コロナ以前コロナ以後/スーパーバイズの中から-2021-02-08

 私いっきゅうは授業や講演以外にもカウンセリングやスーパーバイズ、コーディネートの依頼も受けています。それらの内容は〈教育〉に限定されず広くいろいろなものが含まれます。

  今年、知人を通して、ある食べ物屋さんからの相談がありました。

  相談の内容や、その解決策について書くことはできませんけど、相談に来た方が軽く呟いた言葉と私が伝えた内容については共有してもよいと思います。※このサイトは〈個人や固有の情報特定されることがない〉ことを基本に綴っています。今回の様なカウンセリングやスーパーバイズ系に関しては特にそれに配慮しています
 それはおそらくいろいろな人たちが考えていることかもしれないと思うからです。

 それは「いつになったらコロナ以前に戻るんでしょうね・・・」という嘆きを伴ったつぶやきでした。

 みなさんの予想はどうでしょう。

 一年後でしょうか

 二、三年かかるでしょうか

 それともワクチン摂取とともに急速にコロナ前に戻るのでしょうか

 あるいは10年くらいかかると思いますか?

 私は映画が大好きで、これまでかなりの数の作品を観ています。

 映画を見ると〈これは◯◯前に作られた作品だな〉とか〈◯◯後だな〉とハッキリわかることがあります。

 たとえば〈携帯電話〉の普及前なのか後なのかです。

 不審者に追いかけられて、特別な事情なく単に逃げ回っているシーンが続くとしたら、今の私たちは〈携帯電話で助けをよべばいいのに〉と思うでしょう。けれど、おおよそ30年以上前の作品では、それが成り立ちません。単に逃げ回る、スマホで助けを呼ばないというのはそれ以上前の作品だとわかります。

 インターネットの利用についても、そうです。

 今、新型コロナ感染症で騒ぎになっています。

 私の予想では、これが以前の様な世界に戻ることはありません。

 たとえば数年後、いろいろな映画を注意深く観ていると「これはコロナ前の映画だな」とか「これはコロナ後に撮られた映画だな」というのがわかるようにもなるでしょう。

 大人数の中ではマスクをしているのが普通の社会になるでしょう。

 今までの様に密な状況での大型のイベントは実施できなくなるでしょう。

 カラオケでみんなで大声をはりあげている様子はみられなくなるでしょう。

 食品業界も、コロナ以前の様な姿をイメージして今後の荒波がすぎるのを待つというではなく、コロナあるいはその他の感染症を想定した経営にシフトするのは必須です。

 ということで、可能な予算に応じた対策を一緒に考えていったのですけど、もしかすると先生たちの中にも、コロナ以前の授業形態に戻るという様に考えている人たちがいると思います。

 そういう想定ではなく、インフルエンザや新型コロナ、その他の感染症を減らしていくベクトルで授業を組み立てていくことは必然の流れです。

 次年度の教育計画もすすんでいることでしょう。

「どっちに転んでもシメタを探し出せ!」です、パンパンに膨らんだ学校行事や、いろいろな人たち招待状を出して開催するイベントや会議などを、ここで一気に整理統合するチャンスにもなるでしょう。

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アニメ「音楽」岩井澤健治監督作品 おすすめします/最新メルマガから

 最新号のメルマガの表紙をのせていませんでした、たのしみにしてくれている方たちがいるので、少し遅れたのですけど、UPします。

 440週間も遅延や欠番なく綴っていることになります。
 綴っている私としては感無量です。

 このサイトの皆さんが興味を持っていただいているものに「映画Plus」の章があって、「いっきゅう先生がとりあげたものをたくさんみています」という嬉しいたよりがいくつも届いています。

 今回は日本のアニメーション「音楽」という作品です、おすすめですよ。

 岩井澤健治監督が漫画原作の〈音楽〉という作品を映画化しようとコツコツ描き続け、7年以上かけてやっと完成させた作品です。
 倉庫番としてバイトしながら、必ず完成させると綴った絵は、すべて手描きです。

