予想を立てたら当たっても外れても賢くなる!/不思議の国のアリスの作者キャロルさんの問題

 最近はたのしい教育研究所(RIDE)のみんなで、いろんなパズルにのめりこんでたのしんでいます。
 その中で私が正解して、いっきゅう先生が間違った科学の問題がありました。

 間違ったいっきゅう先生が、とても関心して「これは勉強になった!」と言っていたので、それを紹介します。

「不思議の国のアリス」の作者ルイス・キャロルさんの科学パズルです。

 Q:滑車の一方にオモリがぶら下がって、反対側にお猿さんがぶら下がっています。
 お猿さんとオモリはまったく同じ重さで釣り合っています。
 この時お猿さんがロープをよじ登っていくとすると、左側のオモリはどうなると思いますか? ※滑車の摩擦は無いものとして考えてください!

皆さんも一緒に考えてみましょう!!

 予想
 ア.オモリも上がっていく
 イ.オモリは同じ高さのまま
 ウ.オモリは下がっていく
 エ.その他

 どうしてそう思いましたか?

 

 余談になりますけど、キャロルさんが同僚の教授たちに答えを求めたところ
「全員がことなる答えだった」そうです。
 たのしい教育研究所(RIDE)でも全員が違う答えでした、おもしろいですね。
何とあのロイドさんも難問だと感じたようです。

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予想を立ててからね

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予想を立ててからね

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予想を立ててからね

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👇実験すると
 お猿さんと重りは常に同じ高さになり、両者は釣り合う!!
 そうです。

どうでしたか?
予想が外れても、とってもおもしろいですよね!

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人生で出会う問題を解決する力をつけるのが教育の本来の目標

 ある時、私のスーパーバイズを受けた先生から「〈生きる力〉が身につきました、ありがとうございます」といわれたことがあります。指導要領にうたわれた言葉をいっているのかなと思ったのですけど、その後〈とにかく自分で問題を解決していこうというスタイル〉そして〈何とか解決に近づいていく自力〉を意味しているのだとわかりました。

 その後も何度かその先生の姿を見るのだけど、いい先生だなぁ、と感じるので、すてきな教師人生を過ごしているのだと思います。

 ところで〈生きる力〉というのは指導要領のキャッチフレーズ的なものなので、本来の意図を見誤ることがあります。

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )が生きる力という時には「自分の周りに起こる、自分が感じた問題や課題を、自分の力で解決して前に進んでいく力」をイメージしています。もちろん文科省としても、そのイメージに異議はないでしょう。

 子どもたちに限らず人間は〈自分では解決できない〉と感じ続けると、人間関係そのものから離れていこうとします。
 それが例えば不登校や引きこもりが起こるかなりのファクターになっていると思います。

 たのしい教育が目指すのは、自分で問題を解決していく、わくわくする様なたのしさを体感してもらうことです。
 子ども達だけでなく、それを感じていく教師が教育現場に増えていくことは、教育の明るい未来でしょう。

 コロナコロナで自粛の社会の中にあっても、元気にたのしく活動するRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )です、みなさんの応援が推進力です。

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父親の影響で動物が大好きになったエリック・カール byひな

 エリック・カールさんの〈4回目〉になります。時々いく本屋さんにもカールさんのコーナーがありました。たくさんの人たちがカールさんの作品に影響をうけたに違いありません、その一人が私です。

 今回は子ども達も私も大好きな、音の出る絵本「だんまりこおろぎ」を紹介したいと思います。

 手元にあるその絵本は何百回も開いたからでしょう、もうすでに音はでないのですけど、その価値は衰えません。

 今はその時の半分くらいの大きさの絵本になっているのですけど、もし本屋さんにいく機会がありましたら、ぜひ音を聞いてみてください。

 

   前回のインタビューの続きにこういう内容があります。

質問
あなたの本には、どうしてあんなに小動物が出てくるのですか?

