(画期的)RIDEスタースタンドがたのしすぎる

 2019年最初にRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )が開発した教材は「RIDEスタースタンド」です。
 大人気の講座〈宙たび〉仕様で作成しました。
 ※〈宙たび-3〉は募集人数300%に達し、締め切らせていただきました

 わたしが「こんなカンジで制作できると思うんですけど」と大まかな話をしたところ、ミエ先生がその話を活かして原型を創り、キミ先生、タヨ先生が加わってサッと20個くらい作ってくれました。

 これです、シンプルなフォルムが気に入っています。

 このスタンドはスマホで星空の写真を撮るときに大活躍してくれます。
 売られているスマホスタンドをいくつか仕入れて、仲間たちと星空の写真を撮って来たのですけど、手で支えなくてはいけなかったり、天頂あたりの角度は無理だったりと、どれも今ひとつでした。
 そこでいろいろ考えていて閃いたのがこの〈RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )式の星空撮影スタンド〉⇨「RIDEスタースタンド」です。曲がりやすい針金を利用しているので、角度を変えるのも簡単にできます。

 それで撮影した写真をご覧ください。
 一眼レフなどの専用のカメラではなく、どれもみんなスマホで撮ったものです。

 真ん中上側に〈オリオン座〉、その左下に大きく輝く〈シリウス〉が写っています。〈シリウス〉は全天にある太陽以外の恒星の中でもっとも光り輝く星です。

 星空撮影の本やサイトのはほとんどには「星の写真を撮るにはまず一眼レフのカメラとしっかりした三脚を準備してください」と書かれていますから、これが庭先にスマホを置いて撮った写真だとは想像できないのではないかもしれません。

 柔らか目の針金でシンプルに作ってあるので、星空の向きに簡単に角度を調整できます。

 ほぼ真上の写真も撮ることができます。
 これがそうです。

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )のメンバーで夜な夜な星の写真をとって画像を交換しながら「たのしすぎるね」と話し合っています。

 ジョイント部をもう少し改良して、明後日の〈宙たび-3〉の参加者にプレゼントする予定です。
 いろいろな方たちの笑顔に結びつく結果がはっきりしたら、さらに量産して、欲しい皆さんに実費でお分けしようという計画もあります、ご期待ください。

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〈今年こう決めた!〉ポスター完成/さっそくいろいろな願いが書き込まれています! 願い達成率約70パーセント

 たのしい教育研究所(RIDE)では一月に毎年恒例「今年、こう決めた!」の干支ポスターが掲げられます。R先生の筆で描かれる貴重な一枚です。

 去年の「今年、こう決めた!」のポスターはこれでした。

 年の終わりにはポスターに火をつけて原子分子に戻し宙へ舞いあげる儀式があります。

 メルマガで紹介した時の文章を引用しましょう。

 第三研究所に一年間掲げてあったワンちゃんのポスターを下ろして燃やして宙に解き放ちました。去年からの恒例です。
 寒い冬風の中、第一研究所の庭で、身体を温めてくれながらはればれとした気持ちで一年の願いたちが宙にのぼっていきました。

 最後の一点になるまでの姿をご覧ください。
 

 

 さて今年のポスターはこれ、また名作が誕生しました!

2019年亥年の人気ポスター

 

 さっそく研究所に来た方たちの願いが書き込まれています。
 これがどんどん増えていって、賑やかなたのしい教育研究所の活動に繋がっていきます。

 ちなみに、たのしい教育研究所(RIDE)の願いのポスターに書いた方たちの去年の達成率は68パーセントでした。
 約70パーセントの達成率ですから、かなり高いものがあると思います。
 たのしい教育に興味関心を持っている皆さんは誰でも書き込みできますから、お問い合わせください。

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板倉聖宣(元仮説実験授業研究会)が毎日新聞(1996年12月4日)に書いた記事から/たのしい教育メールマガジン

 たのしい教育メールマガジンの新年号に書いた「たのしい教育の発想・思想・哲学」の章の反響がいくつも届いています。
 新年スペシャルとして紹介しましょう。

 これは表紙の部分です。
 書きたいことがとてもたくさんあって、新年号だということも手伝って、あらかじめ書いてあった内容をかなり入れ替えて、いつもより時間をかけた号にいなりました。

 

3.たのしい教育の発想・思想・哲学

 

いっきゅう筆

「のみ」「だけ」「唯一」という種類の言葉は〈それこそが正しくて、それ以外は当てはまらない〉という意味を含んだ強い表現です。
 「お金で人は幸せになる」という言葉には〈友情〉や〈挑戦〉などいろいろな幸せも含まれる余地があります。しかし「お金のみで人は幸せになる」という言葉には、それ以外は考えられないことになります。
 つまり「のみ」「だけ」「唯一」という種類の言葉は〈真理〉の表現系でもあるのです。

