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〈願いは叶う〉という教育について/願いや祈りは〈目標〉、大切なスタート-楽しい教育の発想法

〈思いは伝わる・願いは伝わる〉という教えがあって、〈世界の平和を願います〉とか〈家族の健康を願っています〉という言葉をよく耳にします。〈神仏に祈る〉というところから来たのかもしれません。

 私は教師をしていた頃から子どもたちに「祈るとか願うというのは、それは自分の目標であって、スタートラインにたったということ。それだけでは叶わないんだよ」と伝えてきました。

 ところが逆転して祈ること願うことがゴールになってしまっていることがたくさんあります。

 祈ったり願ったりするだけで解決することはなのは実験的に明らかです、それだけでは落ちたネコの小さなな毛一本動かすこともできません。

 たとえば「息子が学校に通えるようになりますように」と願う、祈る。
 その行為や文章を相手が見る、読むことで、学校にいくようになることはあるでしょう。けれどそれは祈りそのものの効果ではありません。
 試しに、その祈りや願いを書いた紙を誰にも見られないところに埋めてみてください。あなたがそういう祈り・願いを持っているとは相手は知らない。それで学校にいく様になったとしたら、それはたまたまそういうタイミングが来たということです。

 息子が学校にいく様な具体的な動きや変化を生じさせることで、変わる。お母さんが苦しんでいる姿を見せる、腕のよいカウンセラーに相談して行動を変えることで、状況が好転することはある。
 そういう具体的な行動が変化をもたらすのであって、そう願う・祈るというのは、出発点にすぎない、そういうことです。

 ただし、その出発点がなくては始まらないのですから、それはすばらしい出発点だということです。

 自分の目標の大切ななスタートラインだということです。

「合格しますように!」と滝に打たれながら何億回願っても、解けなかった二次関数の問題や読めなかった英語の新聞が読める様になるわけではない、その願いや祈り、つまり目標を〈行動〉に変えることが大切です。

 ・◯◯大学に行けますように

 ・将来、幸せになりますように

 ・健康的な人生を歩めますように

 ・学校の先生になれますように  etc.

 その大切な願い・目標を行動に変える、それをしっかり伝えていく必要があると思います。

 以前、大国が隣国に戦争を仕掛けた時から世界の人々が嘆き悲しみ怒りを感じ続けています。結果的に叶わなかったのですけど、私もけが人の救助ボランティアに出かけようと本気で考えました。

 そういう中、日本の学校では、願いを込めた千羽鶴を作って送ったというニュースが流れました。

 驚きました。

〈平和を願う〉というのは出発点です、その願いを達成するために何ができるか。たとえば、戦争を仕掛けた国の代表に一行ずつでもよいから「言いたいことはたくさんあるはずです、まず戦闘をやめて話し合いをしてください」というような手紙をかく。国の代表に書くのが無理なら国連の代表にでもいい。あるいは日本の代表に「早く救助行動してあげてほしい」と書く。
 けがをした人が少しでも元気になる様なメッセージを書く、そういうことなど、子どもでもできることを真剣に探して行動に移す、そういうことが大切ではないかと思うのです。

 けれど先生たちの中には〈祈ることがゴール〉だと勘違いしている人たちがたくさんいる。本人が勘違いしているだけならよいかもしれない、でもそれを子どもたちにも受け継いでしまう・・・
 千羽鶴に自分の祈りを込めて、これからの平和行動のはじまりになるとよいのだけれど、その千羽鶴で平和行動を担った気持ちになってホッとしてしまうことはないだろうか。

 また中東で悲しい戦争が起こりました。

 もしかして戦闘地帯で傷ついた人たちに千羽鶴を送ろうと頑張っている先生たちがいたら、それをやめてとはいわないけれど、加えて別なことも考えてみてはどうかと思います。
 子どもだから祈るくらいしかできない、なんていうことはありません。
 心和む日本の歌を吹き込んでBGMにして流してもらう、痛みを少しでも和らげてもらえるような応援メッセージを送る、ジョン・レノンのイマジンを全員で合唱して、それを両国の代表に送る。

 そういう行動をきっかけにして、自分たちが〈戦争や暴力行為〉を解決行動に選ばないで、知恵を出して解決していく力のある大人になっていくことが決定的に大切です。

 もちろん大人たちは、目を背けず、その悲惨な戦闘が少しでも早く止むような行動を考える。
 私は「戦争で解決するという野蛮な方法ではなく、平和を構築できる様な力をもつ人たち」を一人でも多く育てたいと考えています。
 いろいろなことを考える秋の日々です。
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