安野光雅さんのオススメの本から/算私語録 2021-02-24

 読者の方たちの中に〈安野光雅〉さんが好きな人が何人もいて、最近書いた記事の反響がいろいろ届いています。

 私よりずっと安野さんに影響を受けたらしいAさんから、長い便りが届きました。その中で紹介されていたのが〈算私語録〉です。

 私の愛読書の一つでもあります。

 明日発行のメールマガジンの〈発想法の章〉で紹介しようと思い、私がラインマークしたところを書き抜いているところです。
 興味のある方は読んでみませんか。

 朝日新聞社から文庫本としても出ています。

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オオゴマダラが届きました/たのしい教育の日々 2021-02-23

 最近〈オオゴマダラの足(脚)は進化の途中〉という記事をこのサイトに書いた翌日、熱心な読者の方からRIDEにオオゴマダラの実物が届きました。

 蝶園で命を終えたオオゴマダラたちとのことです。

 子ども達と観察していた時は、生きているオオゴマダラたちだったので、なかなかしっかり脚を確認することはできませんでしたけど、今回は丁寧にみることができます。

 拡大して撮影してみました。

 細かい毛がたくさんあって、退化した二本の足(脚)の跡を確認することはなかなかできません。

 時間をとって、たのしき顕微鏡でみてみようと思います。

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たのしい教育という言葉がなくなる日が早く来る様に/寒い日のあたたかく力ある仲間たち2021-02-22

 たのしい教育研究所ができたのは、人類が大切に残してきた科学・技術・文化・芸術をはじめとするものごとは本質的に〈たのしく伝える〉ことが可能であることを、ごく普通の教育の中で実現するためです。

 そのためには〈抜本的な意識の改革〉と〈たのしい教育の内容〉がセットですすめられていく必要があります。これまでの伝統を大事にしていくことが基本の、具体的には「靴下の色は白、デザインはワンポイントまでなら可」というルールを大事に残していくシステムの中ではなかなか変革ができません。

 今はやっと〈たのしい教育も可能そうだ〉という先生たちが広がりはじめた段階、大きな岩が少し動きはじめた段階です。
 大事に大事にその動きを大きくしていきたいと思っています。

 揺れ戻しもあるでしょう、でもそれは最小限でとどめて、着実に前に前にすすめていくつもりです。

 それは決して難しいものではないと実感しています。

 これは秋の講座に向けての、たのしい教育の中心メンバーのブラッシュアップミーティングの様子です。

 集まったメンバーからは
「この流れの前に、こういう流れはどうだろう」とか
「これはもっと時間かけようよ」という様なアイディアがどんどん出て来ます。

 これは簡単なことではありません、大抵は「まあこんなところでいいんじゃない」と妥協するのが普通だからです。
 少しでも少しでも前にということができるのは、「たのしさの方向に進んでいく」というスタイルを皆が共有しているからです。

 ブラッシュアップミーティングの後は講座の準備です。
 みんなで参加者にプレゼントする資料や教材をセットしています。

 春の講座はおかげさまで募集から一週間ほどで席がうまるほどの人気です。感染症対策では前回の秋の講座以上にいろいろな工夫を加えています。

 充実した講座にして、また一歩、たのしい教育を進めていきたいと考えています。 

そうやって時代が過ぎていくうちに「教育というものはたのしいものだ」というのが普通になって、たのしい教育という言葉が無くなっていく・・・

 それがたのしい教育研究所が理想としている姿です。

 その胎動の今この時は、たのしい教育研究所(RIDE)のメンバーにとって、たのしいもの以外の何ものでもありません。
 このサイトを読んでくれている皆さんも、その応援団の一人です。
 これからも応援よろしくお願いいたします。

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昆虫なのに4本足? 2021-02-21

 たのしい教育研究所(RIDE)に学びに来る先生たちに話したのが「昆虫は6本足?」というテーマです。

 教科書にも書かれていますしテストにも出るくらいですから皆〈体は3つに別れていて足は6本〉と皆答えてくれました。

 

 ところが4本足の昆虫もいるんです。

 沖縄にもいます。

 とても有名な昆虫です・・・

  大きな蝶として有名なオオゴマダラです。

 黄金のサナギでも有名ですね。

 

 オオゴマダラの仲間は〈タテハ蝶〉といって、足が4本なんです。

 二本の足は退化してしまいました。

 ちなみにタテハチョウの仲間〈フタオチョウ〉も足は4本です。

 退化したとはいえ、足の名残は残っているということで、昆虫の足は6本だということになっているのですけど、いずれ「4本足の昆虫もいる」という様になっていくことでしょう。

 こういう知識は、都合のわるいもではなく、生物の進化の過程を感動的に学ぶかっこうの材料になると思っています。

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