自由研究こそ本物の研究 ニュートンのゆりかご 続き ②

ニュートンのゆりかごの実験の予想メールありがとうございました。いろいろな方たちが頭を働かせているところがわかります。〈自由研究こそ本物の研究〉です。ぜひ自分でも挑戦してみてください。

 すでにUPする準備はできていたのに、書きたいことが山ほどあって、後手後手になってしまいました。問題はこれでしたね。

 3個の鉄球を引っ張って、止まった2個にぶつけると、鉄球の動きはどうなるか?

 研究所に来る先生たちからもいろいろな意見が出ていました。

・5個に一緒になって動いていく
・3個とまって、2個が弾かれる
・2個止まって、三個が弾かれる
などです。

 みなさんの予想はどうでしょう。

 このページから読む人は、まず①に戻って、予想を立ててみてください。たのしく賢くなりますよ。
 ⇨ こちら

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 やってみましょう。
 3個の鉄球を傾けて離します。

 するとこうなりました。

 2個の鉄球が残って3個が弾かれていきます。

 3個分の鉄球のエネルギーで、そのまま3個の鉄球が動いていくことになったわけです。
 エネルギー保存の法則でしっかり説明のつく現象ですけど、目の前で見ていると、とてもおもしろいですよ。

 では、4個の鉄球を1個の鉄球にぶつけるとどうなるでしょう?

 これは予想を立ててから、いつか自分で試してみてください。

 振り子ではなく、アルミサッシのレールや、あまったカーテンレールなどを利用してビー玉をぶつけてみるとどうでしょう? 振り子と同じように、2個なら2個、3個なら3個が飛んでいくのでしょうか?

 たのしい学びは確実に賢ささ笑顔ににつながります。みなさんの自由研究をたのしみにしています。
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ニラは頭に良いの? 科学的な根拠は知りませんがニラたっぷり卵焼きは絶品です。

「〈玉ねぎ、ニラ、ネギ〉それから〈魚の眼〉は頭にいいからたくさんたべなさい」と祖父が食事の時によく話していました。幸い私は今でもそれらが大好物です。そして今でも大学入試レベルの問題はまあまあのスピードで解くことができます。
 もちろん「賢くなるには〈たのしい教育〉が一番」です。ただ、胃腸によい食べ物とか、血流がよくなる食べ物とか、体が暖かくなる食べ物とかがあるわけですから、玉ねぎやニラなども何か作用があるかもしれません。

 玉ねぎやニラが頭によいのだという話の真偽は別にして、よく知られている話らしく、web上の質問箱に「頭が良くなる野菜って何ですか?」という問いがあってそのアンサーの中にも出てきます。

質問 頭が良くなる野菜って何ですか?

ベストアンサーに選ばれた回答

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aznk29さん 

2012/1/1118:04:15

1.よくかんで食べられるような野菜。
よくかんで食べることによって血流が増えます。
すると当然、頭の血流も増えます。
同じ野菜でも大きめに切ったものと摩り下ろしたものでは
噛む回数が違うので効果が違います。

2.頭の栄養になるブドウ糖になる野菜。
いも類などの炭水化物を多く含む野菜。

3.糖の代謝に使うビタミンBを多く含む野菜。
玉ねぎ、にんにく、にら、ねぎなど。

4.レシチンなどの有効成分を含む大豆など。

5.1と同じ理由で血流を増やす唐辛子など。
代謝アップ系のダイエットに効く野菜はほとんどこのタイプ

 さて、研究所を応援してくださる方に無農薬野菜を育てている方がいて、研究所にたっぷりのニラを持って来てくれました。研究所に学びに来る先生たちにぜひ食べて欲しいということでした。

 生き生きとした柔らかい美味しそうなニラです。

大きな箱にいっぱい敷き詰められています。

 ちょうど週末だったので、あっという間にたくさんの人たちの手に渡り、研究所にはふた束しか残っていません。

 二月の講座の打ち合わせもあり、六人で話し合いをしている時に、A先生がニラいっぱいの卵焼きを作ってくれました。これがすごい! 今まで見たニラ卵焼きの中で最高にニラが多い。そして最高に美味しかったです。

