画期的教材〈手乗りブーメラン〉から広がる世界

 以前授業した学校の子どもからメールが届きました。〈手乗りブーメランの研究をすすめています〉という嬉しい話です。100パーセント戻ってくることがとても嬉しくて、なんどもなんども投げているそうです。

 手乗りブーメランというのは〈たのしい教育研究所〉が開発したほぼ100パーセント手元に戻ってくる画期的なかつ安全なブーメランです。少し練習すると、こんな感じで、手のひらでキャッチできるようになります。

 女の子もすぐにうまくなります。
 今まさに、この子の手のひらの上に舞い降りようとしている手乗りブーメランです。

 
 もしかしたらこの子は指でキャッチしようとしているかもしれません。


 たのしい教育研究所のリサーチによると、ブーメランを作ったことがあるという人たちの8割以上の人たちが「戻ってこなかった」と答えています。

 それをほぼ100パーセント戻ってくるようにしたことと、当たっても安全だということ、それからここがかなり画期的なのですけど〈飛距離〉をコントロールできるのです。

 メールをくれた子は、わたしがヒントに出した「見えない空気の原子分子とブーメランがどのようにぶつかっているか」を研究しているそうです。
 わたしのプランにも〈ブーメランはなぜ戻るのか〉という教材があるのですけど、この子が自分でいろいろ研究して、それがまとまったら、私と一緒に研究をすすめたいと思っているところです。

 どんどんたのしくかしこく学ぶ子ども達が増えて来て幸せこの上ない日々です。〈手乗りブーメラン〉の授業を受けたい、あるいは企画したい方がいましたら遠慮なく連絡をください。みなさんも〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ ここをクリックするだけで全国の人気ブログに一票入り、いろんな人が目を通してくれる可能性がたかまります!

おいしい〈田芋パイ〉とおいしい〈シフォン・ケーキ〉とおいしくて簡単にできる〈せんべい〉

 中部のある学校で授業した時のこと、そこにかつての同僚の顔。その学校に子どもが通っていて、わたしが授業すると聞いて、嬉しくておいしい田芋パイを持って来たというのです。授業後、スタッフと味わうと、サクサクの生地と中のきめ細やかな田芋の味わいで、おいしいことおいしいこと。こんどお店が分かったら紹介します。


 もう一つ、その学校での授業を、たのしい教育研究所とやりとりをしながら企画し、成功させてくれたPTA役員のAさんから手作りのシフォン・ケーキをいただきました。
 とても丁寧な方で、準備の時のフットワークも軽く、授業に入りやすかったです。こういう方はいろいろな技を持っているのですね。お店で手に入れるシフォンケーキと一緒です。おいしいおいしい。
 一気になくなりました。


  食べ物といえば、最新のメルマガで紹介した〈簡単せんべい〉が好評です。
 たのしい教育CafeでA先生が紹介してくれました。

 とても簡単にできておいしいのです。
 しかもリーズナブル。
 これが出来上がりの状態です。
 パリンと割れるので、細かく食べやすくするのも簡単です。

 さて問題。
 何で作ったのでしょうか?

スーパーに行くと簡単に手に入ります。
予想してみてください。

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考え中

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考え中

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考え中

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これです。


  ギョウザの皮は30枚100円くらいで売っているので、1クラス分作っても格安ですみます。1日一回の「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げましょう!

 

ガリレオの落下の法則を幼稚園児もみんなたのしむ!/たのしい教育でたくさんの笑顔

 某月某日、〈名護市中央公民館 地域政策部〉の企画で名護市内のA小学校で授業をしていただけないかというお話が届きました。これまでいろいろな地域の教育と関わって来ましたが、市の中央公民館がいろいろな学校で魅力的な授業を企画するというのはあまり耳にしません。名護市の教育にかける基本的な姿勢に賛同し、スケジュールを調整して授業をさせていただく運びとなりました。
 実は、中央公民館の企画の授業も確か4-5回目くらいになるかと思います。
 どうしてこんなに足を運んでいるのか。
 わたし〈いっきゅう〉は名護市にとても大きな恩があるのです。新米の教師の頃、体育系の研究会で、先輩方にたくさんのことを教えていただいた恩です。いつか名護市だけでなく、北部から声が掛かったら、全力でスケジュールを調整して、あの時の恩返しをしよう、そう思っています。

 学校側が作って下さったカラフルな垂れ幕が目立ちます。

 授業は2校時に〈幼稚園児と1~3年生〉、3校時は〈4~6〉年生と分けて実施しました。この下の写真の右の一列が幼稚園の子ども達です。ガリレオの落下の法則をどんどん前のめりになりながら学んでくれました。

 授業の後半は、ガリレオの落下の法則でキーになった〈空気の粒としての存在〉です。その流れで研究所の開発教材〈手乗りブーメラン〉をたのしみました。
 これは高学年の子ども達です。