 主人公はこのおとこ、喧嘩上等の高校生です。

 ヒロインはこの娘、主人公 研二にほのかに想いを寄せています。

 いろいろなアニメ映画を観てきた人たちには「何、このカンタンな作画は」という感想を持つかもしれません。

 けれど、いったん人物による実写を撮って、その動きをなぞっていく「ロトスコープ」という手法で作り上げているので動きに違和感がありません、説得力があります。

 たくさんの人たちにみてもらいたい傑作です、おすすめします。

 不良と呼ばれているだろう少年たちが主人公ですから、自分の子と一緒にみるかどうかは、一度自分で観てから決めるとよいでしょう。

 いろいろな映画の紹介文には「楽器を触ったこともない不良学生たちが思いつきでバンドを組むところから始まる作品」とあります。

 私はすでに五回観ていて、この「思いつきで」というのは、主人公 研二に限っては〈違う〉と思っています。かれにはそれに至る説得力ある過去があって、それが描かれていないだけだと思うからです。

 観た方は感想を聞かせてもらえると嬉しいです。

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子ども達とたのしむ姿は明るい未来を想わせる

 たのしい教育に熱心に取り組んでいるA先生から、ダイナミックな写真が何枚も届きました。

 まずこれ、何だと思いますか?

 単なる色水ではありませんよ。

 予想してみてください。

 

 大量のスライムです。

 こうやって作っています。

 ちなみに、スライムの原料の一つ〈ホウ砂〉は、お医者さんたちが治療の時の殺菌に使うこともあるので、作った時期は感染症に対しても有効ではないかな。

 スライム時計というのはこれです。

 

 砂時計の砂のかわりにスライムが流れていきます。

 ここでは編集して見えない様にしてあるのですけど、映っていた子ども達の写真には、たくさんの笑顔がありました。

 もうすぐ年度の終わりです。

 たのしい想い出として、胸に刻まれたことでしょう。

 たのしく賢く笑顔になる授業、それをどんどん広めていきたいと思っています。

 興味のある皆さんは、お問い合わせください。

 

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教師は素晴らしい仕事/子ども達からのプレゼントは宝物

 コピーして配る必要があるノートや構想メモなどを綴る時は、濃い6Bの鉛筆とクレヨンを使うことが多いので、たのしい教育研究所(RIDE)の私の執筆室にはそれがたくさん置かれています。

 今日は細かい図形を描く必要があって、薄めというか普通の鉛筆が必要になったのですけど、見つかりません。

 教師をしている時に子ども達がくれた鉛筆があったことを思い出して、いろいろな子どもたちからもらったものを入れてあるプレゼント箱を開きました。

 透明の袋に何本かいれられた鉛筆があったので手に取ると、送ってくれた子が書いたメッセージがありました。


 随分前の学校で、Eさんからもらったものです。

 もらった時にもみているのですけど、10年以上経ってみると、また新鮮に映ります。

 いつかは使わなくてはと思っていたので袋をあけました。

 直球の言葉が綴られています。

 
 Eさんは、もうとっくに成人して、元気に暮らしていることでしょう。
 メッセージもありがとう、丁寧に使わせていただきます。

 それにしても、教師はは、素晴らしい仕事だと思います。
 先日、ある市の教育長さんの話を聞く機会があって、その時「よその県では教職離れがすすんでいて、そのうちに沖縄もそうなるのではないか」という話をしていました。〈よい教師の確保〉は教育行政にとってとても重要な課題ですから、心配も大きいものがあるでしょう。

 こんなにいい仕事なのに、それを目指す人たちが減っていくというのは、とても残念なことです。
 もちろんいろいろな職業に、それぞれの大きな喜びがあると思います。そういう中にあっても、教師という仕事はとてもおすすめです。
 人生をかける価値が十二分にあると思います。

 たくさんのたのしい教師を育てたいと思う今日この頃です。

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