 みなさんも、これくらいたっぷりニラを入れて卵焼きを作ってみませんか。ほんと、美味しいですよ。

 いろいろな応援団の力を得て、ますます伸びゆくたのしい教育研究所です。

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自家製:簡易わたあめ機

 研究所に学びに来る若い先生の中に〈ものづくり〉の好きなT先生がいて〈簡易わたあめ機〉を作って子どもたちとたのしんでいる動画を見せてくれました。わたしも教師をしている時には20数台くらい作って、そうそう理科の大会などで販売したこともありましたからもっとたくさん作ってますね、とてもたのしんだツールです。

 T先生が作成したのがこれです。わたあめのたくさんの繊維が飛び回っているところも見えています。

 こんな感じで子どもたちと楽しんでいる様子。
 子どもたちはわいわいいいながら喜んでくれます。

 

webサイトを見るといろいろな方達が作り方をUPしていました。

 わたしは次第に改良して大工さんたちが使う〈電動ドライバー〉を利用したハイパワーのわたあめ機を作成しましたが、100均の材料で十分作成は可能です。一つ掲載しておきましょう。

 チャンスがあれば〈たのしい教育Cafe〉でT先生に紹介してもらいたいと思っています。おたのしみに。

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物事はいろいろ関わりあっているから丁寧に予想を立てながら実験していく

 たのしい教育メールマガジンの最新号の一章〈たのしい教育の発想法〉が「基礎基本と小さな実」という話です。タイトルから全体を予想することは難しいでしょう。その一部を紹介します。仮説実験授業研究会の板倉聖宣代表が20年くらい前に語った内容です。古くても全く色あせない内容だと思います。

 今から30~40年前〈リンゴ園が困っている〉という話が新聞に出ていました。
 農薬なんかで花粉を媒助してくれる虫がみんな死んじゃった。だから〈養蜂業者に来てもらってハチを放して花粉を媒助してもらってリンゴの実をならそう〉というキャンペーンが新聞なんかに出たんです。
 ところがそれから10年ぐらい経っと、今度はハチが片っ端から花粉を媒助してしまい、実の数を減らすのが大変だという話になりました。

 実の数を減らさないと大きい実ができませんから農家の人たちは困るんです。
 実の数を減らすのは人間が手作業でやります。
 そして実の数を減らすための労力の方は、花粉を媒助する労力よりもかかります。

 花粉媒助が大変だというのがあって、それを解決したと思ったら、その次には実の数を減らすのが大変だということになったわけです。
 Aが大変だと騒ぎ、Aのことを改善しようと思うと、今度はBが大変だということになったりして、またCが大変だと、Dが大変だとなる。

 世の中には〈Aさえ解決すればすべて万々歳〉という単純明快な人がいます。しかし「そうじゃないよ。いろんなことが解決すべきことがあるんだ。決して問題は簡単に解決つかないんだ」というお話を作ろうと考えています。

 

 この話は「〈基礎基本を精選して教えると良いのだ〉という考え方が確かなのかどうか」という教育上の重要なテーマに繋がった内容です。
 ちょっとした遊びや趣味の世界ならあまり心配はないかもしれませんが、〈教育〉という重大なものに関して間違った取り組みを進めると、たくさんの被害者が出て来ますから、簡単に考えることはできません。

 全く新しいものごとならしっかり予想を立てて実験する。大抵のものは過去に実験結果を求めることが可能ですから、一見違う状況のものでも、その中に似たような結果を見出すことができないか、そういう丁寧な取り組みの中で、たくさんの人たちの笑顔を育てていかなくてはいけません。

 その意味でも〈実践法〉と同じく〈発想法・哲学〉を重視していく必要があると思っています。実践力と哲学とを伴った人たちをゆっくり育てていきたいと思っています。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!