 ブーメランをとてもたのしんでくれました。研究所の開発した画期的ブーメラン〈手のりブーメラン〉を全員がとてもたのしんでくれました。

 校長先生教頭先生もフットワークが軽く、子ども達と一緒にたのしんでいました。
 名護市のこの小学校(本サイトの基本ルールで固有名詞は控えます)で二度目の授業になります。
 校長・教頭先生をはじめとして、いろいろな先生たちが子ども達の個性に応じてサポートしている姿に、毎回心うたれます。
 外から見ているだけなのですけど、実際に授業を期日を違えて三回持たせて頂いた中で感じていることですから、授業参観や説明を聞いて感じたことより信頼性が高いでしょう。
 わたしも特別支援の免許を持っていますが、もし学校で担当を任されたら、一度学びに行きたいくらいです。

 それからもう一つ、私が先日たまたまテレビのリバイバルで観てとても印象に残っていた〈名護市のある子ども〉がいます。それは、今はもう無い小学校での短いインタビューシーンでした。
 職員室で校長先生と〈名護というと、その子の顔を思い出すんですよ〉と話していたら、たまたまその場にいた先生が、そのテレビに写っていたその子でした。もちろん、収録は10年以上まえですから、しっかり大人になっています。
 うその様な本当の話。
 たまたまその場に居た5人の中に入ってただけでもすごく低い確率な上に、その時偶然に私が〈名護といえば…〉という話題を出す確率も低いでしょう。
 もしかすると目の前の先生方の名札が無意識に私の頭に入っていて、「◯◯といえば、あの時のテレビ」というように、意識の奥の方から、その話題が出た可能性もあります。
 そういう話が出せたのもフレンドリーな校長先生だったからです。そして一旦失礼して準備に行こうとしたのに、スタッフが玄関に入ってきて強引に連れ戻され、二度目の職員室だったこと。まだまだあります。

 けれどいういうことは、数々の動きの中で起こりうることです。
 そもそも、この素晴らしい星に誕生したところから計算すると、起こる全ての出来事が奇跡的な確率なのですね。
 ということで、奇跡的な出会いを記念してスタッフに写真を撮ってもらいました。お互い、いろんな人との出会いをたのしんでいきましょう!

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90%主義の教育を 完全を求めるとだめになる

 メールマガジンの発想法の章で表題の〈90%主義の教育を〉という板倉聖宣の話を紹介したところ大きな反響がありました。少しだけここにも紹介しておきたいと思います。
 わたしが強く影響を受けた発想法・哲学の1つです。

人間に完全を要求してはならない。

たとえば〈かけ算〉をおしえたからといって100題の計算問題全部正しく答えられることを要求してはならない。

 人聞には〈あやまち〉というものがあるものだ。〈気のゆるみ〉というものが許されてしかるべきだ。

 人聞が自由であり、機械や奴隷でないことは〈完全でなくてもよい〉ということを保証されているところに、もっとも典型的にあらわれているのではないかと、このごろつくづく思う。

 100題の計算問題のうち10題以上もまちがえるとしたら、それは彼が〈かけ算〉というものをよく知らないか、その時の肉体的精神的状態が健全でないということの証拠となるだろう。しかし1題や2題まちがえたところでどうだというのだ。それは人間の〈あまりに人間的なまちがい〉とはいえないだろうか。

板倉聖宣1966

 

 ある学校でとても熱心な図書館司書の先生とこういう話になったことがありました。もうすでに退職している頃でしょうか。
 わたしが大学で図書館司書の単位を収めてきたということでだったのか、図書館の担当をさせてもらっていて、司書の先生と話し合いをもつ機会もたくさんあった頃です。
 ある時の話し合いの中でその先生が
「学校の子ども達全員が定期的に図書館に本を借りに来てもらうためにはどうしたらよいだろうか」という話をしました。

 わたしは〈全員〉という言葉が気になってこう話しました。
「野球 命だ、とかいって学校が終わると一目散に部活に飛んでいく子もいていいと思うんですよ。もしかしたらその子はその日々のお陰で甲子園に出て一流の選手になっていくかもしれません。そういう子も全員〈とにかく図書館に来て本を借りて読むように〉という様にすると、そういった子ども達の夢を奪ってしまうことになるかもしれません。
 〈全員〉というのではなくて〈もっと多くの子が〉という様に目標を変えて、キャンペーン機関を実施するという様な方法ならアイディアがあります」

 その先生は深く納得してくれた事を覚えています。

 90%主義というのはそういうことです。
 四捨五入すれば85%もその範疇ですから、わたしは時々〈85%主義〉という様にいうこともあります。

 親も子も教師も完全ではありません。
 そしてその完全でない部分に新たな可能性が見つかるかもしれません。
 わたしの様によく忘れ物をする人間が、忘れ物対策の大発見をするかもしれないのです。忘れ物をしない人間はそもそもそういうことに困っていませんから、そこに知恵を働かせようと思うことも無いのです。

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