 1996年、板倉聖宣がまだ元気な頃、毎日新聞紙面に〈「正義」でなく「真理」を〉と題して、近現代史の教育について書いています。
 ちなみに、以前の仮説実験授業研究会の大会では、いろいろな人たちがまとめた膨大なレポートや資料が出されていて、気になるものを一部ずつ取っていっても高さ20-30cmほどにはなる量でした。この資料もその中で入手した資料のひとつです。

 その中には「国家民族の違いを超えた人類史の立場に立った歴史教育だけが世界の平和を維持できる」という板倉聖宣の激しい思いを刻んだ言葉が出てきます。
 語ったものを誰かが文字起こししたのではなく本人が書いたものですから、強い意図から発したものであることは明らかです。
「政治やイデオロギーに利用されることなく、国家や民族による正義感などではなく、人類全体の立場に立った歴史教育だけが世界の平和に繋がるのだという」ことを力説している一文は、社会科という教科にとどまることなく、広くものごとを見ていく時に根幹となるものになると思います。

 その部分を少し紹介させていただきます。

 

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板倉聖宣
正義でなく真理を
近現代史の教育論争に思う
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後半部より

 日本の指導的な歴史家たちは、明治の学者たちと同じように、欧米の歴史を〈そのまま模倣すること〉に固執して間違えたのではないかと最近の私は考えています。

 ところが、東大の藤岡信勝さん達は最近「日本の子供たちに誇りを持たせる」などという政治的な教育目標を入れて、これまでの歴史教育をイデオロギッシュに攻撃する議論を展開し始めました。
 「自由主義史観」と称するその議論には、私自身の研究成果を受け継いだ部分も少なくなく、これまでの歴史教育を「自虐的」とする私的にも同意できる部分もあります。しかし司馬遼太郎さんの小説を引用して、日清・日露の戦争を全面的に肯定するなどとんでもないことです。
 日清・日露の戦争が当事者でもない韓国や中国の人々に大きな迷惑をかけた事は間違いないことではありませんか。
 これまでの日本の歴史教育に間違っている部分が少なくなかったからといって「愛国心」をもとに自国の利害だけで歴史を書こうというのは時代錯誤です。
 他の国々の歴史教育に愛国心による変更が認められるからといって、日本でも愛国的な歴史を書こうなどというのはなんと主体性のないことでしょう。そんな教育は平和を破壊するのに役立つだけです。

 「国家民族の違いを超えた人類史の立場に立った歴史教育」だけが世界の平和を維持できるのです。
 歴史教育にイデオロギーを持ち込めば、本当の歴史が見えなくなってしまいます。歴史教育はいかなる時代にも、いかなる政治にも屈することなく真理の教育に徹する様、訴えたいと思います。

板倉聖宣国立教育研究所名誉所員、板倉研究室長

 

発想法の章 おわり

 

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選択理論研究-たのしい教育研究所/いらはさんのレクチャーから

 たのしい教育Cafeのクリスマススペシャルでたのしい教育研究所(RIDE)の主任研究員いらはさんが「選択理論心理学」についての講義・レクチャーをしてくれました。RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )には研究員が何名もいますけど、主任研究員は数名しかいません。

 そのいらはさんはずいぶん以前から「選択理論」に目をつけて、その画期的なカウンセリングと教育への応用について学んで来た人物です。
 忙しい日々、県外に学びにいき、その成果をとても丁寧にまとめて話をしてくれました。
 選択理論についての講義自体、沖縄で初めてのことになるはずです。

 いらはさんの講義から少し紹介しましょう。
 選択理論はウィリアム・グラッサーが提唱した心理学です。

 

 日本でも選択理論の本がいくつか出版されています。
 この本は、以前いらはさんから紹介されて、私も読んだ本です。

 

 その効果は圧倒的です。
 その実績の一つ、カリフォルニアの女性刑務所でのデータがこれです。

 

もうひとつ、ロサンゼルスの精神病院で論理療法を実践したデータがこれです。
 選択理論を実践後に退院したのが何人だったか?

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これがその数字です。

 その数字が科学的な検証に耐えるものなのか?
〈対照実験〉的に、他の条件をほぼ同じにした対象と比較して、その数字が〈選択理論の効果〉を証明するものといえるのかについては、私が原点に当たっていないのでなんとも言えませんが、注目して調べてみる価値はかなり高いでしょう。

 ところで、その刑務所でグラッサー博士が入所者に問いかけたのはこの二つです。

 私いっきゅうは、20年近く前にいらはさんから〈選択理論〉を紹介してもらい、一緒に本を読みすすめながら学んでいました。「来月までにこの本を読んで、自分が学んだことを相手に伝えあおう」というスタイルの学び方です。

 ずいぶん久しぶりにいらはさんから選択理論の話を聞いて「自ら選択して生きる」という根幹の部分が、わたしのカウンセリングの中にも強く生きていることを感じました。

 いらはさんの今後の活躍がたのしみです。

 興味のある方は、書籍を直接手にしてみてはどうでしょうか。

人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論

 

グラッサー博士の選択理論―幸せな人間関係を築くために

 

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