています。

 

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!

④可能な方は気軽におたより、記事内の予想などを⬇︎





お名前(ニックネームOK)


メッセージ本文