 

カール
小さな生きものたちがすきだからでしょう。私の父は小さな生きのたちの中に美しさをみつけだす人でした。私は、父からそれを学んだのです。

カールさんが、幼い頃(ドイツにいたころ)のことを書いた文章もありました。

アリやカブトムシやイモリやケムシに対するこの愛情と好奇心を、私の心に芽生えさせたのは父である。父は私を野原や森につれていき、石や枯れ葉をもちあげて虫を探して歩きながら、見つけた小さな虫たちの、ときにはかなり風変わりな生活について話してくれた。そのあと必ず、父は虫たちを注意深くもとの場所にもとし、石や枯葉でおおった。・・・

 


 カールさんが動物たちが好きなのはお父さんの影響が大きかったんですね。

 では少しもどって、絵本「だんまりこおろぎ」の紹介です。

 これは「だんまりこおろぎ」の絵を前にしているカールさんの写真です。

 

 ぽかぽかあたたかいある日、こおろぎぼうやが生まれます。

 大きなこおろぎが羽をこすって「コロコロ リリリ・・・元気に生まれておめでとう」とあいさつしてくれます。

 こおろぎぼうやも、あいさつしたくて羽をこし・こし・こし・・でも音が出ません。

 その後もばったやかまきりなど次々にいろんな虫たちがあいさつしてくれるので、こおろぎぼうやも羽をこすってあいさつしようとしますがやっぱり音が出ません。
 しんとだまって、うすみどりの 蛾が、夜の空を通り過ぎました。こおろぎは、しんみりだまっているのもいいものだなと思いました。
 その蛾がひらひらおともなくとおりすぎたあと、こおろぎは なかまのおんなのこを見つけました。

 こおろぎはそのこにあいさつしようともう一度はねをこすると・・・

 ラストのページをひらくと、コオロギの鳴き声が聞こえてくるのです。
 初めてこの本を読んだ時、自分がとても感動して絵本まつりには必ず子供達とたのしんだ絵本です。

 今は音の出る絵本、動く絵本、飛び出す絵本、立体絵本、3D絵本、仕掛け絵本、パズル絵本、布の絵本…、本当に様々な絵本ががたくさんありますが、初めてこの本を買った頃は、あまりなかったのでとてもワクワクしながら紹介していたのを思い出しました。

 文中に、蛾がしんとだまってとおりすぎるのをみて、しんみりだまっているのもいいもんだなと思いますよね。そのあと、とても静かな仲間のおんなのこをみつけていくところ、こおろぎのことを知っているからこの流れにしたのかなと思いました。
それから、こおろぎの呼び方が「こおろぎぼうや」から「こおろぎ」にかわっていきます。
カールさんの原書がそのような文章なのか、訳のくどうなおこさんの感性なのかわかりませんが、なるほど〜と思いました。

 さっきの写真の下に「〈だんまりこおろぎ〉は愛についての本です」というカールさんの言葉が記されています。
 とてもとてもすてきな言葉だなと思います。

 子ども達そして子どもの様な大人たちにたくさんのプレゼントを残してくれたエリック・カールさん。
 いっきゅう先生が「ピカソという偉大な芸術家がいるけれど、その顔を見ると、そばに寄れない感じがするんです。でもカールさんの顔を見ていると、すぐそばに行きたくなります。
 きっと〈子どもが大好き〉で〈子ども達の笑顔〉がみたくて仕事をしている人は、そういう顔になるんだろうなぁ」
 という話をしていました。
 そういえば、たのしい教育研究所(RIDE)に来る先生たちの顔は、近づきたくなる様な顔をしています。

 エリック・カールさんの記事はひとまず、今回までということで、また、機会がありましたら書こうと思います、おたのしみに。
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美味しい野菜で元気に活動するRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )です

「いっきゅう先生、おいしいニラができました、もっていきます!
 研究所にいなかったら、ウェルカム・スペースに置いておきますね」
という嬉しい連絡が入りました。

もちろん、時間を確保して待っていると、玄関のチャイムを鳴らして、いつもの元気な笑顔のAさん(左)が、箱いっぱいのおいしいニラをもって立っていました。

  Aさんが育てる野菜は、みずみずしくて柔らかく、このニラもふんわりとしていました。

 さっそく ひな先生がニラたっぷりのヒラヤーチーにしてくれました。ヒラヤーチーというのは沖縄のソウルフード的な料理です。

 美味しいものを食べると元気がでます。
 いろいろな人たちの応援を受けて、元気に活動するRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )です。

 研究所発行の〈たより〉も第二号になりました。
 電子出版で〈たのしい教育プラン-感染症に負けないぞ!〉の発刊作業も進んでいます、あとしばらくお待ちください。

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