ミックスされることで進化する

 前回の〈沖縄のミックス文化のすばらしさ〉の話を書きながら、師の板倉聖宣が語った話を思い出していました。
 板倉聖宣は歴史の中で物事の流れを読み解いていくことがとても得意です。実はもともと科学史の専門家なのです。

 古代原子論が広がっていくことについて、この様に話しています。

 普通に考えるよりも,日本人は外国から早く知識を入れています。
 例えば「古代原子論」です。
 古代の原子論は仏教を通じて日本に入って参りました。
「空」という概念です。

 古代ギリシャのものが,インドのものになり、それが仏教の世界に入って「空」の世界となった。
 古代インド人はギリシャ人よりもさらに「空」の概念が好きです。

 古代ギリシャ人は〈真空〉という概念だけであきらめましたけれども,古代インドの仏教哲学者たちは「〈空〉っていのはおもしろい。〈空〉というのは悟りがいがある」ということで,古代のお坊さんたちは空海なんて名前を付けたり,吾空という名前を付けたりしたのです。

 古代のインド人は,空という概念が好きだから,これを元に算用数字ができたんですね。
 「0」の記号ができた。
 仏教思想の空の概念と無の概念、そういうものを扱うようになった。
 世界の文化は行ったり来たりしているのです。

 古代の原子論も、近代になって入って来た,あるいは,せいぜい蘭学と一緒に来たという様な気がするけれども,古く、仏教とともに入っている。

 ちょっと,信じがたいくらいにいろんな文化は交流して来ているのです。

 世界史というのは最近に始まったことではなくてうんと古いのですね。
 それで,世界の文化は広がってきたんです。

1994年6月11日大阪

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エノコログサを食べる・コーラを作る/Dr.Stornから

 前回紹介したDr.Stornの反響が届いています。曰く「やばい、おもしろい」「おもしろすぎる」。
 中には強者(ツワモノ)がいて、プライムビデオですでに15話まで見てしまって、早く続きがみたいのだけど、どうしたらよいのですか、という話も来ています。
 最新話は一定の期間を置いてプライムビデオで視聴できるそうです。
 ちなみに私はNetflixも利用しているのですけど、そこでは14話までしか視聴できない時に、プライムVでは15話が視聴できましたから、プライムVの回転が早いのだと思います。

 さて、以前このサイトに「時間ができたらエノコログサ(ネコジャラシ)でおにぎりをつくってみたい」という話を書いた記憶があります。※記事は時々整理整頓しているので、もしかすると削してしまったかもしれません

 実はDr.Stornの第8話にエノコログサで麺をつくる場面が出て来ます。

 個人的にとても興味があるテーマです。

 ちょうど原作の漫画の画像がありますから引用しましょう。

 

 私もまだネコジャラシのタネの味をしたことがないので、ボソボソで不味いということは少しショックでしたけど、味付けによっては、十分いけるのではないかと思います。
 沖縄のポーポーという手料理にするとか。

 そういえばコーラの作り方についても書いてありました。
〈焦がしたハチミツ/カラメル〉と〈パクチー〉と〈ライム〉に〈炭酸水〉をまぜればできるのだというのも驚きました。

 おそるべし、Dr.Storn。
 ファンが増えて欲しいと思っています。

 

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授業後の乾杯&ぜんざいから新しい教育プログラムの構想

 サイエンス授業の後、スタッフで眺めのよい場所に行き、乾杯し、おつまみがわりに美味しいぜんざいを食べました。

 ぜんざいを注文したわたしたちに「かき氷をかけてよいですか?」と不安そうに尋ねていたのが印象的でした。
 県外の人たちが沖縄のぜんざいをたのんで「これは頼んでいません」と言われることもあるのでしょう。

 教師をしていた頃、JAXAのスタッフと一緒に授業をする機会も多かったのですけど、そこで知り合った何人かの人たちが「沖縄のぜんざいが冷たいことのにビックリした」という話をしていました。

 かき氷と温かいぜんざいをミックスしてできたのが沖縄のぜんざいです。

 こういう沖縄のチャンプルー文化(いろいろミックスしてしまう文化)というのは世界平和へのベクトルではないかという予想があります。
 遺伝子的にもミックスされていくことでお互いの民族が融合していくのでしょう。文化的にも宗教的にも融合していく歴史を研究したい気持ちが高まっています。
 1日が36時間欲しい秋の日々です。

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たのしい教育研究所(RIDE)の歴史-おきぎんふるさと助成金の冊子から

 たのしい教育研究所(RIDE)が正式にスタートしたのは2012年の春、数ヶ月間、沖縄県の審査を受けて非営利特定法人の認可を受けて正式な法人としての活動はその年の11月1日にスタートしました。
 先日「沖縄銀行」から〈ふるさと創生助成金〉の冊子が届き、その中にで編集担当の方が、RIDEの活動の様子をしっかりリサーチしてまとめてくれています。冊子は〈たのしい科学教育のプログラム作成〉が中心になっています、しかしそれだけでなくいろいろなものに普及していくことがわかります。
 歴史というのは10年くらい続いてから語るものだという気もするのですけど、7~8年経った今、RIDEの設立前から数年の動きをみていただくのは、とてもよい内容だと思います。

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